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オンラインサロンはキャバクラなのか?

外出自粛で在宅勤務やら家で過ごす時間がすごく増えている中で、どうあっても消費のきっかけはインターネットが起点になってくる。

そうなるとインターネット上で販売できるモノやサービスじゃないとお金と交換できないので、みんな色々と工夫をして交換できるものを考えてくる。

誰もがすぐに思いつくのはEC。

広義にはElectronic commerce=電子商取引だから、ネット上の販売はモノに限らずサービスだろうと全てECなのだけれど、まぁ今はEC=ネット通販みたいなイメージの人が多いんだろう。

ホームページとウェブサイトの違いみたいなものだけれど、言葉の意味ってみんな結構適当に扱っているのでEC=ネットで物を売る、ってことにしておく。

で、モノ以外に何をお金と交換するのか?っていうのが今日の本題。


モノ以外にネットで売れるのは何か?

さて、商品となる物体を持っていない場合、それでもネット上で販売できるのは何だろうか?

先に答えを言ってしまうと、すべてだ。世の中にあるサービスは、すべてネット上でも売れる。

リアルな体験が必須のものですら交換チケットや疑似体験など売り方はいくらでもある。

もっと言ってしまえば、ネット上に限らず販売できるモノ以外のサービスの本質とは何かを抑えていれば、それを再構成すればなんでも商品にできる。

本質的な価値さえブレなければ、中身がまるで別物だろうと外側をうまくパッケージングして商品化し、ネット上でもお金を払ってもらえる。

そして、幸か不幸かこの強制在宅社会の状況で、ネット上で決済してモノやサービスを買うハードルは一気に下がった。


いかがわしさの中にあるもの

インターネットで売っている、リアルな商品が届かないもの...こう聞くと、いかがわしくて怪しいイメージを持つ人が多いだろう。

実際、インターネットで売られているモノ以外のサービスの中には怪しいものも多い。

情報商材、オンラインサロン、アフィリエイト、転売などなど...どれも一歩ずれるとめっちゃグレーだったりする。

でも、いざこうしてネット上で売らなければ生き残りづらい状況になった今、グレーだろうが何だろうが先人たちの知恵や工夫にはまなぶところがあるんじゃないだろうか?

いかがわしさの中にもそこに価値を感じてお金を払う人がいる=いったい何に価値を感じているのか?を考える必要があるよね、という話だ。


キャバクラの本当の商品とは何か?

外出自粛かつ3密を避けろと言われて今や苦境の業態の一つであるキャバクラ。オンラインキャバクラというサービスが出てきたりもして、本当の商品が何だったのか?がわかりやすくなってきた。

キャバクラが高い付加価値をつけて売っていたのは高級な水割りでも、ゴージャスな内装でもない。それらは一種の言い訳だ。

実際に売っていたものはコミュニケーションだった。

もっと言えば、コミュニケーションを触媒とした期待を売っていた。

言い方がアレだけど、ワンチャンあるかも?という色恋を感じさせる本能スイッチを押したり引いたりするビジネスだ。

これが色恋ではなく金になるとギャンブルとなり、パチンコもスロットも宝くじも一攫千金のワンチャンあるかも?という射幸心を買わせている。


これだけ聞くと、あまり健全な商売とは言えないイメージがあるかもしれない。

でもそれは買う方にとって交換レートがめちゃくちゃ悪いからで、〇〇になるかも?を買ってもらう、という意味では多くのビジネスに近いものがある。

そして、オンライン上で物以外を売る場合には特に近くなる。

結局のところ、今現在オンラインで売られているリアルな商品以外のサービスのほとんどは情報とコミュニケーションを売り物にしている。

この記事もそうだ。この続きではネットで売れるサービスの本質は何か?をもう少し詳しく書くけれど、その情報料としてチップをいただく。

ざっくり言うとネットで売れるサービスの本質は、情報とコミュニケーションを含めて6種類くらいに分けられると考えている。少し考えてみてもらってから、答え合わせとして続きを読んでみてほしい。

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