【オフショア開発失敗事例紹介】デザインと機能の工数
こんにちはオフショア開発アカデミー・オフラボの花井です。
今回はオフショア開発失敗事例30選の中からデザインと機能の工数について失敗事例を説明します。
オフショア開発ラボ型は期間を決めて、その期間内で開発を行うオフショア開発の開発方法です。
今回の失敗事例は、ラボ型開発の期間でデザインが複雑になり、開発工数が多くなったため、その期間内で開発を終えることが出来なかった事例です。
目的にあったデザインを作成する
システム開発では製品版や試作品など状況によって様々な目的があります。
今回の事例では、試作品の開発を目的にデザインを作成し、開発を行うプロジェクトでした。
試作品開発を目的としているため、長期間の開発スケジュールはできません。
このプロジェクトでも3ヶ月のシステム開発スケジュールが作成されました。
短期間で主な機能を中心に、小さなシステム開発を行なっていきます。
しかし、複雑なデザインを作成してしまったため、予想以上に開発工数が膨らみ、システム開発が3ヶ月内開発を終えることができなかった問題が発生しました。
なぜこのような問題が発生してしまったのでしょうか。
それは、デザイナーが、試作品の目的を理解しておらず、複雑なデザインを作ってしまい、開発工数が膨らみました。
このプロジェクトは試作品開発をゴールとしたプロジェクトです。
そのため3ヶ月間の短期間で開発を終えて、ユーザーの反応や声を聞くことが試作品の目的です。
凝ったデザインや複雑なデザインは必要ありません。
プロジェクトのゴールをデザイナーの方と共有できなかった。
その結果、工数が膨らみ、重要な目的が達成できなかった失敗事例になります。
機能の開発工数を削減するために
例えばログイン機能やグラフの機能など、機能開発でもライブラリを使えば簡単に開発できるものがあります。
プロジェクト担当者を協議を行い、工数の少ないデザインを相談してください。
開発会社によっては、類似機能で工数を削減できることもあります。また、使い慣れたライブラリを使用することによって、開発工数を削減することもできます。
特にオフショア開発ラボ型では、開発期間が決まっており、その期間内に終えることが出来ない場合、延長費用がかかります。
余裕を持って開発スケジュールを進行させるために、出来るだけ開発工数が少なくなるように協議することが大切です。
早く開発が完了し開発期間が余ってしまった場合でも、他の開発を行うことが出来ます。
まとめ
今回はオフショア開発失敗事例の中でデザインと機能の工数について説明をしました。
デザインの段階から、開発工数を考慮して、作成することで、目的にあったシステム開発を行うことが出来ます。
オフショア開発会社と目的にあったデザインを協議することは重要です。
オフラボ
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