家系図を書いてみよう!
『家系図』とは
みなさんは家族に同じような病気になった人はいますか?
その ” 家族歴 ” はみなさんや家族の健康を考えるための大切な情報です。
『家系図』は家族歴を家族や医療者と共有する便利なツールです。
ここでは、家系図の書き方をご紹介します。
実際のゲノム医療の現場でも家系図はよく使われますので、みなさんもぜひトライしてみてください!
家系図の書き方
ゲノム医療で使用される家系図には推奨される記載法があります。
これから、簡単なルールをいくつかご紹介します。
性別・年齢
シンボルには、男性であれば四角、女性であれば丸、多様な性別を表現する場合には菱形を用います。
年齢や生年月日をシンボルの下に記載します。
体質・症状の有無・亡くなった方
特定の体質や病気の有無は、シンボルに色付けをして表現します。体質や病名の詳細はシンボルの下に記載します。亡くなった方はシンボルに斜め線を引きます。
家族同士をつなぐ
一人ひとりのシンボルを線でつないで、親子や夫婦、きょうだいなど家族構成を表します。
家系図の例
たとえば、家族にがん発症者や糖尿病をもつ人がいるAさんの場合、ご紹介したルールを参考に、Aさん自身でも例のような家系図をかくことができそうですね。
ゲノム医療の現場で使用される家系図は、血縁関係がある家族を中心にまとめます。
しかし、みなさんがご自身で家系図をかいてみるときには、血縁関係がない家族やパートナーも自由に追加してオリジナルの家系図を作成してみてください。
さいごに
ゲノム医療において『家系図』は重要な役割を果たします。
わたしたち認定遺伝カウンセラーもクライエントの家系図を作成します。
一度作成された家系図は、適切に更新されることで一人のクライエントだけでなく、ご家族全体の健康に生かすことができる大切な情報になります。
是非一度、あなた自身とご家族の健康情報を家系図にまとめてみましょう!
気になることがあれば、わたしたち認定遺伝カウンセラーにご相談ください。
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