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知らないと詰む?マラカッチについて【ポケカ深堀シリーズVol5】
こんにちは
湘南プラズマ団というチームのしたっぱをしているくさばえると申します。
カード単体を少し深堀するポケカ深堀シリーズ第5弾はバトルパートナーズで登場した「マラカッチ」です。
レギュレーション変更に伴い、いろいろなデッキに変化があったわけですが、シティリーグシーズンS3にてこのマラカッチを投入したチームメイトの*クルル(@Kururu_pokemon)選手が「イバラドラパルト」で見事優勝を果たしました。
マラカッチ投入は練習中に私が発案し、環境への刺さりもよいのではないかということから当日持ち込んだデッキにも採用し、活躍したということです。
(対戦相手も、ジャッジの皆様もざわつかせたという意味でも(笑))
今日のハイライト
— *クルル @アカツキ杯第2期最弱王👑 (@Kururu_pokemon) January 25, 2025
・後1マシマシラ単騎、アカマツ→サイコトリップ、コインお祈りゲーミング
・毎回テキスト確認されるマラカッチさん
・空白の1ターンを生み出したマラカッチさん
・ジャッジにすら逃げエネの数を確認されるマラカッチさん
本記事では無料部分で性能の解説と簡単な使い方を、有料部分で練習時に私がなぜこのカードに注目していたのか、環境デッキにどのように繰り出すことを想定していたのか、を解説していきます。
良ければ最後まで読んでみてください。
マラカッチの性能
まずはテキストのおさらいです。
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マラカッチは特性とわざを1つずつ持つカードです。
まずはわざから解説します。
わざは無色1エネルギーで使える「おいつめる」
20ダメージを与えつつわざを受けたポケモンをにげることができない状態にすることができます。
これは今のスタンダードでもある程度いろいろなカードが持つわざです。
例えばオーガポンいどのめんなどもおなじ効果のわざ「すすりなく」を持っています。
相手のベンチにいるわざを使えないポケモンを引きずりだして逃げられなくすることで時間を稼いだりすることもできますね。
特に現環境ではたね系のデッキは「ラティアスex」に、Nデッキは「Nの城」に、にげるエネルギーの軽いデッキは「緊急ボード」に逃げることを依存していることが多いです。
「おいつめる」を使うことで前環境で流行したペラップと同じようにそれらのデッキのシステムポケモンを縛ることができます。
まぁ、「フトゥー博士のシナリオ」や「プライムキャッチャー」、「ポケモンいれかえ」「ジェットエネルギー」が採用されていればこの縛りから逃げることができますし、ポケモンが進化すればかかっている状態を消すことができてしまいますので過信は禁物です。
さて、ではこのカードの本体ともいえる特性をみていきましょう。
このカードの特性は「さくれつばり」
相手のポケモンのわざのダメージでこのポケモンがきぜつした場合にわざを使ったポケモンにダメカンを6個おくことができる効果です。
自身のわざと非常に相性のよい特性ですね。
「おいつめる」で逃げられなくなった相手のポケモンは、仮に技をつかうことができたとしてもマラカッチを攻撃しなければならないケースが多く、その場合「さくれつばり」をうけることになりがちです。
つまりさくれつばりは20ダメージのわざではなく実質的に80ダメージのわざともいえるわけですね。
これにより、縛って遅延することだけが目的のペラップなどと異なり、相手の主力ポケモンに「おいつめる」を使ったとしても一定の戦果を挙げることができます。
また、最悪の場合このポケモンをバトル場に置いておくだけでも60ダメージを反射することができる可能性があるので、時間稼ぎ要員としては優秀です。
欠点としてはこのカードはにげるエネルギーが2個と少し重いポケモンなので、いざ準備が整ったときに逃げづらくなっていますので気を付けてください。
(実際シティリーグで使用した際にジャッジの方たちににげるエネルギーの数を確認されたということなので)
また、ダメージが20しか与えられずゲームのターン数が伸びやすいので時間切れには注意が必要です。
以上がマラカッチの解説でした。
速攻デッキなどでシステムポケモンをベンチに気軽においてしまうとこのカードに縛られて負けてしまうこともあります。
逆にゆっくり戦況を整えたいデッキや主力ポケモンのダメージがあと一歩足りないデッキではこのカードを採用することで思わぬ戦果が上がるかもしれませんね。
ここからは有料部分となります。ドラパルトデッキにこのカードを採用しようと思った経緯や各対面への使い方のポイントなどを解説していきますので、興味があればぜひ読んでみてくださいませ。
なお、私の地元のとあるショップではマラカッチのARが一日で売り切れたとかなんとか。
そして*クルル選手が日記として当日のことをあげてくれましたので、そちらもあわせて読むとよりマラカッチさんの活躍がわかるかもしれません(笑)
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