そもそもすべてはオフロードバイク
みんな忘れてるだろうけど、昔はオフロードバイクなんて分類はなかった。国道1号線ですらダートだったから、バイクはみんなオフロードバイクだった。ある意味。
日本で最初のバイクレースといわれる浅間火山レースに出たライダーが、その後二輪や四輪の選手になったのもそういうことじゃない?要は分化していったんだよね、オフロード競技がモトクロス、トライアル、エンデューロ、ラリーに分かれていったように。
そしてこの十余年で、エンデューロ自身も細分化した。
以前は耐久モトクロス一辺倒だったのが、クロスカントリー、オンタイム、ハードエンデューロなどなど、主催者自身が自ら分野を名乗るようになった。
以前のエンデューロレースは天候によるコースコンディションで、イージーモードから激辛ハードまで運まかせな部分があった。天気がよくても最初から超絶ハードを目指す大会が出てきたのは、近年になってからだね。
(具体的には、2000年を過ぎたころからHEDという概念が生まれてきた。若者にとっては「近年」ではないな、と思い直して数字で表現する。)
晴れてもハードを維持するために、丸太やタイヤなど人工物を置くのも定番化した。こんなの、昔ならスタジアムトライアル扱いだったぜ?
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