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【NO.0207】 映画「オッペンハイマー」 (マンハッタン計画/ハイドパーク覚書/トルーマンの言葉/日本の出生数激減) 

 公開時は、あまり見たいとは思わなかったのですが、見ようと思ったきっかけは、ある本を読んだことによります。
 その本とは・・・。

林千勝著『原爆は「日本人」二十数発投下せよ!』

 この映画の主人公J・ロバート・オッペンハイマーは、1942年に始められていた原爆開発を目指している「マンハッタン計画」の中で、ロスアラモス研究所の初代所長に就任した。

J・ロバート・オッペンハイマー

 そして、世界で初めて原子力爆弾を開発し、1945年7月16日「トリニティ実験」と呼ばれる核実験を成功させ、その直後、広島・長崎へと原爆投下された。

トリニティ実験における核爆発の瞬間

 原爆の開発理由は、ナチス・ドイツがすでに核兵器開発に着手していたため、その危機に対抗するため開発を急ぐ必要があったとこの映画でも原爆開発理由としている。日本への投下も戦争を終結させるためとされている。
 映画では、その後のオッペンハイマーの苦悩の部分を伝えている。原爆投下による広島、長崎の惨状から水爆開発への反対運動や親族や関係者に共産党がいたため、共産党員の疑いをかけられたこと等から公職追放となることなどが描かれている。

 映画としては、非常に面白いのですが、日本人の立場として、現実を見ると、やはり、こうした、グローバリズムの立場の作品は、あまり、よい印象は残らない。特に、原爆日本投下の理由が、信実とはかけはなれていることが、林千勝氏著の本で知ってしまった以上、この映画も原爆投下の正当性を描くためのプロパガンダのように思えてきます。

 1944年9月18日、ニューヨーク州ハイドパークで行われたフランクリン・ルーズベルト米大統領と、ウィンストン・チャーチル英首相の会談で、その内容が示された覚書に次のような一文があります。
「・・・爆弾が最終的に使用可能になった時には、熟慮の後にだが、多分日本人に対して使用していいだろう。なお、日本人には、この爆撃は降伏するまで繰り返し行われる旨、警告しなければならない・・・」
 日本人に対して、降伏するまで繰り返し投下するということ。ターゲットは、ドイツではなく日本、しかも日本人という人を狙うということを明らかにしている。
 
 また。ルーズベルトの後を継ぎ、実際に原爆投下時の大統領だったトルーマンの戦後の対応として、日本人を人と思わなく、猿と見下し、永遠に搾取し続ける旨の言葉を残している。

トルーマン大統領と”あの”言葉

 そして、この言葉が、現実に今もなお日本で繰り広げられている。
 虚実の自由は、戦後の経済大国となったことで、日本復興にはアメリカウォール街の資本家のマネーが投入されている。天皇陛下がアメリカ訪問の際ロックフェラー邸を訪れていることからも、かなりの深い関連があると思える。
 また、今の日本人、薬や、食材などによって、病気にさせられて、薬や治療により、アメリカビッグファーマが莫大な利益を上げている。今回のワクチンなどもこんな頃から計画されていた流れで起こされているのだろう。戦勝国の権限として、日本から永遠の植民地として搾取し続けると、戦後すぐに、トルーマンは公言している。

 このような策略をもつアメリカを同盟国として、日本は守ってもらえているという錯覚を日本人は起こしている。アメリカの本音は、日本は、中国、ロシア、ドイツと並んで、敵国という認識だ。日本人は永遠に騙され、利用されているのだろうか。直接アメリカ人がではなく、日本人の工作員を通して。

 こんなニュース。これも原因は日本人だけにあるのではない。
 婚姻数の激減は、日本及び日本企業が、アメリカ型新自由主義(グローバリズム)への傾倒による日本人の働き方の変化、つまり、非正規労働者の激増により、収入の大幅減により、子育ておろか婚姻すらできない日本人が増えている。
 また、アメリカからの輸入食材や薬、ワクチンなどに含まれる、身体を蝕む薬品などにより、日本人の生殖機能が衰えてきているということもある。
 また、家族や地域を破壊する個人主義、男女共同、LGBTQ認識拡大などでも子どもを育てるという重要な意義が日本人の感覚から、なくしていくようなものを、日本に無理矢理導入してくるのもアメリカだ。
 まさに、アメリカ発の日本に対する策略が、そのまま、日本の出生数の減少を起こし、いずれは、日本人自体が消滅していまいかねない状況を作り出している。

 この状況に終止符を打つには、やはり、政治の力によるのだが、日本の現状を見ていると、永遠にこの状況終らないのではと危惧する。
 肚の座った政治家が現れることを待っていては間に合わない。私達が、めぼしい中から育てていく必要もあるのではないだろうか。

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