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第13回 「私と弁護人について」
最初から私選を雇わなかったお前が悪いと言われればそれまでだ。
しかし、国選弁護人でも優秀な人は沢山いる。
その中でも大ハズレくじを引いてしまったのは今回の事件の国選弁護人だ。
とにかく仕事がいい加減。
接見禁止が付いている中、家族にこれを伝えて欲しいと言っても(例えば感謝の気持ちとか)表現の仕方一つ合わないと
「それは私のマイルールに反するので出来ません」とか言ってくる。
でも気分屋なのか何日か経つとコロっと態度が変わって「やっぱ、やりますよ」とか言ってくる。その逆もまた然り。
もう散々それに振り回されてきた。
言葉を良くして言えば正義感が強すぎるのだ。
でもその方向性が我が道を行きすぎて目指すゴールが依頼人と一致しない。
今回、求刑二年六ヶ月に対して判決二年なのは大分安くして頂いたが、それはあくまでも裁判官の裁量であって弁護活動で取り得たものじゃない…と思ってしまうぐらいこの弁護士はいい加減で言う事もやる事もその場しのぎでコロコロ変わり大変だったのである。
何故、私選を雇わなかったんだろうと本当にそれだけが後悔。
今回、保釈されないまま拘置所に来てしまったが、私選を雇っていたら初めに起訴された時点でとっくに保釈されていた。
控訴する気があるかどうか聞かれたので試しに
「身辺整理目的でするかもです」って言ったら
「いやぁ〜それでも保釈は難しいと思いますよ〜」って。
やっぱこの人無能や…失礼。
でも才能ある現実的な先生はここで金銭的な話をしてくる。
〝出来ひん事もないけど、金かかりまっせ〜〟って事だ。そして僅かな数パーセントにこれでもかと攻撃を仕掛ける。
才能ないやたら現実的な弁護士って需要あるのかな…。
そして何の因果関係か、この弁護士とは同い年で同じ大学を卒業していたのである。
あのキャンパスにあいついたんや…って感じだった。
もう今となっては生理的に無理。
顔も見たくないレベルで体が拒絶してしまっている。
こんな話がある。
「先生、ここに100万ドルある。助けてくれ」
「分かった。約束しよう」
100万ドルもあったら男は刑務所で良い暮らしが出来るだろう。
しかし、男が100万ドルを持って刑務所に行く事はなかった…。
アメリカンブラックジョークである。
男はきっと刑は軽くしてもらったであろうが弁護士に金を全て持っていかれたというジョークだ。しかしこれはあながち間違いではないと思っている。
これから何らかの刑事事件に巻き込まれそうな方、今何かしら怪しげな事をしてて刑事事件になっちゃいそうな方。
間違いなく私選弁護人にお願いする事をお薦めする。
一文無しになっても。
サラ金から借金してでも。