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おぶちゃ7周年記念公演「Joie!」



おぶちゃ7周年記念公演
「Joie!」

無事終演しました。


(集合写真)


ご来場くださったみなさま
応援してくださったみなさま
配信やBlu-rayでみるからこれからの楽しみにしてくれてるみなさま

本当にありがとうございます。
ただひたすらに感謝です。

「Joie!」を終えて


ああ、終わったんだなぁ。

自分の一つの目標に決めていた
初舞台の劇場で主宰をする、ということ。

おぶちゃ始めて7年かかってしまったなあ
主宰を始めて9年かかってしまったなあ
初舞台で立って15年かかってしまったなぁ。

描きたいことが溢れすぎてしまうなあ。
そんなことを思っていたら一週間が経ってしまいました。それはそれは一瞬で。まだ気持ちが溢れています。


でもひとまず
無事全公演終えられてよかった!本当に。


それに尽きる。

終演してへとへとで頭がもうほぼ回らなくて
みんながバラシをしてくれたステージを袖からみて
「あ、おれ芸劇でやったんだ」とようやく実感が湧きました。

たったひとりだったのになあ、ありがたい。


なんだか何かが少しだけほどけたような気持ちになって、自分を許せたような心地がしました。
今回僕が芸劇でやれたのは本当にただのラッキーで、別に大部やおぶちゃが誰かにスカウトされてやったわけでもなく、真正面の正規ルートから出した企画書がたまたま通ってやらせていただけただけで
どっちかというと「失敗させるわけにはいかない!」というプレッシャーも感じていたのかなあと今思うと少しだけ思ったりしますし
でも、だからこそ、やっぱり本番中も実感はなかったのかなあ。

そんなものは神のみぞ知る、でいいんだ。いいよね。いいよ。

兎にも角にも、
自分の中で大事な出会いやチャンスを運んできてくれるのがJoie!で、今回も自分や周りにとっても不思議な巡り合わせとか縁とか何かがビシバシと生まれて、お客さまの熱狂がさらにその何かが大きく広がって、終わった頃には新しい志や決意表明などが芽生えたんです。
今回も「Joie!」が僕に大きな宝物をくれました。

稽古期間にも何度もnote書こうと思って書いてたんだけど、疲れ果てて途中で書くのやめてしまっていたので、せっかくなら心のいくままに書き切りたい。焦らずに。と、思いさっきも言ったけど一週間が一瞬に過ぎて今になっています。

「どんな経緯でこーしてあーなってこのJoie!に辿り着いたんだぜ」みたいな話そうかなって思ったんだけど、もはやもうどうでもよくて
みんなにバレたら恥ずかしいラブレターみたいな何かを書きたくなっちゃってそれで文字が溢れてしまったので、それだけを綴る記事にします。
長いので、ひまなときに読むなり、酒の肴にするなりしてください。つってね。


愛すべきキャストたち。
みんな大好き。


めいこもありがとね


須永小太郎役・高士幸也

2019年7月に俳優として共演して2020年4月上演予定だった僕の作演出の公演「LALL HOSTEL」で主演するはずだったけどコロナで中止に。それぶりに一緒に作品づくりができた幸也くんはめちゃくちゃ進化していた。昔から心意気が大好きで、そこが変わらずいてくれて、それでいて台本の読解力とリーダーシップがあって、持ち前の探究心で過去チームを引っ張ってってくれました。
思えば初共演した頃から熱い男同士で、ずっと芝居の話してたなあ。また必ず一緒に芝居しよう、と約束をしました。ご多幸とご健勝をお祈りして、乾杯!



星丘(須永)はるか役・花房里枝

りえちゃんは2020年12月「音楽喜劇-ジョア-」で星丘はるか役で出てくれて。だから今回は唯一(?)同じ役での出演のキャスト。だけど作品は全然違う部分を描いているし、キャラクターのイメージとかもだいぶ変えたりしたし、何より独身〜事故死の約20年を生きるという難役だったと思うのに、いつも小細工なしでまっすぐ(ほんとにまっすぐ)ぶつかってくる里枝ちゃんの心意気が大好きです。
初舞台からの彼女を知ってるけど、成長しながらも変わらない真っ直ぐストイック、人に優しく自分に厳しくなスタンスは表現者としても人間として尊敬する!これからも笑顔咲クりえちゃんでいてね!



安彦明美役・真田真帆

去年6/30に芸劇で公演やることを告知した時にLINEをくれました。「大部さんが前から話してたことが実現して私もとっても嬉しい」「お手伝いでもなんでもいいので関わらせて欲しいです!」と。僕は「今回も含めてとことん真帆と一緒に芝居をつくりたいんだ」と伝えました。
出演以外の面でも今回は特に真帆を頼りにしましたし、真帆はすごく応えてくれました。芝居愛、作品愛、座組愛、おぶちゃ愛、全てを真っ直ぐ表現してくれる真帆はおぶちゃに欠かせない大切な存在になりました。
これからも「なるへそ」という発見をともにしていこう。


後藤芳子(若)役・MOEKO

もえちゃんは元々プライベートで繋がりのある同業者でお互い仕事の相談したり熱い会話をする仲。とある日ふと突然「私もおぶちゃに出たい」と打診されました。演出助手として名だたる作品に携わってきたもえちゃんがこのタイミングで役者にチャレンジしてみたいと思い立ち、そして昔やっていたとはいえブランクがある中現役バリバリの俳優たちの中で芝居をするってとんでもない恐怖だと思う。
でもそんな中でちゃんと苦しんでちゃんともがいて向き合って、若い時の芳子を作ってくれました。これからも奇想天外な人生を送って「冗談はよしこちゃんよ」って世間に言わせちゃってね。



藤田史典役・笹田伶

オーディションでやってきて、実技審査の直前に突然挙手をして「ちょっとお腹が痛くてもしかしたら帰るかもしれないです」と言われてびっくりして、そんで芝居やらせたらピカイチてまたびっくりして。
稽古期間もずっと楽しそうにしていて、代役を頼んでも前のめりでやってくれました。
それに留まらず、通し稽古もずっと楽しそうに観てて、ノートの時間は僕がそれぞれに言うこともよく聞いてて、伝えた役者よりも頷いてたりもして。
男性最年少なんでしょこれでびっくりだよね。んーにゃ。年齢なんか関係なく大飛躍してくれ!



槇原直美役・板野成美

なるもオーディション受けてくれて、まさかの同じ高校ということが判明して共通の知ってる先生のこととか地元トークを話し込んだのが最初の印象。
そこから面談という名のただ俺の想いを聞いてもらう謎時間の会を設けてたくさん話をして。
稽古序盤こそ、座組の空気だったり自分の居方を伺っているように感じたけど、とある日の稽古を境に覚醒して、なる本来の魅力を出してくれて、それがどんどん芝居に乗っかってきて。
等身大で人間味溢れるなるだからこそ、直美の視点の葛藤を描いててくれました。それとですねえ、なるの魅力といえばなんといっても…話長いぞー!



大竹京子役・酒井比那

ひながオーディションに来た時はそれこそ外気に触れ始めの雛鳥か?と思うくらいブルブル震えていて、特技のダンス披露もブルブルと、実技審査では涙目で(もはやちょっと泣いてた)、終わる頃には完全な『負け顔』で退室しようとしていて、思わず「なぜ会話劇に?」と聞いたら「会話劇やりたくて挑戦してるんですけど上手くいかないんです。どうしたらいいですか?」と逆質問。でも、緊張しまくりでもダンスは超一流で芝居は台本全部外してたんです。そんな心意気の強い女優、絶対一緒にやりたいとオファーしました。結果、京子を素晴らしく演じてくれてラストのダンスはもう最高。また芝居やろうな!せやな〜。


???役・新井佑典

最後まで???なこの男。
稽古場でも???な位置を取ってみんなと仲良くしてるようで絶妙な距離感をとったりしてて、でも知らないうちにみんなと仲良くなっていてますます???な気持ちになって。
でもね思い出してみたらさ、この人が初演で小次郎をやってくれた時から全て???だったんだよね。
だって当時ダンスレッスン週11コマ抱えてる超人気ダンサーなのに舞台のオファー受けちゃうし、俺は俺で芝居みたこともないくせに「小次郎はARAさんしかいません」って言っちゃうし。そういう意味では俺も?だよね。
でもそんなARAさんが当時の仲間たちを巻き込んで当時できる最大で最高の作品にしてくれたから2020年に再演ができて、そこでもまた最高なものにしたから今回こうして再再演ができた。
そもそもが、【???】なうちらの関係ですよね。でもそれが千秋楽のトリプルカーテンコールで【!!!】になったっすよね完全に。答え出た。最高っす。
これからも一生つるんでください!!!



サプリンさん

Joie!で出会って9年経ちましたね。9年経っても、芸劇でもあなたはいつも通り変わらずの調子でしたね。顔はめパネルまで作ってもらって撮ってもらって、周りに恵まれてますねほんとうに。ところで9年前から聞きたかったんですけど、サプライズ師ってなんなんですか。まあいいや。またすぐに逢いましょう。\ハピネス/


後藤芳子役・関口ふで

10年前に共演させてもらってから、兼ねてよりふでさんとはご一緒したくてオファーをしてましたがタイミング合わず。今回初演からいる大事な役だったのでかなり早いタイミングでオファーし念願のおぶちゃ初出演。
ふでさんが若手に目線を合わせて一生懸命取り組んでくれたから、みんなが積極的に挑戦して失敗できる空気が生まれて、昭和の時代のディスカッションもとことん付き合ってくれてあのシーンが生まれて。小道具買い出しや補正までやってくれて表でも裏でも芳子すぎました。嬉し過ぎて、私泣いちゃう。

鴨志田友哉役・河合健太郎

オーディションで「僕が出てる舞台はコロナ禍も中止にならずに上演できてる健康太郎です!」とアピールしてきて、御守り役志望なのかな?と思ったけど「東京芸術劇場に立つことが僕の夢です!僕を立たせてください!」ってすんごくまっすぐな目と声でアピールしてきました。そんな真っ直ぐ太郎は一見なんでもできそうで不器用なところもあって、その一面が友哉とそっくりで。
千秋楽始まる前に「友哉何かありますか?」と聞いてきたのは健太郎だけでした(みんながどうこうじゃなくてね)。あーこの子もっと伸びるなあと思いました。偉そうに言って、さーせん。


岸田奈々役・イトウハルヒ

オーディションを受けてくれた女優さんの中で大部が持ってないもの全て持っている人ランキング圧倒的ナンバー1すぎてオファーさせてもらいました。
ハルヒちゃんがいたからこそ今回の岸田奈々ができました。最初のシーンなんてさ、俺もやれって言われても絶対あんな説得力でやれないよ。すげえよまじで。
浮世離れしてそうでちゃんとそこにいる人間を演じてくれて、掴みどころがなさそうで柔らかくそこに居る奈々が最高でした。
もっと色んな種類の芝居が見たくなる女優。また一緒にお芝居やろうね〜絶対だよ。



梅原ゆう子役・未菜

オファー時はおぶちゃメンバーじゃなかったけど、夏場に「メンバーになりたいんですけど、どうしたらいいですか?お手伝いとかしたらいいですか?」って言ってくれて、1ヶ月くらいじっくりコトコト煮込んで、間違えた話し込んで、女優とシンガーソングライター(SSW)の両立ができるように…というかやるからには女優としてもSSWとしてもちゃんとやっていけるようにがんばろう!って話して今じゃ立派なおぶちゃメンバー。今回、超支えてくれた。まじで。絶対恩返しする。
両立は生半可なことじゃないし険しい道だと思うし途中でやらかすこともあると思うけど、未菜なら大丈夫。俺はずっと未菜の味方だ!進むぞ!
え?急に熱すぎるって?確かに〜。


藤田雅史役・小谷嘉一

この舞台が決まった時に真っ先に連絡したもう一人がこにーさん。出演も即okしてくれて、おぶちゃにも入って、メンバーとしての動きをめっちゃやってくれて。俺の行き届かない範囲をちゃんと見て補ってくれて、稽古場搬出で尋常じゃない量の舞台セットを舞台監督チームと一緒に汗だくになって運び、転換の連携とかも誰よりも考えて発信してくれて。
みんなの良きお兄さんポジを引き受けてくれてありがとうございます。
何より俺の作品を信じてくれて、愚直に向き合ってチャレンジを恐れずし続けるこにーさんがめっちゃかっこよくて大好きです。俺もそんな男でありたい。感謝しきれても仕切れない。こにーさんの夢を俺も全力で応援するぜ。熱いねえ熱いねえやってんねえおおぶ。ヒェア。



川崎晃輔役・石渡真修

俺にないものを持っている男。知り合う前から一方的に芝居を向けて、とても好きだった俳優のうちの1人。芝居愛と探究心が凄まじい。
晃輔は個人的に初演からこだわりのある重要な役で、他人から家族になる存在としての普遍性と今回は特に義兄の病に対峙する葛藤というのは、演じた人にしか分からない重圧があって、そこに演技くささを乗せずに舞台で表現するって生半可じゃなくて。
台本について、セリフ一言のためにわざわざ夜遅くに電話をくれて、役の心情や流れなどをしっかりじっくりと一緒に考えて、ほんとに最後までこだわって一緒に作れた。真修くんにしかできない晃輔を生み出してくれたことに心から感謝です。
これからも関わっていきたい天才の1人のことを書いても書ききれない大部がとても大部になっていて伝えたい大部恭平がここに申します。あれぇ?

須永あゆみ役・茜屋日海夏

果たして弱点はどこなの?って言うくらい完全無欠の女優。
稽古本番含めてほぼ、というかまじで1度も芝居を外したことがない。これはね、まじですごいの。まじで。このすごさをもっと言いたい。
あゆみでいることを抜かりなくやり続ける技術と精神力と愛が本当にバランスが良くて、それでいて、毎回小さな変化が積み重なっていって日々変わるし、日々同じ。それで本当は歌って踊れるんだからあなた半端なさすぎるよ。(「本当は」ってなんだよ)
作品を愛してくれていることがビシバシと伝わって、それこそ普段から役のことや作品のことについてたくさん喋ったと言うわけではないけど、稽古中の姿勢で全て見せてくれて、勝手に会話した気になってました。
どんな役でもできちゃいそうだから、全く違う役だったり、全く予想つかない役日海夏ちゃんにお願いしてみたいなぁとか思ってみたり。
まじで絶対また一緒にやろうね。まじで。でじま。まじでじま。は?


ひみかちゃんとサプの写真だれに撮ってもらったっけ?
もしもってるキャストいたらそっと送ってください(業務連絡)

須永小次郎役・橋本真一

主演。超主演。
座長。超座長。
人間力。超人間力。
こんな高い人間力を持つ男いない。しかも一個下!すんごいのよ。本当。
技術も精神力もズバ抜けていて、嘘でしょっていうくらい毎日差し入れもしてくれて、稽古が終わっても共演者とずっと作品のディスカッションをして、広い視野でJoie!を愛してくれて、孤独に包まれた小次郎を深く深く演じてくれて。
真一くんの作品への関わり方がみんなに刺さったからこそ座組全体の熱量がぐんと上がって、それがお客様に届いて、Joie!で最高の景色をみることができました。
こんなにすごいのにさ、それでいて「自分は何もしていない」とか言い出すんだから、たまらないよね。あと歌も上手いし。粉雪もうちょっと聴きたかったし。
また一緒にお芝居作って、また次の最高の景色を一緒に見れたらいいなと心から思っています。

初めて呼ぶけどさ、真ちゃんが座長で良かった。

これからも俺を、おぶちゃをよろしくね。

生いいいいいいいきいいいいいいいるうううううううぞおおおおおおお!!!!!!!




ああ、おわっちゃった。さびしいな。
17人分、まだまだ書けるなあ。

僕は本来、卒業式とかも幼稚園から高校生まで全てちゃんと号泣していたタイプなので、舞台も終わるたびに寂しさが押し寄せてしまうのですが、
「お仕事だしそんな気持ちに引っ張られてはいけない!」と若手の時に決めてからはなるべくすぐに切り替えるようにしています。
が、本当にロスのようなものが押し寄せてきてしまいそうになって、その気持ちから目を逸らすように次の仕事を精一杯やったりしましたけど、やっぱり、Joie!映像、何度も見ちゃいます。

残作業しながらBGM代わりに聴いちゃいます。

音だけ聴いてたらなんか気になって見たくなっちゃいます。

切り替えるために劇場から送られてきた大量のダンボールを片付けようとするんだけど、ダンボールを開くたびにJoie!の思い出が呼び起こされて、やっぱりどうしたってもうこれは忘れられないっす。



全員に会いたいな。
キャストもスタッフもお客様もみんなね。みんな。
またみんなで集まる機会つくってもいいですか?いいよね?いいね?


みんなありがと


昨日からアーカイブが始まってます。
2/25(日)23:59まで見れます。

木曜はアフタートークつき
日曜はトリプルカーテンコールスタオベつき

両方観てほしいなあ。


おぶちゃのこれから

最後に。僕たちのチームおぶちゃのこれからを少しだけ語らせてください。

おぶみなこに3人を中心にもっと進化してもっと面白いチームになって
もっともっとみんなに愛されて応援してもらえるチームになります。

7周年記念シーズンを全力で駆け抜けて全員優勝して、8周年9周年もそれぞれで進化しまくって10周年に今よりもさらに最高のチームになります。

新しい仲間も増やしていけたらいいなとも思うし、3人でこのまま駆け抜けてもいいし、とにかく今のおぶちゃのカラーをどんどん広げていきたいと思います。

演劇超楽しいぜ、エンタメ超楽しいぜ、おぶちゃ超楽しいぜを貫いて、
日本代表のエンタメチームを目指します。

舞台演劇もイベントも映像作品も音楽もYouTubeも表も裏も全部超本気でやります☺︎




次なる目標はおぶちゃin武道館です。
おれたちやっちゃうよ☺︎

まずは目指せ全部1万人。
武道館を成功させるために大事な1万人。
(※予約もしてなければ全く予定もありません。今のところ)
(※心の中では決まってます。心の中では)

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ともに「人間肯定、人生讃歌」を掲げて
一緒に\ハピネス/な世界をつくっていきましょう


では、また逢えるその日まで。お互い元気に生きていこうね。

ばいびー👋🏻

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