POLE to POLE 2023に参加してきた
はじめに
POLE to POLEってなんぞ?って人も多いと思うので簡単に説明。
あのSSTRも運営する風間事務所が実施しているバイクラリーイベント。
北海道最北端【宗谷岬】⇔九州最南端【佐多岬】を縦断するラリーです。
ただ、全区間参加が難しいという人のために一部区間だけ参加もできるようになっています。
2022年に行われたプレ開催では9月に宗谷岬→佐多岬でしたが、
2023年の開催では、7月に佐多岬→宗谷岬となりました。
2024年はまた宗谷岬→佐多岬が予定されています。
2022年開催の宗谷岬→佐多岬で全区画を完走した人は、佐多岬にあるフィニッシャーボードに名前が刻まれました。
2023年開催の佐多岬→宗谷岬で全区画を完走者は、宗谷岬にフィニッシャーボードが作られて、名前が刻まれるようになるそうです(予定)
2024年はまた宗谷岬→佐多岬なので、佐多岬に名前が残ることになります。
日程と行程
行程としては7月16日(日)~7月23日(日)の約1週間のラリーとなります。
一部区間参加だけの場合は、該当日に走行となります。
全区間参加かつ東京在住の私は、スタート地点の鹿児島への事前移動と、ゴール地点の北海道からの帰還で、最終的に12連休必要でした。
15日には、佐多岬で行われる最南端バイクミーティングと同時開催の前夜祭があります。
16日の早朝に佐多岬をスタートして、
23日に宗谷岬にゴールするラリーです。
23日は23:59までにゴールすれば良いですが、17時頃からゴール祝賀BBQがあるので、それに出たい人は16時頃までに宗谷岬ゴールしておく感じになります。
エントリー種別
全区間参加と、一部区間参加の2種類があります。
どちらのエントリーでもオリジナルTシャツとゼッケンが配布されます。
一部区間参加
1区のみ参加、3~4区のみ参加というエントリー方法です。
「日本縦断はきついけど、九州ブロックだけ参加してみたいとか東日本ブロックだけ参加してみたい」という方向けです。
・1区間だけの参加は参加費7,000円~
・対象区間のスタート式に参加し、制限時間内にゴールする
・SSTRのように立ち寄りスポットで10P以上集める
・指定スポットも1箇所以上立ち寄る
一部区間参加の人には背景色が「白」のゼッケンが与えられます。
全区間参加
佐多岬スタートから宗谷岬ゴールまで全区間参加の方です。
・全区画参加は参加費29,000円
・佐多岬出発後から、宗谷岬ゴールまでルートは自由。
・途中の区間ゴールは通らなくても良い。
・ただし琵琶湖/山中湖/猪苗代湖/十和田湖で行われるミーティングにいずれか1つ以上必ず参加する(またはミーティング翌日のスタート式に参加する)
・SSTRのように立ち寄りスポットで25P以上集める
・指定スポットも3箇所以上立ち寄る
全区画参加の人には背景色が「黄色」のゼッケンが与えられます。
全区間参加は比較的ルートが自由かつ、完走条件のハードルが低いので、ロングツーリングに慣れている人なら難しいことはないと思います。
※上記は2023年ルールのため、開催年でルールが変わる可能性があります。
なんだったら自由すぎて一度帰宅して仕事していた人も居ますし、
フェリーで門司→大阪、琵琶湖MTG参加して、フェリーで敦賀→苫小牧といけば、バイクでの走行距離はガクッと短くなります。
私のプランニング
私は15日の前夜祭も参加し、23日のゴール祝賀BBQも参加するため、以下のようなスケジュールで走行した。
本当は琵琶湖ミーティング以降は日本海側を一気に北上し、19日には北海道入りしようかとも考えたが、日本海側の天気が微妙だったため結局すべての公式ミーティングに参加するルートで走行した。
15日の前夜祭では、公式が宿泊所を用意していたので1泊1000円の相部屋で宿泊することができた。
17日の琵琶湖でも、公式が宿泊所を用意していたので、1泊3300円の相部屋で宿泊することができた。
18日の山中湖では、山中湖村キャンプ場が一泊2000円だったので、テントと寝袋を積んでキャンプしました(結果的にキャンプ泊はこの1回だけとなった)
23日の祝賀BBQに参加する場合、参加費1800円+キャンプ泊520円~となります。
前々日(スタート地まで移動)
バイクはオイル交換済ませて、ロングツーリングに耐えうる装備をしてきました。
東京→九州最南端スタート地→POLEtoPOLE全区→宗谷岬ゴール地→東京までで5000km以上走ることになるので、タイヤ等も念のため変えた方が良いです。
途中でキャンプするので、テントとエアマット、寝袋と簡単に湯沸かしできる程度の装備も積んでいます。
基本的に九州~東北まではメッシュジャケット、東北~北海道はどこかでインナー買い足すつもりで行きました。
暑いですが、ニーブレースとプロテクターもばっちり着込んでいます。日本縦断レベルのロングツーリングなのでそっちのほうも妥協していません。
フェリーについては当初の予定は神戸→宮崎フェリーを使う予定でしたが、SNSで他の参加者さんの話を聞くと大阪→志布志フェリーが多く、船内で乾杯しようという話もあったので、急きょ志布志フェリーに変えました。
ゼッケン貼ってるバイクに挨拶回りしながら乗船を済ませて、船内レストラン前でみんなと乾杯!
船内のマジックショーなどを鑑賞しながら盛り上がり、
ほどほどにみんな酔ってきたところでポツポツと解散になりました。
私は一番安いツーリストルームですが、もともとどこでもテント泊できる人間なので、ぐっすり熟睡でした。
前日(最南端ミーティング前夜祭)
起床して、買い込んでいた軽食で軽めの朝食。
8:55に志布志着のフェリーですが、最南端ミーティングの会場である佐多山村交流施設までは1時間半で着いてしまいます。
開場15時までは暇になってしまうので、他のライダーさんは思い思いに朝ラーしに行ったり、ソロツーリングしたりと楽しむようです。
私は都井岬でも行こうと思ったのですが、天気が安定しないので、前々から行ってみたかった場所へツーリングしながら南下することに。
道中、雨雲レーダーを見ていて、雨雲に遭いそうな感じでしたが、なんとか晴れたまま走ることができました。
鹿児島湾のほうまで出て、一気に海沿いを南下します。
途中で寄った道の駅で、POLEtoPOLEライダーとお会いしました。
あの有名なかずよチャンネルさんと、同じく北海道ライダーのホセさんだ。
なんと偶然にも偶然、ゼッケン123・124・125(私)と3連番!
私はSSTRアフターで一度顔合わせたことがありますが、ちゃんと会話したのはこの時が初。
この後も何度もお会いすることになるとはこの時はまだ思っていなかった笑
事前にSNSで知っていたので寄ってみたかった、最南端の南大隅町にある「きゃぷてん」さんの看板。宗谷岬や千里浜までの距離が刻まれている。
先ほど道の駅でお会いした、かずよさんもすぐ後に到着し(看板を見落としてたそうで、私の姿を見て少し先でUターンしてきたらしい)、バイクと一緒に写真撮ってもらいました。
ありがとうございます!
再びソロに戻り、次の道の駅である根占で海鮮丼ランチ。
最南端の道の駅だ。ここで最南端ステッカーが手に入る(佐多岬の売店で売ってるものとは異なる)
この最南端ステッカーも、またこの後で登場してくるのであった(フラグ)
そして最南端ミーティングまで時間がまだあるので、先に佐多岬へ。
本土最南端の地、佐多岬です。バイクで写真撮る場合はみんなここで写真撮りますよね。
さてさて、なかなか良い時間になってきたので、のんびりと最南端ミーティング会場へ移動。
最南端ミーティングの会場は、佐多山村交流施設です。
広いグラウンドと宿泊できる施設(避難所としても機能している)を有する施設で、ここに宿泊します。
とりあえず受付を済ませて、私は8人相部屋ルームを確保しました。
特に降ろす荷物もないのでベッドだけ確保です。
翌朝4時出発だしね。
記憶があいまいだけど確か浴場もありました。
ベッドを確保したら、いよいよ最南端ミーティングです。
南大隅町のキャラクター「みさきちゃん」も駆け付けてくれましたよー!
いやーにしても暑い。
空調服を持ってきたのでファン全開です。
最南端バイクミーティングの写真は、実行委員会さんがFacebookに公開しています。
そうこうしていると、あっという間に外は真っ暗に。20時に、みんなで最後に記念撮影を行って、最南端バイクミーティングは閉会となりました!
一部の方は、建物の中で風間さんと一緒にもう少し飲んでいるようでしたが、私はお風呂入って早めに寝ました!
翌朝はこの佐多山村交流施設から10分ほど南下した場所にある大泊海浜公園を朝5時半集合です。
それではグッドナイト!
1日目(佐多岬→門司港)
同じ部屋のメンバーと朝4時頃に目覚めて、スタート地に向かいます。
まだ外は真っ暗な時間。とはいえ夏の鹿児島なので、そこまで肌寒くなかったです。
第一区のみ参加の人と、全区参加のライダーで、スタート地は大盛り上がりです。
SSTR界隈で有名な方々もとても多く、ある意味すごい事になっています笑
受付を済ませて、軽食とポカリをもらい、開会式です。
ゼッケン番号順で並んで、スタートしていきます。
スタート時にゼッケンに星ステッカーを貼られていきます。
そして、風間さんにマイクを向けられて、意気込みを一言宣言して、カウントダウンで2台ずつスタート!
みんな意気揚々とスタートしていきます。
ちなみにこのスタート地から佐多岬までは10分程度で行けますが、この大量のバイクが佐多岬に殺到すると混乱を招くため、佐多岬に寄らなくてもスタート地に居た人は佐多岬にチェックインした扱いになります。
また、スタート地と、スタート地から15分ほど北上した場所で公式カメラマンが道路わきにスタンバイしていて、みんなの写真を撮ってくれていました。
実はこの1区、タイムがかなりシビアです。
スタートがおおよそ6時半頃になりますが、
ゴールの門司港レトロ中央広場に17時までに到着する必要があります。
下道オンリーだとノンストップで10時間ほど掛かるので、、、
全区間参加の場合はゴールに立ち寄らなくても良いのでゴール時間を気にする必要はありませんが、区間参加の場合はルート上手く考えた方がよさそうですね。
私は高速とバイパスを使って早々に阿蘇まで移動してきました。
やっぱりせっかく九州まで来たので、阿蘇は走っておきたかった!
ついでにPtoP開催1ヶ月ほど前に、大雨の災害で通行止めになっているケニーロードも見てきました。
うーん、これはひどい・・・。アスファルトの下の土が雨で流れちゃってズタボロになっちゃっているみたいです。
いつ復旧されるのか・・・
道の駅あそ望の郷くぎので軽食を取って休憩した後、そのまま阿蘇中岳を観光し、阿蘇パノラマラインを走っていました。
気持ちいい快晴で、暖かな陽気が気持ちいいですね。
ラリーとはいえ、自分のスタイルとしてはやっぱり寄り道しながらツーリングしたいので、1区についてはゴール時間にそんなに囚われずに走ろうと思います。
1日目に泊まる場所も決めていなかったですが、休憩中に電話して宿を確保しました。
どんどん北上していき、定番の写真スポットである長者原道標で写真を撮っていると、なんと自衛隊車両とツーショット!
装甲車と、陸自の偵察オートバイが走って行きました。
かっこいい~!
そうやってのんびりと1区ゴールに向かっていくと、あっという間に18時半。
門司港レトロ広場に到着です。
1区ゴール受付としては17時に締め切りでしたが、一応関係者が残っていてくれて、1区ゴール立ち寄り者リストに名前を残してくれました。
2区のみ参加の人も1日目に、この門司港レトロ広場がスタート地になりますが、
物理的に風間さん達は門司港レトロ広場に着けていないので、2区スタートは代わりのスタッフがスタート式を行った、はずです。
なので明日はこの門司港レトロ広場に寄る必要はありません。
九州から関門橋を渡って本州入りし、泊まる宿は山口県のライダーハウス山陽(やまのひ)さん。
当日の昼間に電話したのに飛び込みで泊めてくれるというありがたさ!
私の他に、広島から来たライダーさんが1人泊まっていました。
ライダーハウスには猫ちゃん。人懐っこくてかわいいぞー!
オーナーさんは仕事で不在ということで、ヘルパーさんが受付してくれました。
ヘルパーさんは受付を済ませたら帰ってしまいました笑
宿ではインスタント食品なんかも提供していますが、来る途中のPAで夕食を取ったのでお酒だけ!
広島から来たライダーさんと一緒に乾杯して、雑談タイム!
PtoPライダーは泊まっていませんでしたが、こうやってしっぽり楽しむのも良いですね。
それでは、1日目終了!おつかれさまでした!
2日目(→諏訪湖)
さて、2日目です。
ライダーハウス山陽さんでは広いお庭で羊や鶏も飼ってるので、軽く散歩してオーナーさんと会話しながら出発。
2区ゴールは諏訪湖と、またかなり遠いですね。
門司港レトロ広場から考えると約650km。高速道路ノンストップでも8時間掛かる道のりです。
ライダーハウスを7時半に出発しましたが、あまり寄り道する時間はありませんね。
17時から公式ミーティングがあり、それに頭から参加したいと思っているので、結構急がないといけません。
とはいえ、2日目ゼロポイントなのもちょっと悲しいので、岡山で高速降りて、指定ウェイポイントになっている備中高松城跡に寄りました。
高速道路がわりと気温40度近くになっていて、走っていて限界を感じたので降りたのもあります。
わりと気温のせいで、この2区が一番きつかったです。
POLEtoPOLEにおいて必ずしも自走しなくてはいけないというルールは無いので、門司~大阪フェリーとかで移動してる人も。
私も次回はそうしようかな…
再び岡山総社ICから高速道路に乗ります。
ちょうど高速道路に乗るときに、有名なN岡さんともすれ違いました(笑
山陽自動車道使うPtoPライダーが多く、暑くて暑くてほぼすべてのSAに寄りましたがどこのSA行ってもPtoPライダーが居る状態でしたね。
ほぼ一日中高速を黙々と走って、2区ゴールである奥びわスポーツの森に、16時半に到着です。
ここでは同日に開催されたマザーレイクラリーのゴールにもなっているため、立派なゴールゲートが作られていました。
15時半からマザーレイクラリーのステージイベントがあり、到着した頃には他のライダーも多く賑わっていました。
POLEtoPOLEとしての公式ミーティングは17時からです。
屋台が来ていたり、しじみ汁の炊き出しもあったりしました。
暑いので屋台で冷たいものを。クールダウン。
ここでも空調服が大活躍でした。いやー暑い。
公式ミーティングでは、えーっと、ちょっとうろ覚えですが、GEOスポットの魅力とかを届ている人がゲストだったはずです。
公式ミーティングも18:30で終わり、解散です。
明日の朝もこの場所で第3区の出発式がありますが、全区間参加ライダーで出発式に出ない人は、この時点で星ステッカーをもらうこともできます。
私は事前に申し込んでいなかったですが、公式が用意している宿泊施設に空きがあるということで、そちらに泊まることにしました。
奥びわスポーツの森から30分ほどの場所にある、ウッディパル余呉。
ここの森林文化交流センターに宿泊できます。
確か3300円でした。大浴場付き。
部屋の写真撮り忘れましたが、4~6人用和室が8部屋ぐらいあったのかな。
森林文化交流センター貸切で、大研修室も使い放題ということで、当然みんなで乾杯ですよねー!
いや~楽しい!
志布志行きフェリーで、SSTRで有名なモロさんに教えてもらった、コンビニで売ってるロックアイスにチューハイ入れると最高に美味いやつ!
隣にちょうどモロさん座っていたので「船で教えていただいたやつ!さっそくやってみました!」と報告(笑)
ということで、宴会は23時半まで続き、楽しい楽しい時間を過ごしました。
3日目(→山中湖)
さて、3日目です。
5時半に受付開始ということで、4時に起床。会場へ向かいます。
3区スタートのために奥びわスポーツの森に戻ってきたわけですが、朝早くから皆さんもう到着しています。
いやー、みんな朝早いな…
ここから毎日、スタート式で風間さんにコーヒーを入れていただく感じになりました笑
風間珈琲。気持ちいい朝日を拝みながら飲むと美味しいです。
さて、いよいよ出発です。
1区スタートのように、風間さんに1人1人意気込みをインタビューされながら、2台ずつ出発です。
私は本当はここから先は日本海沿いに青森まで北上するつもりで居たのですが、北陸側の天気予報があまり良くなかったため、
急きょ行き先を山中湖に切り替えです。
このまますべての公式ミーティング出てすべての星ステッカーを集める魂胆です笑
途中、伊吹山ドライブウェイに寄ろうと思ったのですが、朝7時とだいぶ早い時間なので、諦めました(ドライブウェイ開通時間は朝8時から)
なので途中でWPになっている関ケ原古戦場決戦地や長良川うかいミュージアムに寄ってきました。
3区の琵琶湖~山中湖は約370km。1区2区に比べるとだいぶ余裕があります。
時間的に余裕があるので下道で長野まで移動し、そこからツーリングプラン中央道ワイドに申し込んで、エリア内で高速に乗り移動しました。
私も一度都内の自宅に寄って、不要な服などを置いてきました。
山中湖交流プラザきららでゴール受付した後、風間さんが運営する、山中湖キャンプ場に来ました。
今夜はここで公式ミーティングです。
公式ミーティングが始まる前に、テント設営しちゃいました。
この先、猪苗代湖、十和田湖、ゴール後の兜沼と、キャンプするチャンスはあったのですが、結局PtoPではここでのキャンプ1回のみとなりました。
公式ミーティングではファッションモデルでありエッセイストでもある木村東吉さんをゲストに、トークショーでした。
テント設営済みなのを良い事に(もうバイク乗らないので)、酒を片手にトークショー楽しませていただきました。
区間参加で、1区~3区までの参加だったちょろQ氏ともここでお別れ。
SNSで知り合ったバイク仲間です。どうしても仕事の都合でここでお別れだそうです。悲しい。宗谷岬まで一緒に走りたかった。。
公式ミーティング後は私もテントに戻り、わりと早めに眠りにつきました。
いかんせん今朝は4時間しか寝れなかったので、やや寝不足気味です。
ラリー的にも中間地点で、疲れが表面化してくる頃なので、ぐっすり眠りました。
4日目(→猪苗代湖)
はい、おはようございます。
やっぱり大自然に包まれてテント泊はいいですね。
山中湖は寄らない人も多かった印象ですが、意外と集まりましたね。
富士山をバックに、ずらっとバイクが並んだ姿は美しいです。
さて、4区は山中湖→猪苗代湖です。
およそ340kmと、2区の約650kmに比べるとだいぶ短いですが、
首都圏を走ることになるので意外と時間がかかります。
とはいえ、いろいろ調達したり調整するにもちょうどいいエリアです。
私もチェーンルブ刺したり、チェーンの張りを確認したりしました。
山中湖は夏でも結構涼しくていいですね。
それでも半袖で余裕な感じですが、また都心部の暑い中走ることを考えると少しげんなりします笑
今朝のスタート式での「意気込みを一言!」には「もうここまで来たら残りの公式ミーティング全部出ます」と回答しました。
スタートして最初に向かったのは河口湖。富士山もうっすら見えて、何よりラベンダーがきれい!
わりとすぐ来れるツーリングスポットですが、こんなにラベンダーが咲くなんて知らなかったです。
結婚式用の写真撮ってるウェディングドレス姿の女性も居て、なんかいいなーと思いました。
特にWPではないのですが、物珍しさに前から立ち寄ってみたかった、談合坂SAの少し西に位置する道路。
ここ、なんだかわかります?
そう、実はここ、中央自動車道の廃道なんですよね。
高速道路の廃道なんて珍しいですよねー。
廃道といっても生活道路として開放されているので、車両通行OKです。
特に制限速度もないので60km/hですが、高速道路用の見晴らしのいい、ゆるやかーなカーブ道。走りやすくて最高です。
そしてここで自分で撮った写真を確認してて、気付く。
あれー、ヘッドライト消えてる…!?(正確にはLEDライトの発光素子両面で6チップのうち5チップ死んでる)
これは夜間走行することになるとまずい。
ということで今日中に交換です。
一気に高速道路で宇都宮2りんかんまでやってきました。
平日10時半オープンな2りんかんに、ちょうど10時半に到着、お店でピット作業を依頼していると、、
あれ、かずよさん御一行が到着!?
話を聞いたら、ホセさんのヘッドライトも切れちゃったそうで。
なんという偶然。そんなことある!?まああの暑さの中走ったらそうなるか…、いやでもそれで宇都宮2りんかんでたまたま再会ってすごすぎるw
ホセさんのバイクはヘッドライト交換すぐできるタイプなので、買って自分で交換したようです。
「作業待っている間に宇都宮餃子食べに行かない?」とありがたいお誘い頂いたのですが、近場のお店が休業日で遠くのお店になってしまうようだったので、残念ながら別でお昼となりました。
食事をしている間に作業完了の電話が掛かってきて、受取。
Vストローム650は、
ハイビーム(下側)の玉は手を突っ込めば簡単に交換できるのですが、
ヘッドライト(上側)の玉はサイドカウルとメーターパネルを外さないと交換できません。。。ちょっと面倒。
なんか天気が悪くなってきたので、早めにゴールに向かうことにしました。
東北道を走っていると、風間さん達が乗っているハイエースを見かけたので、手を振って追い越しました。向こうも手を振ってくれました笑
那須高原SAで一度休憩したのですが、その時点で雨雲レーダー見ると雨降るの確実な感じに。
レインコート着ることにしました。
ちなみに那須高原SAのバイク駐輪場でスマホ確認していると、なにやらサービスエリアのスタッフさんが近づいてくる。
話を聞いてみると「こちらのほうで、スマホの落し物とかありませんでしたか?」と。
うーん、見てないですね・・・。と答えましたが。
(後から公式ミーティングで聞いた話、スマホ失くしたのはPtoP参加者さんだったそうですが、他の参加者さんが拾得してたとかで、良かった良かった)
さて、今夜ミーティングが行われるのは、Roots猪苗代さん。
町の工務店さんが、廃校を再利用した施設を運営していたり、このLake Areaではグランピング施設を運営したりしているそう。(そして風間さんの知り合いなんだとか)
店内入り口には、POLEtoPOLEライダーに向けたウェルカムボードも。
おしゃれでかわいらしい。いいですね~!
スノーピークのアウトドアショップ兼カフェになっている店内では、ソファでゆっくりくつろげるようになっていました。
私もアイスチョコ&ナッツを頂きます。美味しい~!
2時半には到着していましたが、どうもこれから雨降りそうな雰囲気です。
公式ミーティングの17:30まではまだ時間があるので、先に宿にチェックインしてくることにしました。
ということで、泊まる宿は猪苗代のゲストハウスhanbogさん。
平日ということもあり、今朝ネットで安い宿を調べて飛び込みで予約しました。一泊3500円だったかな。
オーナーさんがとても気さくな方で、ヘルパーさんもバイク乗りとかでとても良くしてくれました。
PtoPの話をしたら「あー、それで今日いっぱい予約あったんだ!」と。
なんとオーナーさんのガレージの車をどかしてくれて「ここにバイク8台ぐらい停められると思うから」と!なんてありがたい!
「ついでにまだベッド余裕あるから、誰か泊まりたい人居たら声かけてきてね」と冗談半分に言われました(笑)
コンセプトは「地元民と旅人との交流拠点」ということで、地元の方も旅人も気軽に立ち寄って語らう場を作ってるそうです。いいですね~そういうの。
ありがたいことに洗濯乾燥機も使っていいよということなので、他のお客さんが来る前に使わせてもらうことに。うーん最高か。
ということで、雨で濡らしたくないタンクバッグやサイドバッグを外して、ガレージに置かせてもらい、再びRoots猪苗代に戻ってきました。
広い屋根ありのウッドデッキで公式ミーティングです。
途中でザーザー降りの雨になったりしましたが、公式ミーティング後半では雨も弱まり、カーテンも開けてミーティングへ。
風間さんのお知り合いの方々とトークショーでした。
なんでも風間さん、雪バイクだけじゃなくスノーモービルとかもやってたんですね。本当に多趣味というかアクティブというか、すごいな。
公式ミーティングも無事終わり、19時半頃に宿に戻ってきました。
宿のオーナーで言われた通り、ハーレー乗りのハナブサくんが「今夜の宿決めてないんです。ネカフェとかで泊まろうかと」と話していたので、せっかくだから同じ宿おいでよ!と誘って、一緒に泊まることになりました!
ガレージにみんなで協力してバイクを停めていきます。
さて、宿に戻ってみるとびっくり。
■道産子Youtuberライダーのマグちゃん
(実は年越し宗谷岬アタック2022した時に見かけて会話したことはなかったのですが、その翌年はサウザンラリー帰路の途中でマグちゃんが寄ったペレファカフェで相席になって初めて会話した。そしてPtoPで再会。なんという偶然)
■「CAGIVA」グラフィックのDsertXを駆るあんぴろさん。
(実は虎娘ちゃんが関東に来た時にライダーズカフェ玉の風で乾杯したのですが、その時にご挨拶しています。)
■南米6ヶ国ソロツーリングの経験を持ち、長野でゲストハウスを営む櫻井惠子さん
■宇宙一難しいエンデューロと言われるレッドブル・エルズベルグロデオを完走している中村茂さん
などなど、なんというドリーム空間。
気が付いたら宿泊者も12人近く、これお客さん全員PtoPライダーだ(笑
めちゃくちゃ楽しい空間ですね。バー形式であれこれ注文できるのもとても良いです。
あと気になったバーのメニュー、チュオゲラーメン&韓国のりセット。
どうやら宿のオーナーさん韓国に5年間留学してて、現地の居酒屋でバイトしていたそう。
で、バーで韓国料理出したら好評でレギュラーメニューなんだとか。
実際とっても美味しかったです。
さて、4日目も無事に終了です。記憶が正しければ22時半ぐらいにお開きになったはず。
ラリーの醍醐味は、宿泊地で一緒に走っている仲間たちと宴会やることな気がしてきました(笑)
今朝は寝袋だったので、今夜はふかふかのお布団。幸せ~。おやすみ~!
5日目(→十和田湖)
おはようございます。
ちょっと曇りな空模様。5時にみんな出発準備。
あれ、マグちゃん起きてこないぞ・・・大丈夫か・・・?って雰囲気になって、
恐る恐るライダーの1人が起こしに行くと、、どうもライジャケ着たまま寝てたそうで、すぐ出れるから先に出発してて下さいとのこと。
なんてストイックな。朝限界ぎりぎりまで寝るためにライジャケしたまま寝るってなんだそれw
ってことで5区スタート地はRoots猪苗代さん廃校をリノベーションした施設の校庭。
これまたバイクがずらっと並ぶと圧巻ですね。
もはやお馴染みとなった目覚ましコーヒーを頂いて、意識もぱっちり。
昨日Roots猪苗代のグランピング施設では、参加ライダーの男性5人が同じテントで泊まったとかで、ちょっとおもしろいなと。
これまでのスタートはゼッケン番号の小さい順で出発していましたが、猪苗代湖では原付二種のゼッケン201番さんが一番ゼッケン番号が大きいということで、
逆にゼッケン番号が大きい人からスタートという風にするそうです。
確かに。スタート式は2台ずつ20秒ほど時間を置いて出走なので、後半の人は最初の人に比べて15分ぐらい遅く出発なんですよね。これ原付だと結構痛いタイムロスになりそう。
変則的ですがみんな校庭でスタート順に並びます。
なんとかスタート式までに間に合ってきたマグちゃん。
ゼッケン大きい人から順になったおかげで「良かった~。私14番だから番号小さい順だとのんびりしてられなかったよ」と(笑)
ということで、スタートです。
今日は線状降水帯の予報が出てました。北に行けば行くほど通り雨に当たる確率が上がるそうなので、最初からレインコート着用です。
ってことで、磐梯吾妻スカイラインを走って、浄土平ビジターセンターへ。涼しいです。気温15度。快適。
ちなみに今朝から(実際は昨日から)ちょっとしたミスをしています。
しかもこのミスに気づくのは、だいぶ先になるのであった。。
なんというか、天気が悪いとやっぱりテンションあがりませんね。
とはいえ涼しいのはありがたいですが。
個人的に大好きな硫黄臭たっぷりの天然温泉、高湯温泉共同浴場 あったか湯もなんと定休日。oh…
(まあ着いたの8時なので、営業してたとしても営業開始まで1時間待つことになりますが)
さて、ここからルート選定で悩みます。
東北道付近には、指定WPが4つも存在しており、WPボーナススポットである「エネオス 西古川347SS」も立ち寄ることができます。
これはでかい。
とはいえ、東北道を使うととにかく高速代が高い。。
逆に内陸ルートは高速道路の無料区間が多数存在しており、これまでの4日間、高速乗りまくってた分を少しでも節約できるには絶好の区間。。
悩んだ結果、内陸ルートにしました。うん。一度も降りなくても4470円掛かる東北道を、乗って降りてまた乗ってしてたらいくらあっても足りないわ…
道の駅尾花沢で休憩!おなかすいたー!と思ったらこの道の駅、レストランとかないのか・・・
なんか道路こそ濡れているけど、意外と走行中に雨には当たらず朝から念のためにレインコート着ていましたが一度も濡れずに、晴れ間も見えてきました。
とりあえずおなか減ったので、どっかがっつり飯を食える場所・・・
で、見つけたのが猿羽根山ドライブイン。すぐ上には高速道路無料区間が走っているので、わざわざこの旧道使う人も居ない。。。の中、ちょっと一見さんでは入りづらい雰囲気のドライブイン。
交通量ほぼゼロだし、他にお客さんいなさそうだし・・・
とはいえ背に腹は代えられない。こちらは腹ペコなんだ!
で、店内に入ってみると、黒板にぎっしりメニューが!
こ、これは想像以上だ・・・!
定食だけで19種類!?すごい。男の胃袋を確実に掴みに来るメニュー。
これは・・・期待できる・・・!
あああああああああああ。うまい!うまい!うまい!!!
腹ペコなのもあるけど、そうじゃなく普通に美味い。
わー、これは好きな味付け
東北の味付けってやっぱり濃い味なんですよね。
腹へってスタミナ切れのときにこの味付けは本当に美味い。気に入った!
いやー、ちょっと入りづらい雰囲気だったから躊躇したけど、めちゃくちゃ美味かったです。
うちが飯食ってたら、そのあとお客さんどんどん入ってきたし。
やっぱり車とか1台も止まってないと入りづらいけど、先客が居ると入りやすいお店の雰囲気ってあるよね。
いやーここは気に入りました。また東北ツーリングの時に来ます!
で、再び高速無料区間で北上。ちょっとぱらつく雨はあったけどレインコートは要らない感じ。
そんな感じで油断していたんだ。
ここは東北なんだと。
このシルエットは・・・
間違いない。"ヤツ"だ・・・!
熊だあああああああああ!!!!!!!
まさかの遭遇。怖いのでやりすごしました。
いやー、おっかない。怖くて早々に市街地まで降りてきました。
ついでに今夜の宿もネットで予約しました。
とゆーことで、16:20に十和田湖に到着!
ゴール登録すると、せんべい汁の振る舞いと、ちょっとした粗品のプレゼントがありました。わーい!
せんべい汁飲んでまったり落ち着いた後、まだミーティングまで時間があるので先に宿にチェックインしにいきます。
公式ミーティングの会場から650mしか離れていない場所にある、十和田湖バックパッカーズさんを予約しました。
一泊2500円。安い!
チェックインすると、オーナーのおやっさんが「うちは普通の風呂しかないけど、天然温泉に入りたいなら、隣にあるホテル十和田荘の天然温泉(500円)の日帰り入浴チケットを350円で売ってるよ」とのことだったので、温泉好きの自分は迷わず購入。
すると、「あれ、K(こがれ)くん!」と声が。
なんと、浴衣が似合う男、ナンシーさんも同じ宿でした!
「温泉行く?行くよね?」と声掛けてもらい、GOGO!
十和田湖バックパッカーズで、自転車無料貸し出ししていたので借りていくことに。
これは快適~!
ってことで、佐多岬ぶりに再会したナンシーさんと2人で温泉へ。
そういえば琵琶湖、山中湖、猪苗代湖と1回も見なかったな・・・と思っていたら、どうやら佐多岬のあと早々に帰宅していたようで(笑
温泉から出て、そろそろ公式ミーティング行かないとって時間になると、何やらナンシーさんが不敵な笑みを浮かべる。
「ちょうど始まった瞬間に自転車で到着して、『遅くなりました!いやー自転車で十和田湖は遠かったですね~』ってやろう」って話に(大爆笑)
『遅くなりました!いやー自転車で十和田湖は遠かったですね~』
いやー、あの光景、誰か動画で撮ってて欲しかったなーw
風間さん笑ってたわw
ってことで、十和田湖ミーティングもまったりと開始されました。
何人か私たちのように先にバイクを宿に停めてきて、徒歩で会場来た人がいるみたいです。
ってことで、私ももうバイク乗らないので、トークショー聞きながらビールを頂きます!(自転車は押して帰ります)
十和田湖mtgではファラオラリーで風間さんと一緒に出走した横浜さんがゲストでいらっしゃっていて、当時のエピソードを面白おかしく語ってくれる会でした。
映像で当時の風間さんが出てくると「うわ、若!」とつい声が漏れてしまい、風間さんに苦笑されてしまいました(笑)
いやー、ファラオラリーすごいなー。流している動画はYoutubeにも上がっていました。
映像で礼子さんが出てきたときは、ギャラリーからも「お~!」って声が上がりましたね。
風間さんが当時36歳、礼子さんが当時29歳って。
礼子さんそりゃモテモテですよね~。
いやー、公式ミーティングで、十和田湖のが一番おもしろかった気がします。
ついつい追い酒しながらトークショー聞いてたのもあるかもしれませんがw
ということで、楽しいトークショーが終わり、最後にみんなで十和田湖の湖畔で記念撮影して解散になりました。
宿に戻ってみると、PtoPライダーがまたしても10人近く宿泊。
まあ、そうですよね~。
大広間(食堂)を自由に使って下さいというオーナーさんの優しい一声で、ここが宴会会場ですw
本来は素泊まりの宿ですが、電話予約で十和田バラ焼き定食が食べられるとHPに書かれていたので、昼間にネットで宿を予約したついでに、この定食も予約しておきました。
昼、夜と肉定食だけど、美味いからしょうがないね笑
と、夕食を済ませて日本酒をくい~とやってると、何やらナンシーさんからPtoPライダー全員に話があると。
昨夜宿が一緒だった中村茂さんのマシンにトラブルが起きてて、32mm以上のレンチ持ってる人は居ないかと。
シゲルさんの泊まってる宿もすぐご近所で、駆けつけてみると、チェーンスライダーを失ったらしく、リアチェーンがだるんだるんに。
とりあえずチェーンアジャスターで一番遠くすれば、自走はできるんじゃないか。という話に。なるほどそれで32mm以上のレンチ。。
ただそんな工具持ち合わせている人はなかなか居ない。
風間さんのハイエースならもしかしたらあるかもだけど…連絡手段が…
で、だめもとで泊まっている十和田湖バックパッカーズのおやっさんに「でっかいモンキーレンチみたいなのありますか?」と聞いてみると、
「エゲレスあるよ」
??? エゲレス???
倉庫から出てきたそれは、みんなが求めていたそれと完全に一致したのだ!
再び車両に行き
なんと、あの太いナットをばっちり食っている。
これは、行ける・・・!
キターーーー!!!
すごいぞエゲレス!!
そして我々は、シゲルさんと熱い握手を交わしたのであった。
あ~~~~酒が美味い~~!!
ブイ!V
記憶が正しければ、10時半ぐらいにはお開きになったはず・・・
それでは、Good night…
6日目(→北海道上陸)
あっという間に第6区です。
区間参加の場合、一番距離が短いのが6区です。
十和田湖→大間崎(約180km)で下道でも3時間半で着けます。
5時に宿を出発し、スタート地に集合です。
みなさんお早い。
昨日バイクを修理したシゲルさんやナンシーさんも朝から元気!
ナンシーさんはカップヌードル食べてた。美味しそう。
昨日はよく見てなかった(宿に先にバイク置いてた人も居るので)ですが、十和田湖に寄った人はだいぶ多かったようですね。
いよいよ本州ラスト区間なので、みなさんも士気が高いですね。
無事に十和田湖の星ステッカーも頂いて、公式ミーティングすべて参加完了しました。
後は宗谷岬ゴールで星ステッカーを貰ったらコンプリートです!
ゼッケン順に並んで、いよいよスタートです。大間崎に向かう人、青森港からフェリーに向かう人、みんな思い思いにスタートしていきます。
本当は大間へ向かいたいところですが、大間→函館行きのフェリーは予約満でだめでした。
にっぽん応援ツーリングの風スポットのコンプリートを目指しているので、尻屋崎にも寄りたかったのですが、諦めです。
以前訪れた時の、尻屋崎の光景は上記
私もせっかくなので、青森のツーリングスポットをツーリングしながら、北海道入りしたいと思います。
北東に向かう人が多い中、私は北西へ向かいます。
最初に向かったのは、弘前市。
十和田湖周辺は曇りですが、北上するとだいぶ青空になってきました。
特にりんご公園自体には用は無かったですが、
このりんごのカーブミラーがかわいいので、対して遠回りでもないので寄りました。
うん、いいね!
さて、今日一番来たかった津軽岩木スカイラインに到着!
このスカイラインの何がすごいって・・・
じゃじゃん! なんと69個のつづら折りカーブが存在するスカイラインなのです!
ひえー!! 日光いろは坂ですら48個カーブなのに、それを越えてくるカーブ数。とんでもない!
バイクは麓の料金所で1050円払います。
いやー、これはめちゃくちゃ楽しいです。下の料金所で「フルパニアだと重いので…荷物下に置いとくとかは無理ですかね…」と駄目もとで聞いてみたけどやっぱり駄目でした(笑
たぶんパニアケース全部降ろしてれば、さらに楽しいこと間違いなしです!
何度もカーブをこなしていき、無事にてっぺんに到着です!
更に有料のリフトで上まで行けるみたいですが、私はここで十分です。
高所恐怖症なので、リフトは駄目なんです。
上にはちょっとした休憩所もありました。バイクも6台ぐらい居ましたね。
さて、どっちかというと怖いのは下りです。
ただでさえあまり得意ではない下り坂、しかも昨日に引き続きまた熊が出ました。怖い~!
なんとか麓の料金所まで降りてきて、料金所のおっちゃんに「16番カーブのところで熊出ました…」と報告しました。
うーん、良い道だけど熊は怖いな。。。
続いてやってきたのは、前から気になっていたスポット・・・
巨大な土偶・・・
なんとこれ、JR五能線の木造駅です。
しかも列車の到着に合わせて目が光るんです。ぜひ見たくなった方は自分の足で見に行って下さい。
駅なかには観光案内所とちょっとした土偶グッズの売店もあります笑
さらに北上し、WPになっている斜陽館も寄りましたが、暑くて暑くて限界。
斜陽館の隣にある「金木観光物産館メロス」で涼みます。太宰治つながりでメロスですかね。
ついでにランチもここで済ませることにしました。金木名物の馬味噌ラーメンだそうです。チャーシューの代わりに馬肉。普通にうまい!
さて、ここからは青森市内に向かいます。
果てしない景色を見ながら、青森へとことこ。
青森市内にやってきて、ネタとして撮っておきたかったスーパーCubでの写真です。
できればスーパーカブで来たかったですね(笑)
この時点で14時半。青森→函館のフェリーは17:15を取りました。まだ時間がありますね
4区と5区で雨に濡れたので、時間もあるのでフェリー乗り場近くのコイン洗車場で洗車しました。
リフレッシュ!ロングツーリングで汚れたバイクもそれはそれでかっこいいですが、私はきれいな状態のほうが好きです。
(あ、私はオフ車も持ってますがそっちはいつも泥んこで汚いですw)
ちょっと早いですが、フェリーターミナルにやってきました。
ネット予約済みなので特に手続も不要で、ただ売店眺めるぐらいしかすることないですが。
やっぱり6区はゆとりがありますね。十和田湖スタートじゃなくて田沢湖スタートとかでちょうど良かったかもしれない。
そんな妄想をしながら、のんびりしていると、続々とバイク乗り達も集まってきました。見事に全員PtoPライダーでしたね笑
17:15発ですが、バイクは先行して16:40ごろに乗船となりました。
大間→函館と違って、青森→函館の船だと無料シャワールームもついてて、3時間半程度の船旅となります。
ただ、連日の猛暑で疲れているのか、毎朝の早起きで疲れているのか、睡魔が襲ってきます。。。
私は早々にエアマットひいて、寝間着に着換えて、仮眠タイムです。
正直3時間も仮眠できれば、函館→苫小牧ぐらいまで下道で夜間走行もあまり苦じゃないですが、どうしようかなーと悩みました。
目が覚めると下船時間。他のPtoPライダーもさすがに無謀な夜間走行はしない様子。
私は下船して真っ先にラッキーピエロへ。
函館に来たらこれ食べないでどうするんだ!ってぐらい大好きなラッピ。
昔北海道ツーリングで函館を拠点にして道南エリアを巡っていた時は、3日連続で夕食にラッキーピエロ食べてました(笑)
今日は王道メニューで、チャイニーズチキンバーガー+ラキポテ+シェイク!
あ~これこれ!このジャンクフード!うまい!!
本州に展開・・・までは望まないから、せめて苫小牧あたりまで展開してほしい・・・。
ラッキーピエロで満腹になった後(確か22時頃)、
「苫小牧あたりまで走ろう」と意気込んでいたのですが、
大沼公園あたりまで走って、やっぱり睡魔に襲われて、
結局函館にUターンしてきました。
こういうとき無理に走ったら絶対事故る。
以前同じように津軽海峡フェリーで仮眠して、函館から札幌まで夜間走行したこともありますが、今回はやめておきました。
最悪テント積んでいるので、いざとなれば道の駅とかで野営って手もあったのですが、くだらないことでPtoPラリーにケチが付いたら嫌だったので、素直に函館のネカフェに泊まることにしました。
7日目(函館→)
おはようございます。
7区はついに最終区です。函館を出発し、翌日の17時までに宗谷岬にゴールします。
公式ミーティングとかはないので、区間参加でない人は自由に走っていいのですが、せっかくここまで来たのだから、と函館の出発式に参加することにしました。
本州のほうでは毎朝5時半にスタート受付でしたが、函館だけはスタート受付が7時半です。
意外と余裕があったので、函館朝市でモーニングしてから向かいましょう。
ということで、函館朝市にやってきたら、なんとびっくり、かずよさんが同じタイミングで到着。
イカ釣りして、その刺身を食べるということで、ご一緒させていただきました!
そんなかずよさんのイカ釣り動画はこちらで。私もばっちり映ってます(笑)
かずよさんが釣ったイカ!
私も分けていただきました!ありがとうございます!美味しい!!
すごく新鮮なので、捌いたイカに醤油を垂らすと動くんですよ!?すごい!
そして私の朝ごはんは海鮮丼!
こちらもイカがたっぷり!あーなんて幸せな朝食。。
やっぱり北海道はこうでなくっちゃね!
7区のスタートは豊川埠頭です。
最後の風間珈琲を頂いて、ここから北海道2dayが始まります。
北海道の7区だけエントリーしてるバイクが21名居たそうで、九州だけの1区(31名)に次ぐエントリー数なので、ずらっとバイクが並びます。
イベントでもない限りバイクで進入できない豊川埠頭。せっかくなので魔周丸と一緒に記念撮影です。
魔周丸も、以前は本州~北海道を繋ぐフェリーだったんですよー!
あまり天気が良いとは言えませんが、曇っているのは道南だけっぽいです。
札幌の方は晴れてるようなので、早めに北上したいですね。
ということでスタートです!
私が最初に向かったのは、道の駅らんこし・ふるさとの丘。
なんとバイク仲間で札幌住みのANEXさんが、一緒にツーリングしようと来てくれました!
ペアツーリングで寄ったのは、ANEXさんおすすめのカフェBears Cafe Rankoshiさん。
なんでもオーナーの女性は、スキーフリースタイル元最高位選手なんだとか!
逆さまにしても落ちない濃厚ソフトクリームや、美味しいコーヒーやチャイなどもありますが、なんといってもANEXさんおすすめは・・・
巨大なサンドイッチ。これが超うまい!
朝もしっかり海鮮丼食べているので、2人ではんぶんこしました。
いやー楽しかった。偶然にもANEXさんのお知り合いがお客さんで来たり(ANEXさんは道内の函館~北見まで数店舗展開している美容脱毛のお店のオーナーさん)美味しいカフェタイムになりました!
その後はニセコ周りのツーリングルートを気持ちよく走りながら、札幌の方へ向かっていきます。
途中でゲストハウス「ニセコ旅物語」さんに寄って挨拶したりとか。
道の駅 望羊中山で休憩して、ついに札幌市内へ。
ツーリング中ですが、ANEXさんが事務所に寄って取りに行きたいものがあるということで、街の中でバイク停めていると・・・
なんとびっくり、十和田湖で急きょバイク修理した、シゲルさんと再会!?
ちょうどシゲルさんもバイクをBMWモトラッド札幌西店さんに預けて、札幌市内をぶらぶらしていたところ、PtoPゼッケン付けた私を見つけて追いかけてきてくれたそう!なんという偶然!!
「明日、ゴールで再会しましょう!」と交わしました。
ツーリング再開して、今回のツーリングの最終点、No Soft No Lifeさんへ到着。
店主はライダーのもっちーさん。
もうすでにPOLEtoPOLEライダーたちがいっぱい到着していました(笑)
さらにここで、北海道を拠点に活動する絵師・メイク ヨッシーさんとも合流(ANEXさんが連絡していた)
メイクヨッシーさんにお仕事としてイラスト作成を依頼すると、愛車とオーナーのステッカー用イラストとか作成してくれるそうですよー。
かなりイケてるイラスト描いてくれるので、私も今度作ってもらおうかな~!
立ち話もなんなので、冷たいアイスといきましょう!
む~!おいしい~!冷たいアイスが火照った身体に染みる~!!
実は前々からNSNLのことは知っていましたが、来たのは初めてです。
美味しいソフトクリームごちそうさまでした。
気が付いたらあっという間に17時。ANEXさんメイクヨッシーさんとはここでお別れ。私は・・・
もっちーさんに近くのゲストハウスもおすすめされましたが、私はここから暗闇の中、一気に帯広まで移動です。
というのも、ホクレンフラッグを4色集めたくて、どうしても道東エリアに足を踏み込む必要がありました。
しかも運が悪い事に、道東自動車道が事故により通行止め。
占冠ICで強制的に高速道路から降ろされて、暗闇の日勝峠越えとなりました。
20時まで営業のホクレン清水セルフに19:40に到着し、なんとかグリーンフラッグを入手しました。
そして20時頃に本日の宿であるライダーハウスPITさんに到着し、荷降ろしして、夕食として十勝豚丼いっぴんさんへ繰り出しました。
まさかNSNLから3時間も追加で走ることになるとは思わなかった笑
北海道は距離こそは長いですが、走ってて楽しいから良いですね。
ライダーの聖地と呼ばれる意味がわかります。
そんなわけで、ライダーハウスPITさんでは丸一部屋使わせてもらえたので、ざつーに荷物散らかして、着替えたりして、明日のゴールに向けての準備して、就寝!
8日目(帯広→)
ラリー最終日の朝です。
帯広のPITさんで起床。お天気はまあ、雨でもないし晴れでもない感じ。
早々に狩勝峠を抜けて帯広へ向かいます。
今日はもう予定としてはホッカイダーベース寄って、宗谷岬にゴールするだけ。
北海道らしい涼しさで快適でした。一番走りやすい気温。
ただラリー最終日なのもあって、少しさびしい気分も混ざります。
ツーリングマップル北海道担当であり、フォトグラファーでもあるホッカイダー小原さんの営む秘密基地です。
北海道のツーリングスポットやライダー向けの宿泊施設などを気軽になんでも聞くことができる場所です。
私はバイクの免許を取って7年間 計10回、毎年北海道にツーリングに来ていますが、これでもまだ小原さんのツーリングスポットの引き出しの多さにびっくりします。
ほぼほぼメジャースポットやツーリングマップルのコメント書いてる場所は巡りつくしてるはずなんですけどねー
奥尻島の名物シャーベット「ハイシャーベット」を使ったシェイクを頂きます。めちゃくちゃ美味しいやつ。
北海道のものはだいたい美味しいですが、北海道こそソフトクリームやアイス類はライダーの義務!ってぐらいおいしいですよね!
ついつい小原さんや、その場で出会った他の旅人達と長話してしまいそうになりつつ、ラリー中なのでほどほどに。
とはいえ最後に、ホッカイダーベース名物の「ノロッコ号お見送り」をやっていきます。
ホッカイダーベースの前を走る富良野線には、1日に何本かノロッコ号という観光列車が走るのですが、これを通過するときにフラッグを列車に向かって振りまくろう!という企画。
ノロッコ号の運転手も毎日のことなのでわかってますし、列車内のお客さんも満面の笑みで手を振り返してくれます(笑)
最後に、もう1名のPOLEtoPOLErと一緒に小原さんに記念撮影してもらって、出発です!
また来年必ず訪れます!
さて、次に向かったのは「食べ小屋はやと」さんです。
WPオアシスとは、WPでありながら立ち寄るとご褒美があるポイントです。
ここでのボーナスは、POLEtoPOLEライダーは、特大ソフトクリームがもらえます。先着限定30個。
これがまた美味しいんですよ!でかくて溶けやすいので早くかぶりつきましょう(笑)
風間さんの古くからの友人というオーナーさんに、お庭を案内してもらいました。
手創りの休憩小屋まで完備!
ここだけの話、急な大雨とかに見舞われたライダーさんとかもこの小屋で泊めてあげることができるとか。
これはありがたいですねー!オーナーさんの優しさが暖かいです。
さて、ラリー中、最後の休憩は、道の駅 北オホーツクはまとんべつ。
ここでもソフトクリームが先着30名にもらえるそうですが、私はさっき特大ソフトクリームを食べたばかりなのでパス!
でもここでお会いした(猪苗代湖でも宿が一緒だった)櫻井惠子さんと合流。
エサヌカ線に行ったことがないということだったので、先頭走ってご案内!
北海道ツーリングスポットの中でも、かなり人気上位に入る猿払村道エサヌカ線。
牧草の中を約8kmの直線が突っ切っている、電柱もない、遮るものは無い、素晴らしい道です。
エサヌカ線の由来は、近くのエサヌカ原生花園から…ですが、
実は名前のない農道に、ツーリングマップル北海道担当の小原さんが、ツーリングマップルに「エサヌカ線」と名付けてこの道の掲載し、
ライダーがその名称で呼び始め、それが猿払村に伝わり、猿払村でも公式に「エサヌカ線」と呼ぶようになったそうです。
いやー。びっくりですね。ツーリングマップルがエサヌカ線の生みの親だったとはw
このエピソードはbikeJIN北海道スペシャル生放送(30:10~)で小原さんから語られています。
そして…8日間のラリーの最終ゴール地点、宗谷岬に15:53無事ゴール!
やったね!!感無量!
もう何度も来ている宗谷岬ですが、ラリーでのゴールとなるとまた違った感動がありますね。
SSTRの千里浜ゴールも、ゴールゲートくぐる時にちょっとウルッと来てしまうんですが、あれの感覚です。
ゴールしたPOLEtoPOLErもみんな笑顔!
POLEtoPOLEしながら16極(九州の東西南北4極、四国、本州、北海道、計16極)制覇したというマグちゃん、すごすぎです。
疲れ果てて宗谷岬で倒れてました(笑)
ナイスファイト!
(いや良く考えたら猪苗代湖の時点でもだいぶ疲れきってたぞw)
個人的な目標だった、ホクレンフラッグ4色もコンプリートして、リアボックスにはためかせながらゴールも達成できてうれしいです。
やっぱりフラッグを付けたライダー像っていうのが私の北海道走る時の理想的なライダー像なんですよね笑
祝賀会
宗谷岬ゴールした後は、兜沼オートキャンプ場で祝賀BBQ会です。
キャンプ場でチェックインしてから向かいます。
なんかのんびりしていたらすっかり遅れてしまった。
ただ遅れたおかげで、本当はキャンプする予定が、コテージの空きがあるということで、コテージ泊にしてもらえました。
フリーサイト520円、コテージ10人用1棟5230円÷10人=523円だったかな。これならコテージ一択ですね!
コテージに荷物置いて、祝賀会に向かいます。
楽しい時間はあっという間に過ぎていって、あっという間に真っ暗に。
宴会の時間は、16極を成し遂げたライダーの表彰や、道中で印象に残ることがあったライダーのエピソードトークタイムなど。
POLEtoPOLE、合計8日間(前夜祭含めて9日間)本当に楽しい時間でした。
そして日本は広大ですわ。
一直線で走るのも楽しいですが、やっぱり寄り道したいですね。
次出るなら九州ブロックと東北~北海道ブロックで日数使いたいですね。
AfterDays
POLEtoPOLE最終日の翌日、あいにくの雨
北海道→本州
一気に南下して苫小牧に向かいますが・・・ここで急に気だるさが襲ってきます。ちょっとした吐き気も。
ああこれはあれだ。疲れてるやつだ。
ということで通り道にあった2022年に新しくできたロイズタウン駅で休憩。
特にロイズチョコが売ってるとかはなく、ただロイズ工場に近いというだけの駅ですが、
30分ほどベンチに座っていたら、だいぶ回復しました。
こういう時に無理するのは絶対に禁物ですね。
休憩して回復したので伏古ICから高速に乗り、一気に苫小牧まで移動しました。
1日で一気に兜沼から苫小牧まで南下しましたが、すがすがしい気持ちです。
フェリーでこの後何時間も寝れるのはありがたいですね。
仙台→帰宅
そして、仙台便を選んだのはわけがあります。
大洗行きはフェリー代が高いってのもありますが、POLEtoPOLE中に忘れたことがあるんですよ。
それを回収していきます。
総走行距離は5616kmでした。
東京→佐多岬スタート地→全区間→宗谷岬ゴール地→東京ともなるとこうなりますよね。
単車倶楽部の取材で
POLEtoPOLEから2週間後、ナンシーさんからのお誘いで、「ライダースカフェ&ダイナー 玉の風」さんへ
そんなPOLEtoPOLE特集も組まれた単車倶楽部Vol.69は電子版なら今でも購入可能です。
かずよさんのPOLEtoPOLE記など読み応え抜群なので、POLEtoPOLEに来年出てみたいな~!!って人も購入して読んで損は無いかと!
そしてPOLEtoPOLE2024へ
POLEtoPOLE2024も開催が決定しています。
2024では逆ルート。宗谷岬→佐多岬のようです。
10月5日~10月14日で開催される予定でしたが、SSTRが能登地震により9月か10月に延期される都合上、POLEtoPOLEも他の日程に変更される可能性があります。
仕事の関係上次は出れるかわかりませんが、私も続報を待ちたいと思います。