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ファンライドフェスティバル2022に参加してきた
はじめに
ファンライドフェスティバルって?
新潟県にあるシーサイドバレースキー場を、バイクで走ることができるイベントです。
公道走行可能なトレールバイクはもちろん、アドベンチャーバイクやビッグオフ、私有地なので競技用レーサーバイクでも走行することが可能です。
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開催日と費用は?
2022年の開催は6月4日、5日の2日間でした。
費用は1日間だと1万3000円、2日間だと1万5000円でした。
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エントリーは5月9日ですが、4月には開催日のアナウンスが発表されます。
普段は決して走ることのできないスキー場を愛車で走れて、しかも公式カメラマンが2名体制で1万枚以上の写真を撮ってくれるので、参加費としては妥当だと思います。
(こういうバイクイベントだとカメラマンの写真は後日有料販売とかが多いのですが、ファンフェスは後日無料で写真を配ってくれます)
あと、もし2dayで参加するなら、開催日がアナウンスされた時点で宿の確保をおすすめします。
糸魚川シーサイドバレースキー場近くの宿は「ホワイトクリフ」というホテルしかないのですが、エントリー開始日には既に満室になっていました。
トランポで行く人は車中泊を検討したほうが良いです。
スキー場最下層の草地と第4駐車場でテント泊も可能です。
オフロード初心者可?
正直私も簡単なダート林道を走ったりとか、その程度の経験しかありません。
車両もレーサーとかではなく普通のセロー250です。
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結果的に言うと最高に楽しめました!
幸いにも2日間とも快晴で、路面もベストコンディション。一切不安はありませんでした。
開会のブリーフィングでも主催者から説明がありますが「本イベントはレースではありません。初心者も走っているので急がず、もし追い抜くときは広い場所で優しく追い抜いてあげてください」とアナウンスがあります。
実際にキッズバイクがトコトコと走っている後ろを、レーサーとかも優しく見守ってあげながらゆっくり着いていってあげている姿も見られました。
ただ、とはいえスキー場の結構な勾配があるダートなのでノーマルタイヤだと登るのにちょっと苦労するかもしれません。
大雨とかだとそもそも最初の登り坂すら登れない車両が出てくるかも・・・本当に晴れで良かった・・・。
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全体スケジュール、いろいろなコンテンツ
受付
受付は7時~8時です。
エントリーしてる人に事前にメールで配られているエントリー用紙を受付テントに出すと、自分の名前が入った(ニックネーム可)ゼッケンシールをもらえます。
(スクールを申し込んでいる人はスクール参加チケットも渡されます)
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この時間外でも受付は可能ですが、受付時間だと4人体制でスタッフが居ますが、時間外だと1人体制になってしまうので受付に時間掛かるかも。
あとブリーフィング中は受付がいったん停止します。
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ブリーフィング
企画者やスクールの講師の紹介、フィールド走行時の注意などのアナウンスがあります。
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ブリーフィング後は9~12時まで自由走行開始です。
スクールを申し込んでいる人は記念撮影をしたテント前に集合となります。
12時から場内走行禁止になるので、実際は12時までに下山するようにしましょう。
ランチタイム
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屋台が5店舗ほど出店しているので、お昼を買ってきていない人は屋台を利用しましょう。
最寄りのコンビニまでは往復30分掛かります
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オフロード用品メーカーの出店とかもありますし、昼休みにぶらぶらするのも結構楽しめますよ。
スクール
有料ですが、オフロード界の有名な方々によるスクールもあります。
私も2日目の午後にスクールを受けました。
かなりタメになるスクールなので、この機会にオフロード走行のスキルを更にステップアップさせたい人はスクール受けると良いと思います。
スクールも事前申し込み制ですが、申し込み開始2~3日で満員になるスクールもあります。興味あったら早めに申し込みを!
(スクールによっては当日枠もありますよ)
コースの話
全体的にサンドダートです
メインコースはすべてサンドダートで、メインコースの途中にガレ場がありますが、エスケープルートの看板が立っているので苦手な方は回避することができるようになっています。
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天候に恵まれて、本当にどこ走っていても気持ちいいです。
基本的に左側通行になります。
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ただ、サンドダートなだけあって、スピードが出せる場所ではかなり砂埃が舞います。
ヘルメットはゴーグルタイプが必須だと思います。
シールドタイプのヘルメットだと場所によっては砂埃ひどすぎて目を開けていられないかも。
コース図
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コース全体はかなり広いです。①→⑦→①までを一周するのにトレール車でトコトコ走って1時間程度は見ておいたほうがいいです。
もちろん絶景が広がっているので、何度も足を止めて、写真を撮りたくなってしまうので、実際はもっと掛かると思ってください(笑)
①リブラ休憩所まで
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パドック(駐車場・受付のテント・屋台が出ている場所)からは、メインゲレンデを走っていきます。
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ある意味シーサイドバレースキー場の入り口でありながら第一関門かもしれませんね。
雨の日はそれはもうマディで、レーサーでも登るのに一苦労だとか聞きました。
晴れていれば全然問題なく登っていけると思います。
雨で登るのが無理そうだったらナンバー付き車両は公道から迂回できます。レーサーは自力で頑張ってください。
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リブラでは自販機などがあり休憩が可能です。
電動オフロードバイクである「サーロン」の試乗なんかもできます。
50cc扱いの電動、125cc扱いの電動、250cc扱いの電動があって、250cc扱いのやつは結構人気で試乗待ち行列ができていましたが、
125cc扱いのやつなんかは待ち時間なくすぐ体験できました。
初めて電動バイクに乗りましたが楽しいですよ~!
ただニーグリップできないのでトライアル車とかに乗りなれてないと違和感がすごいです。
②コーヒーサービスコーナーまで
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リブラ休憩所からは、第二クワッドリフト沿いにコーヒーサービスコーナーまで上がっていけます。
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途中にPIRELLIアタックヒルがありますが、結構難易度が高いです。レーサーでも結構失敗している人が多く、ヒルクライムの途中で倒した車体を一人で起こして下山できない人はやめておいたほうが無難です。
途中は岩肌が見えているヒルクライムなので、倒した時のダメージが大きい
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もちろんアタックヒルを通らずに、先に進むことは可能です。
1日目の午前中にアタックして、早々にマシン壊して退場なんて悲しすぎるので、よほど自信ある人じゃないとやめといたほうがいいです。
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エンデューロセクションも同様に、メインコースから分岐して入れる場所です。
林間コースになっていて、根っこが出たりするアップダウンの激しいサンドダートを結構なスピードで走っていきます。
個人的に一番好きだった場所。走るレーンも3~4種類ぐらいあるのでどれ選ぶか好みが分かれますね。
ただ、アタックヒルは何度もループできるのに、エンデューロセクションはコース④まで行かないとUターンして来れないので、そこがちょっと残念だったかな。
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さて、コーヒーサービス地点まで到着。
この場所がファンライドフェスティバルの写真で良く見るあの場所です。
アイスコーヒーの他にもオレンジジュースやスポドリなんかも無料配布しています。
コース一周する際の往路でも帰路でも通る場所なので、ここで水分補給していきましょう。
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③分岐点~⑤分岐点まで
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コーヒーサービス地点から更に山の上に向かって目指して行くと③に入れる。
このあたりから道幅が狭くなるので、前方に初心者やキッズが走っていた場合は無理に追い抜いたりせず、ゆっくり走りましょう。
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④手前の分岐は左に行くとメインルート、右に行くとステアヒル行きになる。
間違ってステアヒルのほうに曲がってしまっても、ステアヒルのところでメインルートに戻ってこれるので安心しよう。
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ステアヒルは、どう見ても壁なヒルクライムに向かって果敢に挑戦するレーサー乗り達の姿が見れますよ。
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激下りセクションは、写真だと伝わりづらいですが公道ではありえないような急こう配のダウンヒルになります。
しかもめちゃくちゃ長い。セローのリアタイヤを手動ABSさせながら(笑)下っていって下の広場まで下るのに1分掛かりました。
もうね、心臓バクバクですよ。
フロントブレーキはロックさせないようにしましょうね。マシン一回転して悲惨なことになりますよ。
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そのまま走っていくと、⑤の地点に着き、その先にあるアリエル休憩所が見えてきます。
このあたりから石も交じったダートになっていくので、ちょっと難易度が上がっていきます。
⑥アリエル休憩所~⑦コース最奥
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アリエル休憩所もリブラ休憩所のようなスキー小屋になっていて、トイレがあります。
ここら辺はアドベンチャーバイクやオンロードバイクだとさすがにきつくなってきます。
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⑥~⑦はゴロゴロ石が多いダートになっています。
あまり慣れてない人は、下手に減速しすぎると逆に走るのが大変なので、前方車と間隔を空けて自分のペースで走りましょうね。
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ちなみにトレールフィールドのほうは、細い林間コースを駆け巡るコースになっています。
根っこでジャンプする場所とかもありますので、気をつけて走りましょう。
木と木の間、ぎりぎりバイク1台通れるようなところを走ったりするので、結構楽しいですよ。
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トレールフィールド後半は大きな石だらけのコースになっています。
前半だけ/後半だけ走ることもできるので、自分に技量に合わせて楽しめると思います。
私と一緒に行った子はここが気に入ったみたいで3周ぐらい回りました。
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⑦の場所からはウッドチップが撒かれているフィールドで、トレールタイヤやトライアルタイヤだと上手く走れない場所になります。
何台かバイクがUターンコーナーが転倒して渋滞していることも。
晴れているのでこれでもマシですが、悪天候だとたぶん私でもここはお手上げかもしれません。
ちゃんとエンデューロタイヤ履いていけば行けると思いますが、トレールタイヤだと厳しいかも。
最悪ここから公道にエスケープして受付テントまで帰ることもできますので、ナンバー付き車両でちょっと自信ないなぁというアドベンチャーバイクやオンロードバイクはエスケープするのもありかもしれません。
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Uターン先もしばらくウッドチップが撒かれたコースが続くので、気合いを入れて走りましょう。
途中でタイヤ空転しちゃって土にはまっていたビッグアドベンチャーを3人掛かりで救出してあげたりしました。
一人で来ても、自然とみんなで助け合いが発生するのがファンライドの魅力かもしれませんね。
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よくコースを見ていないと勝手にクロカンセクションに突入します。
クロカンセクションの前半までウッドチップゾーンが続くので、ウッドチップが苦手な人はコース図をよーく見てメインルートに抜けましょう。
メインルートはサンドダートの道に戻ります。
で、クロカンセクション後半はスピード乗せたまま2連続Uターンが待っているセクションです。
芝生路面なのでここは手前のウッドチップゾーンが嘘みたいに走りやすいです。
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ある程度オフロードに走り慣れた人ならトレールフィールドとクロカンセクションをぐるぐる遊ぶのが楽しいかもしれません。
景色が良いルートは少ないですが、フィールドのバリエーションが多くて楽しいです。
KTMダウンヒル
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帰りにしか寄れない④の場所にあるKTMダウンヒル。
急こう配を下り、その途中にガードレールもないUターン。そのまま更に激下りというセクションです。
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下手するとUターンしきれず、崖に真っ逆さまな可能性もあります。
よくこんなセクション企画GO出たなって感じ(笑)
一直線で急こう配を下っていく激下りセクションのほうで練習した上でアタックしたほうがいいかと思います。
あっちが上手く下れない人/マシンは、ここ挑むと本気で事故る気がします。
私も正直降りてる時心臓バクバクでした。他の仲間達はこりゃ無理だと引き返して行きました・・・
走行後/ナイトパーティ
16時半までに下山して、終了となります。
洗車ブースも用意されてて、500円で洗車機が使えます。6機ぐらい用意されているので、そんなに混まないです。
18時からナイトパーティに申し込んでいたので、1時間半程度余裕があったので、私は一度ホテルまでバイクで自走してチェックインしてきました。
シャワーも浴びたし、バイクはホテルに置いてきてタクシーで会場まで戻ってきたので酒を飲む準備も万端です(笑)
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ナイトパーティはエントリー時に申し込む形になっていて2500円(子供は1000円)です。
昼に来ていた屋台や臨時の出店がナイトパーティメニューを提供してくれます。
(ナイトパーティ参加者は各屋台に並ぶと、無料で食事をもらえる)
複数人で参加している場合は、屋台で人数を伝えれば人数分の食事を出してくれるので、みんなで分散して屋台に並んだほうが早いかも。
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正直食事のほうはあまり期待していなかったのですが、普通に美味しかったです。
疲れた身体なのでなんでも美味く感じるのもあるかもしれないですが笑
あ、あとテーブルとイスは持参です。一応主催側でもわずかに用意していますが、無いものと思ったほうがいいです。
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だんだんトークイベントを展開している主催側も酔っ払ってきて、ステージ前まで行くと日本酒をもらえたり、かなりおもしろいことになっていきます。
そしてナイトパーティ参加者のみのお楽しみ企画!じゃんけん大会が始まります。
出展企業やスクールの講師やってる方々の私物とか(笑)が景品に出されます。
オフロードタイヤ前後セットとか日本酒とか、トランポにファンフェスのロゴをラッピングする権利とか、さまざまな景品が出されました。
私もオグショーさんのパラソルを当てましたよ~!
30景品以上あったかな?それでも最後までじゃんけん勝てなかった人に、参加者全員プレゼントの景品も配られました。
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参加してみて
めちゃくちゃ楽しめました。
せっかく参加するならやっぱり2日間がおすすめです。特にグループで参加したりスクールも受ける人は1dayでは足りないです。
オフロードの大会とかだとスキー場がレース会場とかだったりしますが、レースとかに出ないファンライド層がスキー場で走れるというのは本当に良い経験になります。
ただ、東京から自走で参加したのでかなり大変でしたね。さすがに糸魚川は遠かった。
とはいえ来年も開催されたらもちろんエントリーしますよー!