
絶体絶命の四面楚歌でpure soulなJALマイル消化問題in2023
私は基本的にJALとANAのマイルを貯めている。
両社のマイレージプログラムとも
貯めたマイルの有効期限は3年。
2020年からのコロナ騒動により、
私は貯めたマイルを使う機会がが極端に減り
有効期限を迎える前にあわててマイル消化せねばと
ANAのマイルを利用して特典航空券を発券した↓
とりあえずANAマイルは消化できたと安心したが、
次はJALマイルの有効期限がやってくる。
締め切りに追われる売れっ子作家の気持ちが
1ミリぐらいわかる。
近年、私の貯まったJALマイルの使い道は、
JALの提携航空会社であるエミレーツ航空の
東京-ドバイ往復ビジネスクラスで一択だった。
私はコロナ前に中東に住んでいたとき、
この特典航空券でしばしば一時帰国をしていた。
日本の大きな会社は福利厚生の一環として
自社の海外駐在員と帯同する家族の一時帰国用に
航空券を支給する(ビジネスクラス支給の会社もある)。
私の会社は海外赴任地によって福利厚生の扱いが違い、
中東赴任の場合は支給なし。自腹で帰れということだ。
それゆえの特典航空券での一時帰国。生活防衛。
JALのマイレージプログラムでは、
提携会社の特典航空券に交換する際、
飛行距離に応じて必要なJALマイル数が異なってくる。
東京-ドバイ間は往復ギリギリ10,000マイル以下の飛行距離なので
当時は65,000JALマイルでエミレーツのビジネスクラスの
往復特典航空券を手に入れることができた。
しかもエミレーツの特典航空券は燃油サーチャージ不要。
ところが、JALのマイレージプログラムが続々改悪。
・必要マイル数 65,000→85,000
・エミレーツ発券時の燃油サーチャージ不要→徴収
脳内で山口百恵の歌が止まらない。
「やってられないわ~」
絶体絶命。
JALはカタール航空とも提携していて、
さらにカタール航空の特典航空券は燃油サーチャージ不要。
ところが東京-ドーハ間の距離は往復10,000マイルを超えるため
カタール航空ビジネスクラス特典交換に必要なJALマイル数は
現在驚きの100,000マイル。大台乗った。
「やってられないわ~」
というより、そんなJALマイル数を現在保有していない。
なにしろJALマイル沼から脱出したので↓
中東を離れた今でも当地に友人知人はいるので
機会があったら行きたいのだが、
特典航空券での中東行きの使い道は断たれた。
そして改めて浮上するJALマイル消化問題。
解決策1.JAL国内線特典航空券でマイル消化
一番手っ取り早いのが国内線航空券に交換することだ。
コロナ禍で海外に行けなかったときは、
この策で有効期限の迫ったマイルを
一時しのぎとして消化していた。
だが2023年はせっかく多くの国に
制限なしで行けるようになったのだから
個人的には国際線優先で使いたいJALマイル。
国内線でのマイル消化は乗り気ではない。
解決策2.JAL国際線特典航空券でマイル消化
いたって普通の策なのだが・・・
ANA同様JALも自社便の国際線特典航空券を交換する際に
燃油サーチャージが徴収される。
そして2023年、燃油サーチャージは依然高値安定ときた。
貯まったマイルで航空券に交換!無料!!お得!!!
という高揚感をひっくり返して地にたたき落とす
鬼のサーチャージ徴収。無理。JAL便は無理。
ちなみに国際線の場合は特典航空券自体は無料であっても
燃油サーチャージの他に空港使用料等も支払う必要がある。
当然海外の空港使用料はその国の通貨やUSドル建てなどで
設定されており、円安のこのご時世、地味に痛い。
解決策3.提携航空会社特典航空券でマイル消化
JALと提携している航空会社の一部は、
特典航空券発券時に燃油サーチャージを徴収しないという
神対応をしてくれる。上記のカタール航空の他、
マレーシア航空、スリランカ航空、大韓航空など。
しかし、東京からドーハ(カタール航空)やコロンボ(スリランカ航空)は
けっこうそれなりの距離があるので(飛行時間9-11時間)
ビジネスクラスだと交換する必要マイル数が多くて無理。
エコノミークラスだと腰が痛くなるので是非とも避けたい。
マレーシア航空のクアラルンプール行きは
エコノミークラスでも(腰的に)がんばれる距離なので
ビジネスクラスを使うまでもないのだが、
エコノミーだったらLCC使えば安く行けるよな。
ってことで、わざわざマイルを使って
特典航空券に交換する意義が見いだせずモヤモヤ。
大韓航空ソウル行きに関しても
マレーシア航空と同様の理由でモヤモヤ。
なお大韓航空を利用した特典航空券の場合、
日韓間のみ交換可能で、韓国以遠は発券不可。
(例 東京-ソウル乗り継ぎ-北京は発券不可)
八方ふさがりで四面楚歌な我的JALマイル消化問題。
マイルを各種ポイントに交換することも可能なのだが
なんだかそれだとイマイチ損するような気がしてしまい
損切りする覚悟がない意気地なし約1名は私のこと。
マイルやマイルや汝を如何せん。
しかし事態は急変する。
これといったマイルの使い道が見つからず
背負って迷ってもがいて真夜中
出口を探している手探りの私だったが、
先日記事を書く際に調べものをしていて
偶然にも解決の糸口を見つけてしまった。
世界各地のJAL就航地の空港使用料を調べていた際に
ついでにJALの課す燃油サーチャージの額もわかるのだが
なぜかマニラ線だけはサーチャージが
異常に安かったのを見つけたのだ。
どうもフィリピン政府が各航空会社に
フィリピン発の航空券の燃油サーチャージを
低額に抑えるように指導?しているらしく
フィリピン発の旅程は各社軒並みサーチャージが安い。
例えば同じJAL便JAL発券でも
・マニラ発東京往復(サーチャージ往復3,000円)
・東京発マニラ往復(サーチャージ往復22,000円)
といった具合でマニラ発旅程はサーチャージが安い。
(必ず航空券の第一区間をフィリピン発にする必要がある)
キタコレ!
JALマイルの消化はマニラ線で決まり。
「すっかりカタはついたわ~」
百恵ちゃんの曲が脳内でプレイバック。
解決策4.マニラ発JAL便でマイル消化(本命)
マニラ線の必要マイルは片道10,000JALマイルから。
しかも現行のマイレージプログラム制度では
マニラ-東京に加えて国内線1区間を
追加料金や追加マイルなしでつけられる
(羽田空港国内線利用時の空港使用料等は必要)。
マニラついでに国内旅行もできそうだ。
まずマニラまでの片道はLCCで行けばいい。
従来のセブパシフィック航空やエアアジアに加え
2023年7月からはZIPAIRも就航した東京マニラ線。
なんならJALマイルをZIPAIRポイントに交換し
そこからZIPAIRの航空券を購入することもできる。
そして日本へ戻るときにはJALの特典航空券で。
ついでに東京からどこか国内線1区間を付け足しで
国内旅行もエンジョイできる。
最後は別途国内線なり鉄道なりで東京に戻ればいい。
のだが。
根本的な大問題。
フィリピンに今まで2回行ったことがあるのだが
全然いい所や心に刺さる所が見つけられなかった結果
ここはもういいや、って思っていて興味関心ゼロ
(個人の感想です)。
興味ゼロすぎて(他にも諸事情により)、
2023年3月にマニラに寄ったけど
空港から出なかったぐらいでして・・・↓
ということで、賽を振るときは訪れ人生の岐路にたたずむ私は
JALマイル消化を主目的として
全然興味のないマニラに行くことになりそうなのだが、
よくできた解答の果てに悩みぬく世の中はなぜ?
ま、JALマイルは使えるときに使え、という話です。
私のように「お得にマイルを使う」ことにこだわっていると
いつになってもマイルを使う機会を逸してしまい
結局は有効期限が来て慌ててしまうことになる。
行きたい場所に行きたいときにマイルを使うのが
結果として良策かと思う。
ちなみに私が中東で働いていたころ、
フィリピン人が不正会計をして、発覚後にフィリピンに逃亡。
その後処理に追われて大変だった、ということが2回もあった。
2回だよ。別人。別件。両者とも脱兎のごとく逃亡。
そういうことから印象も悪いんだよな、フィリピン・・・
ハロハロは国内のミニストップで食べたほうがおいしいし。
興味ゼロどころかマイナスかも(個人の感想です)。