【PODCAST分析】INSTAGRAMの起源と飛躍/The rise and rise of instagram_BUSINESS DAILY
本日のテーマは「Instagram」。
今や我々の生活に溶け込んでいるSNSアプリであるが、それもそのはずFacebook、Whatsapp, YouTube, WeChatに次ぐ 10億人のユーザーが使うサービスとなっている。今回はイギリスの公共放送BBCが展開するPodcast「Business Daily」の中で特集されたThe rise and rise of instagram(インスタグラムの起源と飛躍)について触れていきたい。
司会は左のManuela Saragosa(マニュエラ・サラゴサ)スイス生まれイギリス在住のイタリア系のラジオジャーナリストと今回のゲストはインスタグラムについて書いた本 NO FILTERの著者アメリカ・サンフランシスコ出身のSARAH FRIER(サラ・フライヤー)。この二人による対談+Manuelaが途中ナレーションの解説を入れる形式で番組は構成される。
まず冒頭でSARAHはインスタグラムについて上記のように述べている。そしてSARAHはこの本を書くきっかけとなったのは、「数年前にFacebookは政治的な情報をふりかざしていて話題になっているけど、この文化的な影響力のあるインスタグラムについて話していないことに気付き、次の大成功するサービスだと思ったのでインスタについて調べはじめた」と述べている。
文化的な影響力のあるインスタグラム。確かに人々の関心のあるものやライフスタイルを表現する中で数多くのインスタグラマーと呼ばれるインフレンサーが世界中で誕生したのは言うまでもない。(*正直インスタが出始めた時にインスタグラマーとして活動した人々を当時の自分が理解出来ていたかは甚だ疑問ではあるが、そう考えると彼ら/彼女らの感度の高さにただ感服するのみである。物事を斜めから見ずに機能やサービスが面白いかどうか感じることが大事なんだなと痛感。。。。)
その代表的なインスタグラマーの先駆けの一人がCOURTNEY DASHERとその愛犬チワワ(しわのある首と歯並びが特徴)のTUNAでアカウントがインスタグラムにピックアップされて火がつき、その後本の出版、グッズの販売などされてCOURTNEYさんは当時就いていたインテリアデザイナーの仕事をやめてTUNAの方に専念せざるを得ないぐらい影響力のあるものになった。
*インスタグラムのアカウントもどうぞ、210万人のフォロワーがいるアカウント。
さて、話はインスタグラムの起源の方へ。
2010年に2人の創設者Kevin Systrom(ケビン・シストム)とMike Kreiger(マイク・クレイガー)によってはじめられたインスタグラム。実際にテクノロジーなどシステムを構築したのはMike Kreigerであるが、様々なこと(旅行や有名人に会うこと、写真など)に興味を持つ意識高い系のKevin Systromが自分や他人の関心を持っていることを共有して自分の輝く瞬間を表現する場としてInstagramを開発したと言われている。
*Kevin Systromが好きなこと
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本エピソードに登場する人物として主に2人、FacebookのMark Zuckerburg(マーク・ザッカーバーグ)とTwitterのJack Dorsey(ジャック・ドージー)。二人とも創設者らとスタンフォード・シリコンバレーのコミュニティで知り合いであり、Jack DorseyはInstagramの最初の方に投資をした経緯もあり、twitter上で宣伝をしたりしてインフレンサー的な役割も担っていた一方でFacebook Mark Zuckerburgはインスタグラムを創業3年目の2012年に買収をして常時悪役のように語られている。
Instagramは先ほどに述べたように自分や人の関心を持っていることを共有して自分の輝く瞬間を表現する場所であることに対してFacebookはより大きなネットワークや繫がりを作り出すことに重きを置き、それが価値を生み出すと考えた(エンジニア的な思考に近い)。これはInstagramがFacebook傘下に入ってからカルチャーの考え方の差によって苦しむ根源の一つとなる。又、下記にて簡単ではありますが、時系列をどうぞ。
Instagramの買収から買収後の両社のカルチャーの衝突がもたらす悲劇(?)が今回の本NO FILTERの話の主題である。ポイントは5点。
最後に今回のエピソードでSARAHが読者・リスナーに伝えたいメッセージは?と聞かれた際に残した言葉が印象的であった。
I want people to understand the way that these products, affect our behavior, because I think that a lot of the pressure a lot of the even mental anguish anxiety that comes with using social media comes from not understanding how other people are using it strategically and how the product is trying to manipulate your behavior. So we owe it to ourselves to understand why we're doing what we're doing there 私は人々に自分たちが使っているプロダクトが、どのように自分たちの行動に影響を与えているかを理解する必要があると考える。何故ならばSNSを使うことによって他人が戦略的に使っていたり、我々の行動を操作しようとしていることから来る多くのプレッシャーやメンタル的苦痛/不安があることを理解していない人も多く、自分たちで自覚して行動に責任を持つ必要がある。
自分自身の関心やライフスタイルを表現する上でインスタグラムを使うことによる良い面がある一方でダークサイド(メンタルヘルス、いじめ、政治的メッセージ)などが問題となっている昨今。自分たちの情報処理能力やフィルタリング能力が今後試されているかがわかる。実際にロシアのアメリカ選挙介入の際は他のSNSよりもInstagramの方が政治的利用度が高かったとも言われているのでしっかりと情報の精査をする事が大事であると再度念を押しておく。
ちなみにこれからスモールコミュニティビジネスを形成していき、SNS/ブログ/音声/映像に関するあらゆるメディアが活用されていくことが加速することも想定されるからこそ信頼できるソースが見定められていくと思う。
*それは有料のSNSも出てきますね。
最後に英語学習をしたい人の為に0.9倍速(最初のみ少しノイズあり)をどうぞ。
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