柳は緑、花は紅〜人は輝き、学びは青さ〜
もう終わりだ!
論語の子しかん罕篇に『子曰 鳳鳥不至 河不出圖 吾已矣夫(子曰く、鳳鳥、至らず。河は図を出さず。吾、已んぬるかな)』とある。意訳すれば「鳳凰は来ねえし、黄河からは河図が現れねえし、俺なんてもう終わりだ!」というちょっとやけくそ気味な一節だ。ちなみに、公治長篇でも『子曰、已矣乎。吾未見能見其過、而内自訟者也(子曰わく、已んぬるかな。吾未だ能く其の過を見て、内に自ら訟むる者を見ざるなり)』と言っている。こちらは「もう終わりだ!自分で自分を省みて、自らを正そうとするやつが全然いねえ!」となる。孔子のこういう人間臭いところがたま
らなく好きだ。聖人の道を志しながらも、ついつい「もう終わりや!」と叫んでしまうところが、なんとも言えず可愛いではないか。また、郷士篇では食事の仕方について、ものすごく詳細に決まり事を述べている。パッと見ると「こまかいオッサンやな」とさえ思える指示の細かさだけど、これもまた可愛らしいところだ。
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