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毎日更新のコツは日常と非日常と脱日常のバランス

昨日書いた「毎日同じ時間にnoteを書くワケ」の中で“日常回を繰り返しつつ、転機になるイベント回をたまに挟む。”と書いたのだけれど、これをもうちょい補足しておこう。

まず、毎日書こうと思ったらネタの構成は8割は日常回だ。となると、出てくる問題はズバリ「ネタがない」という悩みだろう。これについてはバッサリぶった斬ったやつを読んで欲しい。

で、だいたいnoteで何かを情報発信しようと思うと方向性は大きく二つに別れる。専門ジャンル特化か、雑記にするかだ。

これについては色々とメリットとデメリットもあるが、ちょっと一覧でまとめてみよう。

こんな感じだろう。で、よく言われるのは「ジャンル特化でブログ運用すればファンもつくし仕事もくるし一石二鳥!ジャンル特化最強!」というヤツだ。

まぁ、ある意味では正解。ただし、ネタ切れせずに連発しながら、読者を飽きさせずに書き続けられる人に限る。この道はあまたの屍を生み出してきた修羅の道である。

でも多くの人は修羅にはなれないから、僕は雑記で運用しているし、雑記をお勧めしている。雑記のメリットは続けやすさと、読者さんとの関係構築の息の長さ。

会った事もないどこかのおじさんの日常に興味を持つ奇特な人なんてそうはいないと思うのだけれど、日本には1億人も人間がいるからいるんだよコレが。証拠に僕のフォロワーは2600人もいる。どう考えても何かのバグか、何らかの組織的陰謀に巻き込まれている。

要するに、息を長く続けてフォロワーさんとの関係を構築していくなら、雑記の方が楽なんだよ。


ただし、勘違いしないでほしい。雑記が楽だから雑記で運用と言っても、以下のパターンは意味がない。

①毎日更新がつらいけど、今日も更新!
②今日の〇〇、という意味の薄い日報
③無駄に長い自分語りや自慢話
④オチのない冗談だけの冗談みたいな雑文

もっと色々あるんだけど、書きすぎるとブーメランになって自分に突き刺さりそうだからコレくらいにしておく。

特に①はダメだ。コレを書くくらいなら、その日の天気の話でもしたほうが100倍マシだ。

実際に、優れた小説家やエッセイストは天気の話でも800〜1000文字を上手にまとめるだろう。

雑記は楽だが、楽なのはテーマ設定の自由度の高さであり、自由である以上はネタ選びのセンスを問われる。

ビュー数が伸びない、フォロワーがつかない、読まれない・・・そう思うならば、自分で自分のnoteを読み返してみよう。おもしろいだろうか?まず、自分がおもしろいと思えないなら、他の人もおもしろいと思えない可能性が高いんじゃないか?


継続して書く上でのコツ

そうは言っても、ろくに訓練も積んでいない素人がいきなりおもしろい事なんて書けるわけもない。最初はつまらないかもしれないが、続けながら改善しつつ、自分が何を書けばヒットになるのかを探ればいいだけの話だ。

そこで、ようやく本題。継続して書く上でのコツを教えておこう。

ポイントは「日常」と「非日常」と「脱日常」のバランスだ。コレを複数ジャンルを右往左往しつつ波を作るのを意識すればいい。

なぜ複数ジャンルでコレが有効なのかを図にして見せよう。

まずは冒頭に戻ろう。ジャンル特化で月に数回と、雑記で毎日更新の場合のリズムの差だ。どう見てもジャンル特化の方が有利に見える。日常だけはそもそも波がないし盛り上がりに欠ける。

では、雑記の中に自分の得意ジャンルも混ぜてみたらどうなるか?

こんな感じかな?これなら勝負できそうだ。

日常回の合間に、非日常になる得意ジャンル特化のnoteを挟む。僕で言うところの「デザインの筋トレ」のマガジンや、定額マガジン「ショップディレクターの頭の中」が非日常回だ。

まだまだ1ジャンル特化には負けるが、コレだけで運用はだいぶ楽になる。雑記運用で日常回を回しつつ、専門分野特化のnoteで波を作るんだ。

さらに、これを応用して自分の得意ジャンル(専門分野とは限らない)を複数用意して非日常と脱日常のコンテンツの波を複線化することで、無限にコンテンツを生産しながら波を作ることが可能になる。

文字で言うより目で見た方が早い。

単線ではなく、複線化してリズムを作るとはこう言うことだ。

二次元じゃなく、三次元で考えればいい。複数の自分の得意ジャンル(僕の場合はデザイン、フード、育児+マーケティングも最近書いている)を日々切り替えつつ、日常と非日常とでリズムを作る。

そして非日常の作り込んだコンテンツは連発できないから、日常と非日常の中間くらいの脱日常のコンテンツも合間に組みこもう。今日書いているコレはまさしく脱日常のコンテンツだ。

日 常:新聞的な毎日届ける雑談
朝のニュースや朝ドラ的なやつ

非日常:お祭り、スペシャルコンテンツ
特番的なやつ

脱日常:旅、ちょっとリッチなコンテンツ
週一のドラマや企画もの

イメージとしては上記のような使い分けになる。コレを複数ジャンルで回せばいい。

こういうコンテンツの作り方がいかに強力なのかは、僕のフォロワー数に対するスキのつきやすさの比率を見てもらえればわかると思う。2600のフォロワーに対してスキ100超えが月に何本も出ている。

気づいている人は気づいているだろうけれど、1万人超えのフォロワー数の人もゴロゴロいるnote内において、フォロワー数あたりのスキの数が多い人は雑記運用型で更新頻度の高い人が多い。


ジャンル特化する事で初期登録のオススメ入りをすればフォロワー数は増えるけれど、ほとんどはアイコン未設定のフォロワーだ。離脱率も高い。

見せかけのフォロワー数やビュー数にはほぼ意味がない。だからアテンション=注目を集める手法は飽きられやすいし消耗する。

本当にするべきはリテンション=読んでくれる人との信頼関係の構築だ。

そのためには、日々の学びと観察と、複数ジャンルに渡るコツコツとした情報発信が肝になる。量と質の掛け算だ。コレは安定した運用法で、続けるほどにちょっとずつ強くなる。

年率3%の安定成長なら、10年後には1.34倍に、20年後には1.81倍に、30年後には2.43倍になる。継続が取り返しのつかない恐ろしい溝を作り出す武器になるというのは、こういう事だ。

続けている人には、一時のアテンションを集める手法では絶対に追いつけない。

だから僕は何度も今すぐ毎日書けと言ってきた。あなたが人生でいちばん若いのは、今この瞬間なのだから。

こういうnoteでは図解は強力な武器ですよね。
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ヤマシタ マサトシ
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