安くて良いor高くて良い、目指すべきはどっち?
何かビジネスをする場合、どこにポジショニングをするかというのはかなり大切。価格設計とかプライスコントロールとか言ったりするんだけれど、要するに以下のどのパターンを目指していくかの話なんです。
(1)安価で低品質
(2)安価で高品質
(3)高価で低品質
(4)高価で高品質
この中で(3)はいわゆる詐欺商材とか言われるヤツで、ここにハマると市場淘汰で即死します。もしくはスピリチュアルな何かか、取引先の弱みを握るとか、圧力をかけるとか、比較する情報を断絶して選択肢を潰すとか、悪の手段が必要です。(3)は、やめましょう。
基本的には(1)(2)もしくは(4)に行くしかないです。
で、必勝なのは(2)の安価なのに高品質のパターンで、これって期待値以上を常に出し続けるっていう方向性なんですよね。
実際、スモールビジネスってここを目指しがちにもなるのですが、一歩間違えると自分が流血=損をしながら良いものを提供し続けるというジレンマにハマります。そうなると長続きしません。
すごく美味しくてコスパのいいレストランが潰れちゃったり、デザインもクオリティも良くてお手頃価格のハンドメイド作家さんがいきなり販売中止しちゃうのって、このパターンが多いです。
安価で高品質を目指しちゃダメなのか?
必勝なのは安価なのに高品質と言いましたが、実はここって難易度が高い危険地帯なんですね。
そもそも、品質への印象っていうのは最終的にユーザーが決めるものである事と、基本的に品質=クオリティを上げようとするとコストが上がるのが常だからです。
で、コストを下げつつクオリティを上げるという矛盾をクリアするには、数の理論で大量発注して下げる方法や、リアルタイムの受注生産でロスを限りなくゼロにして価格を下げても利益が出る仕組みなど、ウルトラC的な離れわざが必要になります。
これはビジネスを始めたばかりの頃にはほぼ無理ゲーです。
例外があるとしたらアプリ開発系なのですが、これはシステム組んで手数料で儲けるモデルか、広告表示で儲けるモデルで、ちょっと毛色が違うので省きます。
そうではないtoBやtoCで安価で高品質を目指す場合、何かしらの代償が必要になります。わかりやすいのは労働時間や、自分自身の人件費です。そして、初期こそこれに頼むしかない状況になることは多いのです。
まずは自分とその周りが幸せになるために
ビジネスを始める=起業って、なんでするんでしたっけ?これって、そもそもは何か世の中に必要なことを実現しながら、自分も幸せになる為だったように思うんですよね。
ここでもう一度冒頭の表を出しますね。
(1)安価で低品質
(2)安価で高品質
(3)高価で低品質
(4)高価で高品質
世の中全体の価値を高めるのは(2)がいちばん良いでしょう。
でも、実は(4)もすごく重要なんです。お値段は高くなっても、そこにしかない品質や性能や物語があること。長く続いて評価されている高級ブランド、稼いでいる売れっ子のクリエーターなどは総じてこの(4)のポジションにいます。
toCのサービスで(2)を目指すのはとても良いことですが、個人がスタートするスモールビジネスであれば、薄利多売よりも高利率の限定販売こそ自分もお客様も満足度の高いビジネスに育てやすいはず。
まずは自分とその周りが幸せになるために、どうすれば(4)を目指せるでしょうか?戦略的にはいくつかありますが、重要な点をいくつかまとめておきます。
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