COSMICLAB presents EXPANDED: Plant records showcase-DJ YASA & NAO-K with Quasar 【4話完結:第1話】
あまり外に多くを語りたがらない関西のダンスミュージックシーン。語りたがらないというか音楽関連のメディアが主に東京にあるので現場主義になる傾向が強いのですが、私の関西生活で現場で多くの面白く濃くユニークなカルチャーみさせて頂きました。
今回は関西の中でも最重要映像集団「COSMICLAB」が主催するリアルとヴァーチャルが交錯するAR & VRライブのイベント「EXPANDED」が2/7に御園ユニバースで配信されたので各ショーケースをレポート(解説寄りに)します。
COSMIC LABとは?
大阪の御園ユニバースなどで開催された伝説的なアートパーティー「Flower of Life」に起源をもつCOSMIC LAB。(Flower of Lifeはバーニングマンなどに影響を受け、ヒッピー文化を関西大阪難波で体現した取り組みで今尚NEWTONE RECORDS, CHILL MOUNTAIN、MONDAY COSMICなどでスピリットが生きてシーンに影響を与え続ける)高野山1200年の光の式典の際に100名の真言宗僧侶と一緒にプロジェクションマッピングを融合させて表現、日本イベントアワード受賞。御園ユニバース2階、ディープ&アンダーグラウンドカルチャーの入り口に事務所を構える。
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今回は4つのショーケースの内、DJ YASA & NAO-Kのショーをフィーチャー(3組も順に紹介します)。
二人が今回のショー使ったのはCOSMIC LAB開発の音と映像を同時に奏でる楽器「QUASAR」。
QUASARとは?
「映像」と「音」を同時に奏でる次世代の楽器。音楽のフレーズを五線譜のように直線的なタイムラインでなく、絶え間ない回転の連続と解釈し、また、情報に物理的実体を与えたタンジブルなインタフェースを用いることで、直感的でフィジカルな操作が可能となりました。-cosmiclab HPより-
キャップと言われるボタンに音と映像を同期して連続的に演奏するターンテーブル+VJ機材のようなもので音と映像をつくり、ストーリーを伝えていく。Adobe MAX Japan のオープニングアクトとして出演したのが2016年だから5年前からこの取り組みをしてたのか・・・すげぇ。
DMC5年連続世界一の偉業を持つKIREEKの一人DJ YASA率いるPLANT RECORDS所属の二人のターンテーブリストのショーケース。イントロはターンテーブリストらしく1,2,3,4など声を使った入りであったが、その後からはブレイクビーツ~テクノの流れで会場には炎、光、昆虫や歌っているYoshimiOや河内屋菊水丸までもが映像で出現するゲームの世界、アトラクションへようこそ感満載のひたすら「なんだなんだ何が起こっているんだ?!」と理解するのに必死の楽しい時間が続く。これぞQuasar。
河内音頭は関西外ではあまり知られていないかもしれませんが、盆踊りは関西で人気なんですよね。*ちなみに上のツイートは河内屋菊水丸ではないので失礼しました
その後、河内音頭~徳島県民謡阿波踊りのテーマ~TOKIO AOYAMAのサイケデリックの世界観も融合して完全なる脳内トリップの世界を表現した内容となっており、ジェットコースターのごとく、走り抜けるストーリーが盛り込まれた20分余りのパフォーマンス。個人的にはKIREEK解散後のDJ YASA氏(めちゃくちゃナイスガイ)の目指した形を見られたこととProject ManagerとしてMOUさんが携わっているのにアガっています。
NAO-K氏がツイートしている現場の様子をどうぞ。
RDCの際にREAL ROCK DESIGNと一緒に提示してくれた時も驚きましたが、10カ月後に更に次に拡張された(EXPANDED)世界を提示してくれたこのショーケース。
(RDCについては下記投稿をどうぞ。)
音と映像の融合するQuasar、お祭りのスピリット、サイケデリックアートなど盛りだくさんに凝縮された20分間。YASA氏が「漠然とずっとやりたかった何かが何のかすこし見えた気がした」とコメントしていましたが、我々にとってもこの先のオンラインやオフフラインのイベントの次が垣間見える素晴らしい取り組みで、現実と架空の垣根って何?今後融合って出来るのかな?ってワクワクするように考えさせられる瞬間でした。又、今回のQuasarは幅広い運用が可能でTeam laboのようなエンターテイメント寄りのアトラクションとして展開することも出来ればカルチャー色の強い映像・音体験としてのイベント運用にも可能でこの先広い客層に受け入れる可能性があると考えます。
是非興味が湧いた方はアーカイブ 2月14日終日まで観れますので是非。
次回はBOREDOMS EYEのショーケースの様子をお届けします。