【オフショア開発失敗事例】開発サーバー環境でのデータ削除
この失敗事例はオフショア開発ラボ型でのデータベースのデータの取り扱いで起こった失敗事例です。
オフショア開発だけでなく、システム開発でも起こる可能性のある失敗事例です。
オフラボの紹介
1人1ヶ月から始めるオフショア開発ラボ型【オフラボ】
失敗の解説
システム開発を行うときに、ユーザーが実際に使用するサーバーは本番サーバーなどを呼ばれて稼働しています。
その本番サーバーで開発を行なってしまうと、テストや検証ができません、そのため、開発サーバーやステージングサーバーといった検証用のサーバーを用意することが通常です。
この事例では、ステージングサーバーに保存されていたデータを誤って削除してしまった事例です。
お客様は本番環境のリリースを前にしてステージング環境でデータを入力していました。多くの入力が必要なデータだったため、リリースしてから入力するのではなく、ステージング環境に入力して、リリース前にデータを移してもらう予定でした。
データを入力し終わったころに、ステージング環境を開発者が初期化してしまい、データが消えてしまった事例です。
プロジェクトの主な問題
ステージング環境に保存してあるデータが、本番用のデータなのか、テスト用のサンプルデータなのかは日本語を見れば、おおよそ分かります。
しかし、ベトナム人開発者は、日本語が読めないため、そのデータがサンプルデータと誤解して削除してしまったことが主な問題です。
具体的な対策方法
様々な原因や対策方法があります。データベースの権限の対策やデータのバックアップなどルールや設定に関するものが手頃でしょう。
特にデータバックアップはルール化しておく必要があります。
その後のプロジェクトの経過
削除されたデータは、バックアップをとっていなかったため、復旧できません。
再度データ入力を行いました。
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