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自分を責めるのは刃物で自分を傷つけるのと同じことやねんで
「他人に怪我をさせてはいけませんよ」
「ましてや自分の体を傷つけるなんて絶対にやってはダメですよ」
こんなこと、小さい頃から言われてきたし、小学生かって知ってる。
それやのに、なんで「自分で自分を責める」ことはみんな平気でやってしまうんやろう。
自分を責めるのは、刃物で自分を傷つけるのと同じことやのに。
自分を責め続けた過去
冒頭からわかったようなことを言ったけど、なにせ私自身がかつては自分を責めまくってた。
何かできひんことがあれば「こんなこともできひんなんて」。
自分より優れた人を見たら「あの人に比べて私は…」。
失敗でもしようもんなら「なんて自分はアカンのや」。
挙げ句の果てには「私なんか生きている価値すらあらへん」。
よくもまあ次から次へと自分を責められたな、と今なら思うけど、かつては本当に「自分はダメな人間や」と思ってたし、自分の人格すら自分で全否定してた。
当然これだけ自分で自分を責め続ければ、ひずみはやってくる。
私にとってはそれが20代後半に発症した「パニック障害」と「うつ病」だった、というわけ。
自分を責めるのは刃物で自分を傷つけるのと同じ
病気が回復してからも、人間の思考回路というものはそんなに簡単に変わるわけもなく、相変わらず自分を責めるクセはすぐには治らなかった。
ただ、今はもう自分で自分を責めることはない。
いろんな本を読んだり、自分自身で意識したからというのもあるけど、一番の理由は「自分で自分を責めるのは、刃物で自分を傷つけてるのと同じ」と気づいたから。
体の場合、刃物で傷をつければ痛みも感じるし血も流れる。
痛いのは誰だって嫌。血を見るのが怖い人かっているやろう。
だから(様々な事情がある場合は除いて)自分で自分に刃物を向けることは通常あんまりない。
でも、心は責めたところで具体的な痛みも伴わへんし血かって流れへん。
痛くない。怖くない。だから責め続ける。
そして見えへんところで心の傷はどんどん深くなっていく。
その結果、心の病になったり最悪の場合は命を絶ったりしてしまう。
「気づかない」から取り返しのつかないことになる。
実際に私がそうやった。
だからこそ今、私は声を大にして伝えたい。
自分を責めるのは心のリストカットと一緒やねんで、と。
みんな唯一無二の存在やねん
そもそも、人間なんてできることもあればできひんことだってある。むしろできひんことの方が多いやろう。
それやのに、自分ができひんことにばっかり目を向けていたら命がいくつあっても足らへん。
できることかってたくさんあるねん。そのことで多くの人の力になってるねん。
だからもっともっと「自分のできること」に目を向け、伸ばし、自分を讃え、自信を持ったらええ。
あと、他人と自分を比較することこそナンセンス。
「あの人はあんなにできるのに私なんて…」って、当たり前やん。
みんなできることは違うし、そのレベルも違う。
全員まったく同じことができたら、それ、ロボットやで。
あの人はあれができて、私はこれができる。
比較なんてする必要はない。
そう、誰もが唯一無二の存在やねん。
だからな、最後にもう一回言うで。
自分で自分を責めたらあかん。絶対にあかん。
そのナイフは、今すぐ捨ててしまいなはれ。
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