【毎週月曜日更新】気になるブランドがあれば、展示会に行ってみよう。
ファッション業界では、だいたい実際にお店に商品として並ぶ半年前、10月に次の年の春夏もの、3月に秋冬ものを展示会やショーというかたちで発表されることが多いです。
仕入れを担当してる「バイヤー」という仕事のひとが、いろんな展示会をみて、半年後にお店にどういう商品をならべて、どういう提案をするのかを考えるのがこの時期です。
私もこの時期はお店で取り扱いたいと思ってるブランドや、お世話になっているブランドの新作を見に、ほとんど毎日展示会をまわっているのですが、「展示会」という仰々しい響きのせいか、一般のかたが来られるということがなかなかありません。
多くのブランドは、展示会のなかで「フレンズデー」という、一般のかたに服を見てもらうための日をもうけています。
それも、「デザイナーのひとの友達とか、知り合いだけ」というイメージをもつひとが多いのかもしれないですが、どなたでも入ることができますし、入場料などもありません。無理やり買わされたりすることも、もちろんありませんよ。
普段、気になるブランドを見つけたりしたら、ネットで調べたり、取り扱われているセレクトショップなどに見に行くことが多いと思いますが、セレクトショップに並んでいるものは、やはりセレクトされていたり、すでに売れてしまっていたりしているので、ほんの少ししか見れないことが多いです。
ネットで調べればコレクションの画像やウェブショップなどは見ることはできますが、手ざわりをたしかめたり、着てみたりすることはやはりできません。
きっとわざわざお店まで見に行ったりしたのになかった、とがっかりしたことのあるひとも多いと思います。
その点、展示会では基本的に新作がすべて展示されていますし、試着することもできます。
半年後に服が商品として完成したら、お家まで届けてもらえるようにお願いすることもできます。
ふだんブランドのほうは「コレクション」という単位で服をつくっていることが多いので、やっぱり全部の服がある中でみたほうが、そのブランドの魅力や考えを知ることができますし、おもしろいんじゃないかなぁと思います。
また、展示会の一番いいところはデザイナーのかたとお話できることです。
その服をつくったひとと直接話せる機会というのはなかなかないと思いますし、デザイナーのかたの人柄や思いを知ることができれば、普段何気なく買っていた服にも愛着がわきます。
なにより、デザイナーのかたたちだって「お客さんと話したい」といつも思ってるものですよ。
今週もまだまだ、展示会がたくさんあります。
私もお邪魔したいと思ってる展示会をいくつかのせておきます。
「apato.」 2016 AW COLLECTION EXHIBITION
「kaiki 」2016 AW COLLECTION EXHIBITION
「POTTENBURN TOHKII」 2016 AW COLLECTION EXHIBITION
「3tsui」 2016 AW COLLECTION EXHIBITION
気になるブランドがあれば、展示会に行ってみよう。