牧野伊三夫 展 05 / 山野アンダーソン陽子 展 00.5 / KIGIと百草 02.5 / 吉田ユニ 展 00.5
2022.04.16
長い一日とはあるもので。それは時間の事ではなく、密度といいますか。
牧野伊三夫 展 05
本日は「牧野伊三夫展」のトークイベント。朝からスタッフと共に準備を万端にしていた、はずだった。
牧野さんの隣に座って、スライド用のパソコンをいじりながら、開始から一時間たっても予定の1/4も進んでいない事に「さてと、これは…」と、まだまだ喋り足りなそうな牧野さんのお顔を下から覗き込んでいる時、insta liveを担当していたスタッフKが、スマホを構えたまま、どんどん後退りして小さくなって行くのが目に入った。
おいおい、ひきで撮るには後ろに下がりすぎでは?と、暫く様子を伺っていると、にわかにスタッフ陣の動きが慌ただしくなっている。
あー、これ、ぜーーーったい何か起きてるなぁ。しかも、とても良くなさそうな事が….。
放っておけなくなり、スライド送り作業が止まったタイミングで、席を離れスタッフのもとに。
どうやら、instaのアカウントが急にロックされたらしく強制的にliveが終了したとのこと。しかもあらゆる方法を試しても、再ログインができない。
これはどうやら暫く回復は望めないかもしれない…
焦る気持ちに「こういう時は落ち着いて」と言い聞かせ
①只今大幅に遅れておりますタイムスケジュールをいかに止めずに進行するか
②liveを見ていたお客様にどうお知らせするか
③この先、insta上でゲスト出演する予定の戸高さんとのセッションをどうするか?
④柳家小春さんの演奏を楽しみに、遠い地からスマホの前で待機していた方々に対してどうするか?
脳内高速フル回転、始動。
ひとまず後々アーカイブ配信ができるよう、動画撮影に切り替え。スライド席に戻って牧野さんに事情を説明。一旦トイレ休憩にしてもらい、スケジュールの進行順を変更。時間を稼いでる間にliveゲスト出演の戸高さんに連絡、他の方法で繋げないか模索。配信を見ていたお客様には(見てくれるか分からないけど一部の望みを持って)twitterで状況報告。
それにしても、そんなバタバタした最中、小春さんの演奏は素晴らしく、途中歌おうと思っていた演目をド忘れしてしまうというアクシデントもなんとも可愛らしく笑いに変え、一気にファンになってしまう。
演奏に聞き入って隣で目を閉じている牧野さんにつられて、思わず自分も目を瞑ってしまいそうになるが….いかん!目を開けるんだ!
足音を立てないように小走りに会場を往復しながら、スタッフやAD富田さんとの連携、お客様の温かい視線に見守られ、何とか山を乗り越えた。(…事になるのかどうかは分からないが…)
因みにトークは予定時間を大幅に超え4時間にも及ぶものになった😳
皆さんが楽しんでくれたなら良いのだけど。
ご視聴の皆様、大変ご迷惑をお掛けしました…
途中からになりますが、後日OFS instaにてアーカイブ配信行います。
(その後無事にinstaは復活いたしました)
配信系、毎回ドキドキいたします。
山野アンダーソン陽子 展 00.5. (詳細は未定)
じつはこのトークの日、午前中には12月にOFSgalleryで展示をお願いする山野アンダーソン陽子さんが、会場の視察に来てくれた。
山野さんはスウェーデン住まいなので、これまではzoomかメールでしかやり取りしてなかったから、リアルにお会いするのははじめまして。
今日から始まるundecoratedでの展示の為に日本に来ていて、オープン前にお店にも寄ってくれたのだ。
話したい事は山ほどあったけど、トーク前の準備で落ち着いて充分に話せなかったので、トーク終了後、undecoratedへ駆けつける。トークがかなり長引いたので、在廊時間ギリギリの滑り込み。
私がついた頃には、納品した作品がほぼ売れてしまっていて、残っていたのは僅かだったけど、その作品達の佇まいに惚れ惚れ。
先程までのバタバタした心を透き通るガラス達を見て浄化。
私がいる間も、在廊目当てのお客様が続々いらしてて、浄化されすぎて頭が真っ白になった私はあまり深い話はせずに、すぃ〜っと帰ってきてしまった。でも作品が見れて良かった!12月が楽しみ!
あ、山野さんと写真撮ってくれば良かった、と店を出てから思い立ち、外から盗撮。
山野さんがスウェーデン帰って落ち着いたら、改めて会場視察のフィードバックと、展示の方向性を詰めることに。
KIGIと百草 02.5 into the field
KIGIのオフィスに着くと、誰もいないかなと思っていたのに鍵が開いている。
中に入ると良重さんが1人、セッセと作業をしている。
牧野さんとのトークの後に、オフィスに戻ってずっと作業していたらしい。開催の迫る、ギャルリ百草での展示作業。
私も同じく百草用に縫っていた布に手直しが必要で、ミシンをいじり出すと、どこからともなく
まぁ、可愛くて作業が進まないよね。(ミーはKIGIの主です)
吉田ユニ展 THE MOMENT 00.5
そしてこの日は、5月連休あけ、次回OFS galleryで開催する吉田ユニさんの展示、「THE MOMENT」のチラシ入稿&WEBリリース日でもあり。
チラシは午後イチで入稿していたのだけど、山野さんの展示を見た後、KIGIオフィスでミーと残務処理をしていると、OFSスタッフから電話が。これまたトラブルの予感〜。が的中で、チラシ入稿に問題があったらしく、緊急の対応が必要に。
今日は土曜日でオフィスにいない、入稿担当してくれたデザイナーを電話で叩き起こし(昨日の夜殆ど寝ずに作業していて、ベットに倒れ込んでいたらしい)、修正&再入稿作業の緊急依頼。
悪いことしちゃったけど、間一髪まにあった。
無事に入稿もリリースも完了し、早くお披露目したいと思っていたビジュアル&情報が皆様の目に!
現在、会期中のコンテンツやイベントも相談していて、面白い事になりそう、あー楽しみ!
緊張→浄化→緊迫→癒しのジェットコースター気味なテンションのサンドウィッチにより、おかしなバランスになりながらオフィスを後に。
私が帰るころにも、良重さんはまだコツコツと作業を進めていた。
きっと良重さんの心の中にも、今日の小春さんの「コツコツ節」が流れているに違いない。
コツコツ♪ コツコツ♬
今日もお疲れ様です。
(因みに唄の「コツコツ」はそういう意味ではないです。船頭さんの持つ棒が、川底をコツコツと突く様子のこと)