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【NO.0083】西洋思想の功罪
日本は古来より差別とは差別、特に性差別問題は存在しなかった。元々女性の地位は、他国特に西洋諸国と比較しても、卑下もせず、知識も高く、その地位も高かった。平安の世には、女性文学に花が咲いたのがいい例だと思う。同性愛についても、「男色」という言葉があるように、その存在も多く、それに対して、何ら批判も起こっていないのが日本なのである。いい意味での寛容な社会が日本の特色だと思う。
その社会に、西洋特にキリスト教思想が入ってきたことから話がややこしくなる。日本は、宗教に関しても寛容で、神仏習合に代表されるように、人々は、宗教というより、地域に根差したご先祖様への感謝の気持ちの表し方を取り入れてきた。感謝する対象が神であり仏なのだと思う。しかし、キリスト教は絶対の一神教で、他の宗教は否定する。だから宗教に関する争いは多い。また、罪を悔い改めるというのがその本筋で、人々は、元来罪を背負って生まれてきているといった考えで、神や上位者が絶対という考えが深くあると思う。だからこそ、不平等社会が根底あり、それをキリスト教の教えによって改善していく。だから、何もかも平等でないとと躍起になるのではないだろうか。
こうした思想が、寛容な社会(西洋側からすれば曖昧)の日本とは相いれないものであるのにも関わらず、日本古来の伝統を否定するという、西洋左派グローバリズムに追従する勢力が、マスコミも押さえて声が大きいため、否定する側の声がかき消されてしまっている。つまり、日本の伝統の否定、日本そのもの否定が、世界の最先端のい持続可能社会をすでに形成していた日本を、歪な形の企業利益中心の持続可能社会に置きかえられてしまいかねない状況なのが現実だと思う。
何もかも、西洋社会に媚を売る日本。今後、どうなっていくのでしょうか?
非なるものが日本を覆いつくし、日本人の心が消え去る前に、日本人のイシキカイカクが大いに必要なのではないだろうか。