【NO.0179】 無関心が生む選挙結果と関心が生む選挙結果 大きく違ってきます。
英国で総選挙と言われる議会下院選挙が行われ、労働党が政権奪取を確定したようだ。
14年間政権を取っていた保守党が敗退し、最大野党の労働党が政権につく。第3政党として自由民主党が大きく議席を伸ばし、逆にスコットランド民族党が議席を減らして第3党の位置から転落したようだ。
右派政党リフォームUKは得票率大きく伸ばすも、4議席に留まるもようという。
英国と日本、どちらも議院内閣制を採用しており似ています。ただ、英国は下院総選挙の第一党もの党首がそのまま首相に任命されるのに対し、日本は、各議会の多数決で最終決まります。
若干の違いはありますが、英国と日本、直接、首相を選ぶことができず、国王と天皇を戴くことと関連があるのかも知れませんが、なかなか、大きく政治を変えることができないシステムになっているようです。
世界(といっても、欧米という限られた)の流れはというと、グローバリズムが国を超えて、国民の意に反する政策を、議会も無視して、実施している現状に、反グローバリズムの勢力が、新たに台頭して、勢力を伸ばしている途上にあると言えます。
一方、間もなく大統領選挙の米国は、現職の民主党が揺れています。
以前からあるだろうと言われていた、直前での民主党候補者の交代。いよいよ現実味を帯びてきました。 まあ、すでに、その路線は敷かれていたのだと思いますが・・・ さて、代わりは誰か? あの疑わしき人?
日本では、衆議院選挙がまた引き延ばしされました。まあ、今解散したところで、惨敗するのは見えていますのでその判断をするだろうことは予想できます。
しかし、このままだと、自民党への支持は減る一方だと思うのですが、おそらくこれ以上の支持率の下落はないともいわれています。
やはり、ある一定、恩恵を受けいている人々も存在しますし、小選挙区制のため、自公(某宗教団体)との協力を受けやすいこと。そして、最大の要因は、日本人が選挙に無関心なこと、メディアの露出でいい意味でも悪い意味でも、自民党系の政治家の方が、大衆には名前が通っています。関心の薄い有権者は、選挙に行かない選択をするか、メディアで名前だけよく聞く人を選択するかのどちらかになります。政策は関係ありませんので、良い政策を訴えても、メディアでの印象操作には勝てません。
また、まだ岸田さん? どう考えても凋落の象徴なんですが、9月の総裁に再選される可能性もあるとも。まあ、誰も火中の栗を拾いには行かないということなのか。はたまた、米国ディープステートが、すでに次の首相を決めていて、そのシナリオ通りに選挙引き延ばしをしているのか。
一部国民の声はなかなか届きません。日本の政権は完全にグローバリスト側に堕ちてしまっています。安倍元首相の暗殺も完全に政治家の言論が機能停止状態してしまいました。「少しでも言うことを聞かないとこうなるぞ」という脅しに完全に腰が引けています。今年のスロバキア首相銃撃事件なども大きな影響があったのでしょう。
しかし、欧州議会選挙、フランス議会選挙やオランダ議会選挙の結果や、
今回の英国選挙でも少ないながらリフォームUKが議席を伸ばしています。
日本では、唯一の反グローバリズム政党(参政党)が地道な活動を続け、支持は着実に伸びています。下地はできつつあります。
最後は国民の「関心領域」が政治にたどり着くか否かにあると考えます。政府の暴走、国民資産の流出、そして日本人(国)の消滅を防ぐためにも。
鍵を握るのは我々です。