肉腫発覚!経緯まとめ②
おさらい
2022年8月 右大腿部にしこりを見つける
2024年1月 近所のMRIがある整形外科へ
2024年2月 大学病院へ & 生検手術
2024年3月 PET検査 & 切除手術
▼PET検査3/5(火)
大学病院近くのがん検査専門のクリニックを受診。
3時間〜4時間はかかりました。
微量の放射性物質を注射されて
体内に行き渡るまで1時間ぐらい待ってから
CTのような筒状の中に入り10分〜20分撮影されます。(撮影は2回)
閉所恐怖症気味でMRIはかなりしんどいタイプだけど、これはわりと大丈夫でした。
ただ足の先から手先まで動かすなと言われてたのが結構しんどかったです。
▼外来受診3/7(木)
予約の30分ぐらい前に呼ばれる。早すぎる。
生検手術傷口の抜糸
転移はなかったと教えてもらう
入院、手術の予定日が
先週聞いた日付より若干早まっていた。
一刻も早くがんを取り除こうとしてくれていることをひしひしと感じる。
最善を尽くそうとしている医師の前で
「手術前に鎌倉行きたい」と駄々をこねそうに
なったことがすごく恥ずかしいのと申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
すぐに診察終了
▼入院3/12(火)
夕方に主治医による説明があった。
・生検手術の結果おそらく低悪性線維粘液肉腫と言われる
・腫瘍とその周りの筋肉を取り除く
・大腿直筋という筋肉を失う
・日常生活に支障がある障害はほぼ残らない
・傷口は20cmぐらいになる
・その他必要なこと諸々
以下↓先生に質問したことの一部
初診から悪性だと確信されてませんでした?
→悪性を沢山診ている経験から
取り出した腫瘍はどうなりますか?
→病理検査
再発・転移について
→再発するとしても10年後とかが多い
完治の定義について
→現時点でガンを取り除けるかどうか
再発・転移の可能性は考慮しない
抗がん剤治療はする?
→このがんは外科的手術がもっとも効果的な治療法。今回はなし。
尿管カテーテルに怯えてる。
→必ず必要。そんなこと気にしなくてもいい
看護師さんがうまくやってくれるから安心して。
▼切除手術3/13(火)
朝1番の手術だったのが2番目になってしまったと言われる。
よかった。浣腸されるところだった。
手術が無事終わって
気づいたら病室にいました。
▼手術〜退院まで
手術当日は麻酔が効いており全く痛みを感じず、吐き気も無く元気でした。夕食も完食。
翌日朝、研修医の先生達が来て無理矢理歩かされる。(トイレに自力で行けれるかなどの確認のためだったと思う)
3日目まではトイレに行くことを諦めようかなと思うくらいには痛かった。咄嗟にナースコールを押したくなるぐらいの発作的な痛みも度々起こる。足を持ち上げる&前後に動かす動作が出来ずベッドに足を上げるのでさえ一苦労。
術後翌日〜1週間は動くたびに痛みが走っていましたが、1週間後に切除部分からの出血を吸収する装置を外してもらい、だいぶ楽になる。
右足は不自由なものの日に日に可動域が増えていくのは面白かったです。痛みもどんどん引いて行きました。
途中、双極性障害の鬱っぽい波がきて
かなり精神的にキツくなりました。
不安に思ってる事を誰かに話したくなり
がん患者向けの緩和ケアをお願いしました。
(色んなところにチラシが貼ってあったので)
すぐに研修医の先生が駆けつけてくれて緩和ケアについてと私の話を聞いてくれました。
(本当に心が軽くなりました。ありがとう先生)
翌日、がん相談センターの方が病室に来てくれて費用の事や私の今後の生活について、また
私の住んでいる市町村のサービスまで調べてきてくれていて未来の不安はだいぶ解消されました。
主治医の先生も別日に来てくれて
がんのことについて沢山の質問に答えていただきました。
2週間後
患部に貼られていた防水テープを剥がされ
お風呂に浸かってもいいと言われ
翌日退院しました。
まだゆっくりとしか歩けなかったので
帰り道はすごく大変でした。
▼まとめなど
私の場合、がんの検査は手術から5年までは半年に1回
それ以降は1年に1回になるそうです。
今回記事にしている肉腫の恐ろしいところは、
痛みがない事が多いので自分では気付きにくいところ。私は太ももでしたが、おしりや背中など身体中いたるところにできます。
社会人になってからは、ずっと肥満体型だったので、鬱で痩せなければまず気付かなかったと思います。
また、気付いても痛みがないので放置する人が多く最初は数センチのしこりでも放置し急激に大きくなったり、痛みを感じてはじめて受診するパターンもあるのだとか。
皆さんもしこりは放置厳禁で🚫
手術について
今回受けた手術は腫瘍+その周囲2〜3cmの筋肉ごとごっそり取り除く手術でした。
(腫瘍の周囲2〜3cmも取るのはがん細胞が湿潤している可能性があるため)
傷口は太ももから腰付近まであって縦に24cm
骨や神経に遠い部位の腫瘍だったためシンプルに筋肉を失うだけで済んだようです。
日常生活に支障がでるような障害もないです。
先生にも腫瘍が出来た場所については運がいいと言われましたが本当にそうだなとしみじみ。
麻酔は全身麻酔+硬膜外麻酔で挑みました。
硬膜外麻酔はするかしないか選べれましたが
しといて良かったと思ってます。
▼最後に
読みにくい文章にも関わらず
ここまで読んでいただきありがとうございました。
私にとって20代までは針の山を裸足で歩かされてるような本当に苦しい日々でしたが、30代になって色々と解放され、やっと自分の思い通りの人生を歩めるぞ!頑張ろう!と前向きに思った矢先のがんの発見でした。
がんが見つかったことはショックだし不幸なことには変わりはないけれど、幸い元の生活に戻れました。
死があまりにも遠くて辛かったのに
意外と側にいたのは本当にびっくり。
先生達が繋いでくれた命!!
双極の波に攫われないよう
なんとか藁を掴みながらでも生きていけたらいいな!!と思ってます。
おわり
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