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インド旅行計画段階におけるトラップの話<前編>in2023

インドに旅行すると
・インドに魅了され再訪を誓う人
・インドに辟易して再訪はない人
この2つに分かれるという話を聞いたことがある。

私の2023年のインド旅行は通算4回目の旅となるので
インドに魅了されているほうに分類されるのかもしれないが
少なくとも魅了はされていないな。と自覚している。

過去3回の記憶を手繰ってみる。

1回目 デリー・アグラ
声をかけてくる人の数が多すぎてうざったい。
年末のデリーは予想以上に寒い。
デリーがゴミゴミしすぎで観光どころじゃない。
タージマハルはインド人と外国人料金の差がえぐい。
インド鉄道が盛大に遅延し、飛行機に遅れそうで心臓に悪かった。

2回目 バラナシ・コルカタ(デリーは通過点)
声をかけてくる人の数が多すぎてうざったい。
バラナシがゴミゴミしすぎで観光どころじゃない。
牛糞が道端に落ちすぎていて観光どころじゃない。
コルカタがゴミゴミしすぎで観光どころじゃない。
ITCホテルに泊まったら快適すぎて外出するのがいやになった。

3回目 トリヴァンドラム
夜に到着するとルピーが入手できない。
agodaの写真と実際の部屋が大きく異なる詐欺。
南インドの食事が口に合わなくて残念。
人が多すぎてビーチでリラックスどころじゃない。
Uber呼んでも来なくてキャンセル。

魅了されてもいないのに、なぜ4回目に行くことなったかというと、
ここ数年のコロナ騒動で使わなかったANAマイレージの
有効期限がそろそろ迫ってきたため※のマイレージ消化。
というのが大きな理由になる。

※2023年2月にANAはマイレージの有効期限の延長を発表。
私が特典航空券をあせって発券したのは2023年1月の話・・・

特典航空券を発券するにあたり、別途燃油サーチャージ払いが不要の
シンガポール航空を積極的に使いたかったので

インドまでANAの直行便(サーチャージ往復6.2万円)ではなく
シンガポール経由で遠回りすることになった。
急ぐ人は高い金額の直行便を使えばいいし、
私のような節約派は経由便で安く行けばいいのだ。

インド旅行の計画を立てていて
いくつか罠にひっかかりそうになったので
改めて注意点を書いておきたい。

1.ビザ申請に気を付けろ

過去3回と違って、今回は初めてオンラインでビザ申請を行った。
普通に「インド ビザ 申請」と検索したのだが、
一見インド公式ページっぽい日本語のサイトがヒットする。
これが実は普通に民間の手数料が高いぼったくり会社。

だと思う。多分。
なぜ偽サイト(本物風のビザ申請代行会社サイト)だと
思ったかと言うと、どこにもビザ料金が書かれていなかったからだ。
必要事項を入力するだけ入力して、最後の最後に100ドルとかって
ふっかけてくるパターンだろう。その手は桑名の焼き蛤。

ESTA(アメリカに行くための事前申請)等も
同じように本物風の代行会社サイトがあるので
知らずに余計な手数料を払いたくない人は十分に気を付けること。

本家本元のインドビザ申請(英語)はこちらから↓
https://indianvisaonline.gov.in/evisa/tvoa.html

日本国籍の私の場合、5年マルチビザが25USDだった。
これで今後5年間はインド行き放題!ヒャッハー!
そんなに行かないと思うが。

2.鉄道予約に気を付けろ

以前は現地の窓口で争奪戦のようにして切符を購入したが
2023年現在、ネットで予約購入ができるようになっていた。

鉄道予約のためのアカウントを作るのに際して、
インド国外の番号のSMS認証をするために
200円ほどの手数料がはじめにかかるのだが、
あの切符争奪戦をたったそれだけで離脱できると思うと
200円を払う価値は個人的には大ありだ。

以前はインド鉄道IRCTCでアカウントを作った後、
別に民間の会社を通して切符を予約購入したようだが
2023年現在はIRCTCから直接予約購入ができる。
ただ、サイトの作り方が不親切でユーザー目線ゼロ。

そんな不親切なサイトでなんとか予約を終え、
支払いの段階で予期せぬアクシデント発生。
クレジットカードが拒否されてしまう。
三井住友VISAカード。私のクレジットカードの何が悪い?
3回リジェクトされた後、ためしにMastercardを使ってみた。
あっさり通った。

押してダメなら引いてみろ。
VISAがダメならMasterを使えというのがインドのルールだ。
IRCTCのアカウント作成や予約購入はこちらから↓
https://www.irctc.co.in/nget/train-search


3.ホテル予約に気を付けろ

ムンバイのホテルを予約する前に
候補のホテルの口コミを読んだ(英文)。
そこにはこんなことが書かれていた。

ここのホテルは外人(インド人以外)は泊まれない。
私はもうOTAを通して宿泊費を支払ったのだが
ホテルは私の宿泊を拒否し、返金も拒否した。
彼らはそれがホテルのポリシーだと主張した。
誰が小さな字のホテルポリシーなど読むのだろうか。

多分agodaに書いてあった某ホテルの口コミを訳

えっ?と思い、慌ててホテルポリシーを確認すると
確かに外国人お断りの旨が書かれていた。本当だ。
普通の手続きでagodaから予約できそうな雰囲気なんだが・・・

国や地方によっては
・外人お断り(だいたい低予算のホテル)
・未婚カップルの同室の宿泊お断り
といった日本の常識が通じないルールがあるので
エッジの効いた国に行くときには改めて要確認。


4.国内線チェックインに気を付けろ

日本で国内線を利用するときには
遅くても空港に出発30分前に到着するようにしている。
保安検査場を抜けるのが出発20分前を切ると
飛行機に乗せてもらえないからだ。

しかし今回は日本ではなくインドだ。
私は初めてエアインディアの国内線を購入した。
(エアインディアのロゴのマハラジャがかわいいけど
サービスはクソだという噂。どおりで安価なわけだ)

エアインディアはきちんと
「国内線カウンターは60分前に閉めるYO」
「搭乗ゲートは20分前に閉めるYO」
とホームページに名言している。

航空も鉄道も平気で遅延するくせに、
乗客の遅延は1秒も待たないのがインドだ。
情状酌量は期待できない。

デリーやムンバイといった大都市の空港は
その膨大な人口に比例して混雑する。
あり得ないくらい混雑する。
ぜひとも早めに空港に着くことを心掛けたい。


トラップがありすぎるので後編に続く

(ANAのマイレージ延長の発表が遅かったのもトラップ?)

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