ブラック企業から抜けたいのに抜けられないのはあなたが優しいから

おふとぅんです。

人手不足と言われることが口癖のようになっている昨今ですが、お仕事頑張ってますか‥?
どこもかしくも人手不足だとか言ってますが、大手なり日経225に構成される様な超大手には黙ってても学生が来ますからそのあたりにいらっしゃる方はさほど気にされないのでしょうが‥
(超大手なりの悩みなどはあるのでしょうね。)

前置き長くなりましたが、今回ブラック企業に勤めている方々がなんで辞めないのかという事を、体質改善する前の家電量販店に10年勤めてそのあと転職、その先がブラック企業だったおふとぅんなりの見解でお話します。

ブラック企業は一人がアホみたいな量の仕事をしているから辞められない


ブラック企業はアホみたいな仕事量を、これまたアホな上司がバカみたいに振り分けてきます。
Aという仕事をしているのに、B、C‥と降ってきてかけもちしているのに配慮しない納期。
これは、人が足りないから今いる人員に振り分けるしかないという「仕方ない」と思わせる為の常套手段です。

プラスして「会社のため」「成長するため」等とそれっぽいことを言ってきます

そういうことの繰り返しをして、結局複数の仕事をみんながやるので「一人がいなくなると回らなくなる」なんて事態に発展します。その後は「いなくなったやつが担当していた仕事を残っている人間で再振り分けをする」に帰結します。

ここが抜けられない沼ポイントです。
昔から日本は親や学校の教えで「人に迷惑をかける事ないように」と教えられます。
辞めちゃうと周囲のメンバーに迷惑がかかるから、辞めることは出来ないと思ってしまうようになります。
自分も入社後しばらくはこの沼にずぶずぶでした。


収入が安定して入るから(少ないけど)辞められない


ネットやTwitterとかでは「手取り14万円」など低収入でマジ大変であると訴えている方々おりますよね。

じゃあ、手取り増えるところへ転職しろよ、とか、資格持って自身の評価上げるとかすればいいだろ等の対策をお話される方もいますよね。
まったくもってごもっともなんですが、経験者的には「その時間を作ることができない」んですよね。

だって時間ができるようなら仕事が降ってくるんだもん

つまり、賃金を上げるための対策が出来なくて一向に上げることができないわけですね。

しかしながら、「一定の収入がある」というのはかなりの安心感があります。

仕事辞めて、果たして転職できるのか?
転職出来なかったらどうしよう‥

それなら毎月一定の給与が振り込まれる安心感取りたくなるもんです。

自分は「優しすぎた」


アホみたいに降ってくる仕事は周囲のメンバーに迷惑をかける可能性があり、転職したくても安定して給与が入る安心感が強くて、転職失敗したときのデメリットをかき消しちゃう。

そんな状況で「なぜ自分は抜け出せたのか」
いくつか原因があります。


  • 上司がめちゃめちゃ嫌いだった

  • 体調の変化に気づけた

  • 辞めても稼ぐ方法を見つけられた

  • 会社を第一に考え過ぎてた


主な理由は上記ですがやはり、会社を第一に考え過ぎてたところに気づけたのが大きいと思います。

辞めるとみんなに迷惑かかるし、大きめな仕事を任せてもらってるから、抜けたら大なり小なり会社には影響出るだろうな、と思っていたんです。

なのでこの辺りのことを第三者の友人に相談した所

「それはない。そういうリスク管理は古今東西どんな会社でもやってる。それで傾く会社は結局そこまでの会社だから、それに巻き込まれたいなら続けたら?」

友人個人の意見だけども、妙に納得したのと同時に辞める決心がついたのはこのときでした。

会社と心中してもいい、と言われるような会社や上司がいるわけでもなくて、であれば自分の体や将来を優先して考えるべきであると至ったわけです。


上司や社長には残って欲しいみたいなことを言われましたし、なんなら給与上げるからとか、色々言われましたけど、全部無視して辞めてやりました。

同僚には悪いことをしたのかもしれませんが

「全ては自分のため」

辞めたとき、「何故ここまでこの会社にしがみついていたんだろう」と不思議に思ったのと同時に、自分が如何に会社に優し過ぎたのか痛感しました。

決断すべき時は決断すること


改めて、ブラック企業から抜けたいのに抜けられないのは、所属している会社への優しさがあなたにありすぎるせいです。

優先すべきは自分の人生です。

他人が困るからと自分が犠牲になる必要なんて、これっぽっちもありません。

ブラック企業から抜け出すには優しさは必要ありません。

ダンコたる決意だけです!


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