稲刈りのときに聴きたい70年代ロック
黄金の季節、稲刈りの時期に聴きたい70年代ロックの名曲を集めてみました。
We Can Work It Out/Stevie Wonder
いわずとしれたビートルズの名曲。原曲は「元祖アクイーズ」でポールとジョンが交互にボーカルを取ってます。
スティーヴィーは70年のアルバム「Signed、Sealed&Delivered」でカバー。71年にシングルカット。ビルボードで13位まで上がるヒットとなりました。
原曲をうまくリアレンジしご機嫌なナンバーに仕上がっています。さすがスティーヴィー。個人的には大作以前のスティーヴィーが好きですね。
Clair/Gilbert O'Sullivan
72年に発表され、イギリスで1位、ビルボードで2位まで上がりました。
ギルバート・オサリバンは67年デビュー。今74歳。70年前半のシンガーソングライターブームに乗っかって数曲ヒットさせた後、80年代は人間不信に陥り離島で生活するなど苦労したようです。
日本ではアローン・アゲインなどが何度かCMで使われ根強い人気があります。
Without You/Harry Nilsson
71年発表。全米全英1位。
ビートルズの弟分として売り出されたバッドフィンガーの曲で、前半をピート・ハム、サビをトムエヴァンズが書きました。
ニルソンは最初ビートルズの曲だと思っていたらしいです。
中学生の頃、初めてラジオで聞いたときは「なんて良い曲だ!」と感動しました。バッドフィンガーバージョンを聴いてからはお盆のテーマみたいな独特の雰囲気に魅せられてそっちばかり聴いていました。ニルソンバージョンはオーバープロデュースでくどい、と思っていました。
久しぶりにニルソンバージョンを聴いてヴォーカルパフォーマンスに圧倒されました。一曲の中で変化するニルソンの歌声がすばらしいです。
A Horse with No Name/America
71年リリース。ビルボードで1位獲得。邦題は「名前のない馬」。
馬がドラッグのスラングにあたります。
独特の浮遊感あるサウンドになっていて、ドラッグソングと知って納得しました。
Don't Let The Sun Go Down On Me/Elton John
74年のアルバム「カリブー」からシングルカットされ全米2位UK16位。
91年にジョージ・マイケルとのデュエットで再ヒット。全米全英1位。
ジョージとのデュエットが頭にこびりついているため、オリジナルバージョンを聴いても心の中でジョージのパートを歌ってしまいます。
開放感があるサビを持った非常に良い曲。
Right Place Wrong Time/Dr. John
73年の6作目「In the Right Place」からシングルカット。ドクター・ジョンにとって最大のヒット曲で全米9位まで上がりました。
プロデュースはアラン・トゥーサン。演奏はミーターズが中心。非常にねっとりとグルーヴのあるプロダクションです。
ドクター・ジョン・ミーツ・ファンク。最高ですよね。
Jamaica Song/Booker T.
74年のソロアルバム「エバーグリーン」から。
名キーボーディストによる歌心に溢れたナンバーです。
日本ではハナレグミのカバーで知られます。
Melissa/Allman Brothers Band
72年「eat a peach」からのセカンドシングル。
グレッグ・オールマンが67年に書いた曲。この曲が録音される6週間前にバイク事故で亡くなったデュアン・オールマンのお気に入りだった曲です。
ディッキー・ベッツが天に登るような気持ちの良いギターを弾いています。