【オフショア開発失敗事例】入力したコンテンツデータの引き渡しを拒否
こちらの事例は、依頼者が入力したコンテンツデータの引き渡しをオフショア開発会社が拒否した事例です。
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失敗の解説
この失敗事例は、リリースに先立ってシステムにコンテンツやデータを入力した状態で、トラブルになったことによって、データを含めたシステム自体の引き渡しを拒否されたケースです。
オフショア開発会社の名義でサーバーの契約を行なっていたため、データの抽出ができなくなり、大きなトラブルに発展した事例です。
納品時の対応をめぐって、修正の費用についてトラブルになった時に、データをいわば人質のようにして、修正の追加費用の要求をされていました。
プロジェクトの主な問題
本来、所有できているはずの入力したデータをサーバーの契約をオフショア開発会社の名義で契約してしまったことで、データを人質に取られてしまった事例です。
確かに納品前の状態ですから、引き渡し時期に達しておらず、支払いが完了した時点で引き渡すことを主張していました。
納品時にトラブルになるケースは、開発仕様書の曖昧な原因が存在している場合は多くあります。
開発仕様書の詳細を明記していなかったことは前述したように原因の1つになります。
本事例では、サーバーの契約者を明記しておらず、権利や所有に関して曖昧にしてしまった事が大きなトラブルにつながった原因になります。
具体的な対策方法
納品時のトラブルは、他の失敗事例と同様に発生した時点で対策できる事は多くはありません。システム開発に関わる権利やサービスを契約する場合の名義を事前に取り決めておく事が重要です。
その後のプロジェクトの経過
お客様が粘り強く交渉して、データをコピーしました。