ラリーいろいろ

デジタルが進んで、ラリーの形が変わってきました。


90年代にGPSが入ってきて、通常のCP以外に「GPSポイント」なるものが登場して以来の、大きな変化だと思います。
当時はGPSの練習を兼ねて、ポイント探しゲームなんて自前ラリーもありましたね。

今、そういう変化がどんどん出てきています。私史上、こんなにコマ図が隆盛した時代はないと感じています。
少なくとも90年代までは、コマ図走行は、どこか「ひっそり、こっそりやるもの」ポジションでした。言ってみれば「ながら運転」ですからね、正々堂々な存在ではなかったのです。

本当に、時代は変わりましたね。これも、スマホのながら運転が増えたおかげかもしれません(いえ、これは冗談ですよ!)

四国をきっかけに始まったアドベンチャーラリー系もデジタル使用で参加しやすさ(マップケース要らず、普段使いのツールでOK)を訴求しましたが、コロナ以降出てきた

「各自が自分のスケジュールで参加するタイプのラリー」

は、さらに先のデジタル活用だと感じました。

このタイプはDOA(Door of Adventure)が先行したと思いますが、この春起ち上がった奥州トレイルチャレンジは、最初からこの手法を採っています。

DOA https://x.com/doorofadv

奥州トレイルチャレンジ https://x.com/oshutracha


(上サイトより引用)
競技ラリーは敷居が高い。
ロールペーパーのコマ図はメーターやホルダーが高価。
GPSの軌跡をたどるのはカーナビ的で面白くない。
Googleでナビゲーションではただのツーリング。
人気イベントは人が多くてマスツーリング的。
各種ラリー参加者のこんなお悩みを解決。
コマ図ラリーの敷居をさげて、初心者を含む
多くの方にコマ図ラリーを楽しんでほしい。
(引用おわり)


DOAのGO/STにも通じるテーマなので引用してみました。

え?GO/STって何?


ですよね。
これ、「おもしろいこと始めたな」と記事にしたかったのですが、なにしろ遅筆な私ですから、ウダウダしているうちにもう第4回目が終わってしまいました。

私の下手な説明より、主催のブログとサイトをご覧いただければ、その魅力はよく伝わると思います。
あるいは「#gost」でポスト検索をすると、参加者の生の声が見えて楽しいです。

  • そうなんです。言い忘れてましたが、GO/STは、出発地点すら自分で決めていいんです!










まさに、
競技ラリーは敷居が高い。
ロールペーパーのコマ図はメーターやホルダーが高価。
GPSの軌跡をたどるのはカーナビ的で面白くない。
Googleでナビゲーションではただのツーリング。
人気イベントは人が多くてマスツーリング的。
各種ラリー参加者のこんなお悩みを解決。
コマ図ラリーの敷居をさげて、初心者を含む
多くの方にコマ図ラリーを楽しんでほしい。
(上引用文)

な、ミステリーツーリングをマイペースで、なイベントなのであります。


どちらのラリーも、開催期間中なら、こんな使い方もできます。

「どれかいきませんか」
白河と、磐城2ルートの3ラリー。
おっと!磐城の春バージョンは8月31日までの開催ですね。



まあ、こんなふうに、

自分でスケジューリングできる

のが最大の魅力です。
「仕事の都合で参加できない」とか「悪天候でも行かなきゃならない」がない。
「後ろから煽られて怖い思いをする」とか「自分は遅いので気が引ける」もない。
もちろん、「林道渋滞に捕まってイライラする」こともありません。

どこまでもマイペース。これぞバイク乗りならではの自由

だなあ、としみじみ感じました。


でもこれ、どこかで聞いたことあるシステムだな・・・と思い出してみたら、これがありましたね。


GO/STやトレイルチャレンジは、「ここどこ」のデジタル・バージョンと言えそうです。それも、かなりバージョンアップした内容の。




そして。

コマ図はこんな広がりも見せています。


ラリー開催のために作られたコマ図でしたが、開催中止の結果、使用自由なコマ図になったり。



こんな試みをなさっておいでの方も。



こんなふうに、以前に比べると本当にコマ図がグッと近しい存在になっています。

もっと近しくしたいと、よちよちラリーも生まれました。

よちよちラリー https://twitter.com/yochiyochirally






昔は身内でこっそり楽しむケースが多くて、ちょっと他人に言えない雰囲気もあったのですが、今は本当に自由になりました。
(もちろん身内バージョンは、今でもひっそり開催中です。が、これはここでは書きません。)

これはコマ練の影響も大きいかもしれませんね。TBIか海外ラリー、それ以外は闇ラリーのためのコマ図を、コマ練が日常に引っ張り出してくれた感はあります。



そうそう。SSERがシリーズ戦になり、TBIだけじゃなくなったのも、もちろん大きな影響です。年に1回が、今では複数回。今年は(海外も含め)6つのイベントを開催しています。




余談ながら。

これだけコマ図が身近になったとはいえ、コマ図走行は、言ってみれば「よそ見」前提の運転です。

くれぐれも交通事故には気をつけて楽しんでください。

運転はどこまでいっても自己責任です!!!!!


海外ラリーに出ている選手でも、「コマ図に気を取られてクラッシュした」なんて例、腐るほどあるんですから。



ラリーについてあれこれ書いてます。
よければご覧ください。


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