持田あき作品と私
#好きな漫画家 を見かけたので、書いてみようと思います。
私はりぼんっ子でした。 小学生の間はずっと本誌を買っていて、中学生以降も知っている漫画家さんの作品を本屋で見かけて買っていました。
その中でも現在まで読み続けているのは持田あき先生の作品です。 りぼん本誌を読んでいた頃は「ルーズリーフ」「真夜中にKiss」など… 正直当時はそこまで圧倒的に好きだとは思っていませんでした。 登場する女の子がおしゃれで可愛いなあとは思っていました。
ですが、気がついてみると今も持田先生の単行本がたくさん家にあります。 さすがに全部を網羅しているわけではありませんが…… (初期の作品など)
最近はクッキーやフィールヤングといった、大人の女性向け雑誌で活躍されていますね。 それもあってか、りぼんの頃の作品より"現代社会で生きる女の子(女性)"を描いている印象が強いです。 「初めて恋をした日に読む話」や短編集の「スイートソロウ」が思い浮かびます。
小さい頃から読んでいた私からすると、「なんか一緒に大人になった気がする」「大人になった私にも寄り添ってくれる」という感覚になります。
一番好きな作品は? と聞かれたら、「おもいで金平糖」と答えますね。1巻の発売が2012年なので、約9年来のファンです。
"タイムスリップできる金平糖"というファンタジーな設定がありながら、登場人物の心情や人間関係が繊細です。 1話完結でどの話も切なくて泣けるのですが、私は特にサブタイトルが秀逸で好きです。 挙げたらキリがなくて全話紹介してしまいそうです。 (長くなるので割愛) 一番好きな話は3巻の「不良少女」です。 この話の感想だけで一つ書きたい。
大ヒット作となった「初めて恋をした日に読む話」をはじめ連載が複数あり、よく締切に追われている印象のある持田先生。 本当に多忙でいらっしゃると思うので、お身体には気をつけていただきたいと思う日々です……
長期連載ものも好きなのですが、個人的に一話完結の連作や、短編集がとても好きです。 何年でも待っているので、また描いていただきたいな……