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【NO.0199】 いよいよ総選挙 緊急事態条項案の阻止にむけて

 自民党の総裁に石破茂氏が選ばれました。高市氏との決選投票を逆転で勝利。先ず、今後の政策を進める上で、この点が大きなポイントとなります。より多くの議員票で当選したことになりますので、自主性が貫けない形での総裁就任となります。

 1日には(暫定)首相に任命されました。そして、9日解散、15日公示、27日投開票という日程が決まりました。
 一度も国会を開かないでの解散、論戦があれば、不利になるのかボロがでるのか。国民には、新鮮なイメージの持ってもたっらまま、マスコミには、不利になるようなことはできるだけ放送させないうようにし、話題になることだけを集中してできるだけイメージを維持するような対策をすると思われます。TVには、自民党関連の報道が目立つことになるでしょう。

 前回の岸田首相には、騙されたというか、総裁選での公約と実際に岸田首相が行なった施策との乖離が甚だしく、当初の期待を大きく裏切ってくれた経緯があります。今一度、石破氏の政策を見つめる必要があると思います。

 総裁選の公約がこれですね。

 そして、所信表明演説。

 このまま、総選挙を勝ち抜き、首相として実際に認められてからの現実行動に大注目です。
 岸田首相には大きく裏切られましたから、その二の舞は避けたいという思いは大きいのですが、総裁選の状況を見る限り、岸田路線つまり、アメリカグローバリズム勢力の言いなり政権、日本売国政権を続けざるを得なくなるでしょう。

 今、グローバリズム勢力が急いでいるのは、憲法の改正、国民投票の実施です。憲法改正の最大の課題は、緊急事態条項の新設であり、特にその内容が注目され、それと同時に懸念も大きくなっています。
 従来は、憲法9条第2項の改正が注目を浴びていましたが、現実に自衛隊の存在が明記され憲法で認められたとしても、現状の自衛隊は、アメリカ軍にお伺いを立てなければ何も出来ないのは変わりません。最悪、アメリカの戦争に日本の自衛隊がかり出されることになる可能性があります。特に台湾有事では、その地理的現状から、日本とフィリピンが、中国、ロシアの盾になることが要求されるでしょう(どちらもアメリカの属国ですね)。最前線に日本人ということになる可能性があるということです。
 つまり、今憲法を改正しても、日本の現状の立ち位置が、アメリカのほぼ植民地状態であること。この状態で憲法を改正すれば、それこそ、アメリカの植民地化が、特に緊急事態の常態化という手段によって、達成されてしまいます。 
 憲法改正は、真に独立した状態の日本国の下で、改正でなく、新たな憲法を創出するべきで、そうでないと、全く意味がないと思います。

 明治以降、日本は、グローバル勢力の事実上傘下に取り込まれています。日本が抗い真の独立を画策するごとに、アメリカを中心としたグローバル勢力はありとあらゆる手段で阻止されてきました。先の戦争では、我々日本人を殲滅させる一歩手前まで行きました。そんな現実のもとで、日本人の心の柱となる憲法は策定できないでしょう。

 日本の危機の本当の顔は、決して裏金問題に矮小化されてはいけないと思います。

 そして、間もなく行なわれる総選挙。真の独立国家日本を復活させるための戦いが選挙なんですが、これも、グローバル勢力の都合のいいように制度を変えられ、少数の得票でも過半数がとれる小選挙区制によって、グローバル傀儡自民党が勝利するシナリオを描きやすくしています。
 日本の制度ですと、小選挙区で過半数を取る必要があるため、非常にハードルが高い。現職の国会議員は、議員であることが大事ですので、よほどの日本に危機が目に見える形で襲ってこないと、その重い腰は上がらない。
 動かすためには、国民のうねりが必要なのだが、無関心な国民、情報を得ようとしない国民が果たして、動かせるのか。そして、答えられるリーダーが輩出するか。答えがこの総選挙で垣間見れるかも知れない。

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