知財、商標の持つ本当の意味とは? 想いの見える化トークライブ、今回は商標の普及に命をかける商標伝道師、山口かな様をお迎えしました。
商標って単なるマークやロゴではないんですね。実際に商標が持つ力、取得することで何が起こるのか、経験豊富な専門家にお話しを伺いました。
知財戦略戦国時代という言葉がでましたが、専門家だからこそ知る裏側。
商標を通じて貢献の人生を選択した商標伝道師、これからのビジョンもはっきり続いています。
大変ためになっておもしろいお話でした。
《思いの見える化トークライブ》とは、おふぃす・ともともの代表、高野朋美が、経営者その人のバックストーリーに迫り、そこから来る揺るぎない思いを存分に引き出す、楽しくてへぇ~すごいっの1時間です。
これまで:これからの情報など、こちらから(Facebook)発信しています
記事最後に、おふぃす・ともともの連絡先も載せています!
【以下は文章です】
高野:7時になりました。いぇーい。はい、中小企業経営者に聞いてほしい想いの見える化トークライブ、あのすごく久しぶりに開催です。いぇーい。すっかり秋めいてまいりました、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。ということで今日は山口かなさん、まぁ私、商標伝道師という言い方をしているんですが、商標のプロでいらっしゃいますね、をお招きしてお話を聞いていこうという風に思います。よろしくお願いします。
山口:お願いします。
高野:はい、じゃあ山口さんちょっと簡単に山口さんの自己紹介してもらっていいですか?
山口:はい。自己紹介、そうですね。はい、えっと山口と申します。
高野:よろしくお願いします。
山口:はい。えっと東京のですね九段下にある弁理士法人テックロー国際知財事務所というところに務めておりまして…。
高野:かっこいいですね、かっこいいですね。すごいなぁ。
山口:ありがとうございます。あの安国神社の坂のすぐ下ですね。
高野:そんな通り沿いにあるところ?
山口:あ、ちょっと1本入ってるんですけど、ただ神社広いですからそこにたどり着くんですよね、遡って。
高野:あぁなるほどね。
山口:そうなんです。
高野:おぉすごいすごい。ど真ん中、ど真ん中。
山口:そうです。そこで商標担当として務めています。
高野:うん、なるほどありがとうございます。商標担当って言うと仕事的にはどういう仕事をされるんですか?
山口:はい えっとま商標というのは特許庁にあの登録したいロゴとか名前とかを申請するっていう。申請して独占的に使うっていうものなんですけれども。商標担当としてはその名前が取れそうかどうか、出願する前に調査をしたりとか。あとはえっとそういった願書の案文のところですね。
高野:案文?
山口:えっとまその下書きみたいなところを書くと。あの全部書いて出すっていうのは便利士資格を持った人しかできないので、私はできる範囲までのところをサポートするということです。
高野:なるほど。ま今便利士さんではない?
山口:はいそうです。弁理士資格を目指しながら、今の事務所に務めて6年目でございます。
高野:なるほど、ありがとうございます。あのご覧の皆さんのいいねをね、是非押してください。いいねをいつもしてください。そうすると私たちは嬉しいです。はい、ありがとうございます。なるほど、あの商標ってね、ま私とかがイメージするのはロゴであったりとか、なんかマークみたいブランドのマークみたいな、ああいうの商標でいいんですか?
山口:はい、えっとそうですね。人が基本的に例えばサービスとか商品を見分ける時に入るもの、耳で聞くものってありますよね。音とかロゴマークもそうですし、文もそうですけれども、人が五感で認識できるもののほとんどは今、商標登録できるようになっててですね。
高野:えぇ、音楽とかも?
山口:そうなんです。あのもっと皆さんが多分想像されるのって文字かロゴマークだと思うんです。近年商標登録が認められるようになった商標の対象としては、音の商標、色彩のみの商標…。
高野:色?
山口:はい、そうです。えっと私の近くにあるのがこれです。この消しゴム。
高野:あ、見たことある消しゴム。
山口:これも文房具の分野で青白黒この3色で色彩のみの商標として登録されてる。
高野:じゃあ文房具でその3色の、あのそうなってるやつ使っちゃダメってこと?
山口:そうです。もしここを山口って変えたとしても、この3色使っていると権利侵害になりますね。
高野:あ、そうなんだ。今ねいいねが1個上がってきました、ありがとうございます。
山口:ありがとうございます。そうです、そんな感じです。
高野:そうなんだ。ちょっとね、あの商標の話をねちょっと聞いていく前に、山口さんはなぜその仕事をやってらっしゃるんでしょうかっていうところをちょっと聞きたいんですよ。でしかも伝道師と言われるぐらい商標普及に命をかけておられるわけですよね。
山口:そうですね、はい。伝道師と呼んでいただいてすごい嬉しいくらいです。
高野:命がけの人は大好きです。
山口:ありがとうございます。普及活動はそうですね、あのやっております。
高野:なんでまたそこまで商標をこう広めようと思ってらっしゃるんですか?そもそも。
山口:あ、そうですね。実は私前職あの商標の対象となるそれこそロゴマークとかネーミングをやる、えっとデザイン事務所に務めてたんですね。
高野:あぁだからデザイナーさん?
山口:いや実は私デザイナーではなくって、ネーミングは作ってたんですけれどもディレクションと言ってデザイナーと経営者の間に立って仕事を取ってきたり、やり取りをあのしたりみたいな、そういう…。
高野:あぁ、だから進行したりとか。
山口:そうです、旗振り…。
高野:ロゴ作っていくのに、まお客さんとそのデザイナー、クリエイターつなぐ役目とか。
山口:そうですね。
高野:なるほど、うん。
山口:そこでやっていたんですけれども、その当時はあんまりその商標のことも商標の商の字もあんまり知らないぐらいだったんですけれども。
高野:あそうなんだ、うんうん・。
山口:ただやってる中でお客様からたまに聞かれることはあったんですね、これ商標取りたいんだけどみたいな。ただその時はまあ弁理士事務所探してくださいね、ぐらいだった。
高野:うん、なるほど。
山口:この仕事に移った理由はですね、実は狙って移ったわけではなく、ひょんなきっかけで転職してみたらすごく親和性のある業界だったっていう感じなんです。
高野:ほう、転職はなんでまたこう転職されたんですか?
山口:はい、私あの経営者交流会に所属してるんですけども、その経営者交流会に当時はデザイン事務所の営業として入っていたわけですね。
高野:あぁ営業さんとして入ってたんですね。
山口:そうなんです。
高野:交流会ってBNI?
山口:はい、そうです、そうです。売れる名刺作りたい人は私まで、みたいな感じで。高野さんもやってらっしゃると思うんですけど、そうやってたんですが、ま私の転職するきっかけは、そのデザイン事務所を退職する…まデザイン事務所がその交流会から撤退するっていうことだったんですけれども。私そのBNI、ま交流会の仕組みが好きだったんですね。人に役立つことで自分に仕事が回ってくる仕組みがすごい好きでしたので。ですのでま私はBNIの方をこう優先させたいというか。こう、あんまりデザイン事務所の方でも結果は出せて、BNIからというよりは結果出せてなかったのもあったので、BNIの活動もっと一生懸命やりたいなと思ってる時で。それでまBNIで知り合った人が、えっとうちに来る?っていう風に言ってくださって。
高野:あぁそれで転職したわけですね。
山口:そうです、転職したんです。
高野:ほうほう、そこが商標とか取っとられる…会社。
山口:はい、弁理士事務所でした。
高野:弁理士事務所さんだったわけですね。でそこに入られて、で山口さんはそこで、その商標取るって仕事され始めて…。
山口:そうです、もう入ってすぐに営業と商標担当として、まデザイン事務所であの仕事してたならロゴとか、あの文字の方が特許とかよりはあのできるよねっていうことで商標と営業の担当になったと。
高野:あぁそうだったんだ。最初どうでした?商標、あの商標の仕事だよっていう風になって、そこからされていくわけなので、畑としてはやっぱ違うじゃないですか、そのロゴを作る…。
山口:そうですね、全く違います。
高野:全く違いますよね。どうでした最初やってみた時。
山口:そうですね。ま夢中で、今思ってみれば全然違和感なく入っていったなと異業種なのにっていう記憶がありますね。あの覚えることはもちろんたくさんで、畑違いですから、あの夜中まで事務所に残ってわからないことを調べてたりとか、そういうことはあります。親和性があると言いますか、あのやっぱりこれをロゴを守るためにはこうとか、あのそういう もののあの共通してることがあったので、違和感なく入っていけたなっていう。
高野:あぁそうなんだ、そうなんだ。でも結構なんか法律的なところであったりとかすごく関係してきますよね。
山口:はいそれはとても関係すると思います。
高野:私あの法律の条文見ただけで吐きそうになるんですけど。山口さんそんなことはなかったんですか?
山口:そうですね。あの難しい文章を読むのとか取り扱い説明書私読まないタイプなんですけれども…。
高野:はい、私もです。
山口:そうですよね。もう読まずにポイっと、必要になったら見りゃいいやぐらいにあの置いてあるんですけど。ただことにこの自分の仕事の分野に関しては、あの興味、すごく奥が深いんですよね、調べて勉強してもやっぱりプロの先生も常に士業の先生方も勉強していらっしゃると。奥が深いので私の知識欲にすごく合致したというか、ですのでそれに関してはあの苦ではないですね。難しいですけど、する必要なことならお客様のためにと思って苦なくあの調べるし覚えられる。
高野:あの何が1番面白いんですか?その商標の仕事って。
山口:そうですね。1番面白いのはやはりあの自分がというよりも、お客様が大事にしている名前とかマークの権利を守れた時っていうのが、あの無事に登録できて独占できましたねっていう風にやって、ありがとうございますという風にお礼を言われた時が1番嬉しいです。
高野:あの今ねそのだいぶその権利であったりとか、商標だったりとかが、まああの浸透してきてるのかなっていう風に思うんですけど。あの商標って取った方がいいんですか?
山口:そうですね、取った方がいいものが多いと思っています。
高野:ものが多い、取った方がいい、例えばまうちもこのあのね会社のこれはまロゴマークなわけですよ。これ取った方がいいんですか?
山口:そうですね、そのロゴをどう使っていきたいかによって、私必要ない場合はお客様に取る必要ないですよって相談いただいた時にあるんですけれども。基本的にはそのロゴマークをご自身が使っている分野で、他の人に真似されたりとか後からその人からあの別の人から私がその権利取ったから使わないでって言われた時に、別にそれはそれで気にしませんと、その時だったらこっちが変えるんでっていう人は私取る必要ないと思ってます。ま もちろんもっとあの難しい話をすると、損害賠償とかになるとそれはそういうあの問題が出てくるので、取る必要ないとは言いきれないんですけれども。
高野:なるほど。なのでそういうこう他に使われたりとか、他さんからもう使わないでくれって言われた時に、めちゃくちゃ困る人は取っといた方がいいいってことですね。
山口:そうですね。あの色々な面がありますが、1つはそれは必ずあると思います。
高野:なるほど、ありがとうございます。で、です、なぜそこまでこう伝道師と言われるぐらいこう山口さんは商標を普及したいわけですか?
山口:はい。えっと私が普及しているのって自分にはまだ商標が必要ないとか思ってるスタートアップの方に対して、あの商標がスタートアップとかでも必要だよと。あの規模なくても必要だよっていうのを言いたくてあの普及してる。その理由はやっぱりそれをやっていなかったことによってご自身が大事にしているサービス名とか商品をやめなきゃいけなくなったお客様っていうのを見てきたからっていうのがあります。
高野:結構いらっしゃるんですか、そういう人たち。
山口:結構というより定期的にご相談はいただきますし、あのこの仕事を始めて最初に印象深かった事例としては、北海道のタピオカ屋さんがあったんです。キッチンカーにそのタピオカ屋さんの名前を、キッチンカーにちゃんとこう他に頼んであのプリントしてですね、ショップ作ったりとかインスタにもやったりとかってロゴマークやってたんですけれども、実際にそこが他者のですね権利侵害をしてるっていうことで触れてしまって、国書が届いたということで。
高野:あの実際似てたんですか?
山口:似てるというよりも同じお店の名前だったんですよね商標登録されているものと。だからその商標を使っているので権利侵害ですから使用をやめてくださいっていうような、ですけれども。
高野:なるほど。全く同じだったんですね。
山口:そうです、お店の名前が一緒だったっていうことですね。
高野:なるほどな、そっか。それやりかえないといけないですもんね。キッチンカーのね。
山口:そうです。やっぱり相手がしっかり権利を取ってる以上、名前が似ているとかちょっと似ているとは言えないっていう場合にはもちろん反論したりするんですけれども、そういうこと全く同じ名前でしたので、そういう意味ではその方はあのやめてしまって。結局お店の名前変えるってことは全部作り替えなきゃいけないんですけど、そういう余力はなかったっていうことで畳んでしまったんですよね。費用は結構かかると思います。あの例えばキッチンカーにプリントしたものも、ロゴマークのデザインからデザイナーさんにやり直してもらわなきゃいけないですし、カードも印刷したものを全部やり直さなきゃいけない。キッチンカーにプリント、ペイントしたやつも全部やり直さなきゃいけないってなると、もう1回開店資金全部ではないですけれど、そういう販促物作ったものは全部作り替えなきゃいけないっていうことになりますので。なので本当にその方って1人でただ小規模で始めたっていうようなタピオカ屋さんだったんですけれども。始めたばかりで、北海道の1地域で。
高野:あそっか、さあこれからってい時に。
山口:そうです、でもその人は多分考えなかったと思うんですよね。1人だし1地域でしかやってないし、そもそも他者の権利自分が侵害するなんて思ってないですし。それが見つかるとも思ってないと思うので。そういう人たちがやはりあの商売を畳まなきゃいけなくなるって本当にそうですね、あのかわいそうだし大変だし、あとやっぱり前職であのロゴマークとか名前作るお手伝いしてた身としてはいかに思いを込めて名前を考えたりロゴマークを作ったりしてるかっていうのを見ているわけなので。ここまで色々時間をかけて決めた大切な名前ロゴマークをこう使えなくなるかもしれないリスクを持ってサービスをスタートするのはすごくもったいないことだなっていう風に思った。
高野:確かに、あぁなるほどね。でもそれ防ぐにはどうしたらいいんですかね、わかんないですよね。まさかね自分の考えたネーミングとかと同じものが使われてるとは思わないですよね。
山口:そうですね。そしてインターネット検索でもすぐ出てきたりはしないですし、ご自身があのこういう仕事をしていないあの普通の職業してる方が調べるっていうのは難しいと思います。
高野:どうすればいいんですか?
山口:はい、なのでそういう方のためにあの私はその布教活動とついでにですね、無料調査できますよっていうのも一緒に言って歩いております。
高野:へぇあのその調べ方ってなんかあるんですか?
山口:はいえっとこれは誰でもアクセスできるんですけれども。特許庁が公開してる検索サイトがあってですね、J-PlatPatというま検索サイトがあるんですけれども、こちらにアクセスをして調べます。ツール自体は誰でも使うことができますけれども検索の方法が少し特殊、難しいので、誰でも知ってることができないという意味です。
高野:ちょっと待って待ってどういうこと?あごめんなさい、なんていうあれでしたっけ?山口:J-PlatPatですね。
高野:ちょちょググってみます。
山口:まずJアルファベットで打っていただいて…。
高野:ちょっと画面共有しながらやろう。
山口:あもう2個目に検索の、はいそのサイト。
高野:あ出た。特許情報プラットフォーム。
山口:はい、ここに出願されたりとかですね、あの直近で拒絶されたりとかしたものが出るんですけど。上の方にですね特許とかあの産業財関係が出てます意匠商標ここの商標というところの上から2番目の商標検索を押してください。
高野:押しました。
山口:調べてる方でちょっと知っている方だとここで商標検索ってところにご自身が調べたいサービス名を入れる。
高野:おふぃす・ともとも、入れた。
山口:はい、あのそうですね、点入れてると引っかかるかな?ちょっと検索ま適当に何か入れて検索してみてください。
高野:はいこれで行こう。これでえっと検索。えいっ。何も出てこない。
山口:普通の方はこれを見てヒット、じゃあ0だからと思うんですけど、これ取れるとは全く限らない。
高野:マジですか。いやそれわからへん。普通にそやって調べますね。
山口:そうですこれはですね特許庁のその審査においてどういった拒絶をされるのかっていうその拒絶理由をしっかり知っていないとあの検索しても検索ツールが使えて検索結果見れてもあまり意味がないっていうんですけれども、例えば今回の事例で言うとおふぃす・ともともですよね。で例えばこの言葉をですね、あのま表記とかにもよりますけれどもえっと事業コンサルとかの分野って言うと分かりづらいですね、商標ってあのその言葉で取るというよりはその言葉でどんな商品とかどんなサービスの分野を抑えたいのかっていうこの権利範囲を指定してるんですね。で例えば事業コンサルとかそういったものを含んでる分野があるんですけれども、その分野でこのおふぃす・ともともを取りたいっていう風になった場合、もし、ともともというサービスが、えっと商標が登録されていた場合には…。
高野:やってみようか。これ普通に検索、お色々出てきたよ。
山口:そうですね。でさらにtomotomoでも出てくる、あの登録してるとこあるかもしれません。これ別にともともと呼ぶの全部出てくるってわけじゃないので。そうです、これはですねあまり私としてはどうなんだろうなぁ、商標の私の考えではあまりいい取り方ではないなと思います、このtomotomo。
高野:そうなんだ。
山口:はい商標ってあの登録出願をした表記が1番強く守られるですね。そうするとこの人は多分ともともというものを取りたいし英語で書いた場合英字で書いた場合も守りたいしカタカナで書いた場合も守りたいしっていうことで取ったと思うんですけど、使う時にこの3段表記で使うわけあんまりないと思うんですね。そういう時にはあのどれかで取る、1番もちろんそれぞれ1件ずつ取るのが1番ベストですけれども、1番使用ちゃんとその商標として使用する時に 1番多く使う表記で取るのが望ましいと思うので。すいませんちょっと話脱線しましたけれども、これは今検索するものって検索窓のところの左側ありますよね。
高野:左、左。
山口:ともともと入れたところの左。
高野:あここ、ここここはい。
山口:ここの左の欄です左の欄。下ではなくて左の欄。そこ押していただくと検索色々あるんですね。
高野:なんか色々出てきてもう、もう分かりません。
山口:読み仮名で検索したり、そのままともともとひらがなで入れたらひらがなのともともだけ検索しますっていうものだったりっていう風にここで分かれるんですけれども。例えばその上から3つ目この称呼(類似検索)これ読みがななんですけれども、ともともとこの 場合はカタカナで入れていただきます、読みがな検索の場合はカタカナ、はいこれで検索してみてください。はいで下に行くと…。
高野:おぉ出てきた。
山口:もっと出てきますよね。検索方法によってたくさん出てくるわけですよね。
高野:おぉなんかここ、こもともみたいなやつも出てくる。
山口:そうです。あの読み仮名が近かったりちょっとあの似ている範囲だったりするのも出てくる可能性もありますこれは。
高野:はぁ結構出てきますねこれ。
山口:そうなんです。でこれももちろん今回はともともでしたけれども例えばあの星みたいなやつだとスターとかでも検索したりとか。
高野:スター、なんかいっぱいありそうだな。えい、いっぱい出てきた。3426。
山口:いっぱい出ますよね。もう見切れないですし。
高野:超えたため表示できません出てる。
山口:そうです。何千件かを超えるともう表示できなくなりますね。
高野:なるほど。いやでもね、仮にさっきともともで、ま検索しました。でなんか色々出てきました。結局これの意味するところがよくわからない。
山口:そうですよね。えっとこれ出願された商標が表記されているっていうのはま見たまんま分かりますよね。その横なんですけれども例えば数字が書いてあるところありますよね、区分っていうとこ。これがさっき言ったその商標で独占したい権利の範囲を押さえるって言いましたけれども、その押さえた範囲がここに入ってるんですね。押さえたというか区分を指定して出したっていうことなんですけれども、分かりやすく言うと特許庁が45個の区分を作っていてですね。45個しかないので、ここに入る数字は1から45のどれかになるわけですね。でどの区分はどれって決まってるんですね。例えば44とかって言うと医療とか美容とかが入ってる分野なんですけれども、44っていうところをちょっと左の登録番号のところ押してみてください。はいこれ押していただいて下の方に行くとこれ登録の内容が書いてあるんですけれども。医療とか美容とかいうものがあります。でその下にコードが振られてると思うんですけれども44類の中でももっと細かく分かれてるんですね。
高野:もう全然分かりません。
山口:なのでこれを正確に指定して検索をしないと、引っかかってきたものがそもそも自分が取りたい分野とっているのかどうかっていうのもわからないし、なのでこれを分かってない方は今の検索ツールを使えたとしても、本当に…。
高野:何の意味もないですね。
山口:そうですね。あまり意味はないんじゃないかなと思います。
高野:あ私のように私が…何の意味もないっていう。あぁそりゃ分かりませんわ。
山口:そうですね。なので今日お話しした部分って本当に一部なんですけれども、例えば読み仮名が似ているとか、その文字の外観が似てるとか意味する意味が似てるとかですね、そういうことでも拒絶されたりするので、そういう意味ではあの似てるものがなかったよし出願しようっていうのはもうお金の無駄になる可能性があるので、しっかり・・・ほうがいいんですね。商標拒絶されたとしても戻ってきませんので。
高野:ま拒絶って要するにこれ使えません、あの商標取れませんぜってことですよね。
山口:そうです、あなたに独占させるわけにはいきませんという風に。
高野:いやあ怖い特許庁。泣いてしまいますね。そんなあなたには使わせないわみたいなことちょっとちびりますね。それは分かりまへんわ。
山口:そうなんです。なので検索はご自身でしたんですけどって言ってあの調査以来いただくことが多いんですけれども、こういうのありましたよっていうのが出てくることが本当に多いので、ご自身の判断で検索してよし行けるぞってサービスに使っちゃうのは危ないかなと思います。
高野:あぁそうなんだ。これやっぱりあれですか、あの経験がものを言うわけですか?さっきのこう調べ方っていうの。
山口:あそうです、私も6年やっててもまだまだあのなんでしょうか、そのこれとこれが似ているとかま類似って言うんですけれども、似ているとか危ないとかっていう判断がまだあの間違う時があって、必ず事務所の代表弁理士に確認をしてもらうんですけれども。似ているけどこれは何パーセント反論できそうですよねとかっていうのを自分でもやっぱり言うんですけれども、最近あのその通りだねって言われることも増えたんですけども、やっぱり たまにはいやその判断は甘いよねみたいな、もっと低く難しいからって。あぁと思って、6年検索し続けててもやっぱりあのまだまだあの商標の類比、その似てるかどうかとかっていうのの判断って奥が深いなと思ってます。まだまだ勉強。
高野:そうなんだ6年やっててもまだまだと。
山口:そうですね、はい。調査の件数は多く本当にあの所属している交流会だったりとかその別の場所からあの依頼いただくので、本当に多い件数、多い時だと週に10件以上調査してたりするんですけれども。それでもやっぱりまだあの自分でももっともっと精度を上げたいなと思って日々。
高野:へぇそうか。やっぱま申請したらもうだから本当に一発勝負みたいな感じなわけですね。失敗できないみたいな感じ?
山口:そうです審査はですね。ただイメージ的には裁判と同じで知財高裁、最高裁まであるのでお金を湯水のようにつぎ込みますよっていうことであれば、拒絶あの審査で拒絶っていう通知っていうのが1発目来るんですけど、それに対して反論してそれでもダメであれば拒絶されてっていうのが来て、それで納得できないなら審判に持ち込むとかですね。そういうあの上まで行こうと思えばできますので一発勝負っていうことではないんですけれども、皆さんあのクライアントの皆様のお金を無駄にしないためには、もちろん事前に調査して。
高野:そうですね。一発でやってもらった方が。
山口:そうですね。登録できないものっていうのがあるのでそれは事前にお伝えした方がいいのかなとは思ってます。
高野:そうなんだ。で今そう山口さんはまだ便利士ではないんですけど、便利士を目指しておられる。弁理士の資格って超難しいって聞いたことがあります。
山口:はいそうですね。5~6%ぐらい合格率。
高野:低!
山口:さらに文系の方が受けると合格率は3%から4%ぐらいまで下がるっていう風に聞いてます。理系の方がほとんどの資格。
高野:なんでなんで。なんかめっちゃ文系な気がしますよ。
山口:今のお話は本当に知財を扱ううちの商標っていう小さい部分なんですけれども、例えば技術を守る特許とか、なので便利士になられる方はですね例えば理系の研究所とかもしくはメーカーの開発部を経てあの便利士になる方も、理系の大学院からなる方もいらっしゃるんですけれども、ほとんどの方が理系だと思います。
高野:そうなんだ。山口さんは弁理士になられたら、やっぱ商標をずっとやっていかれる?
山口:そうですね、ま好きなのであの商標専門という風にやる方もいらっしゃいますけど、私はもちろんまだできないものももっとできるようになりたいので商標専門っていうかどうかはまだ決めてないですね。特許とかも扱えるようになったらいいなと思いますし。
高野:そうなんだ。でも狭き門ですよね。
山口:あの何か長期的にもちろん短期で受かればいいんですけれども、あの一夜漬けとかちょっと半年頑張ったから受かったとかそういうものではないので、人生の時間をかけてあの人生の時間を削ってでもチャレンジするに値する資格だと思っているので。
高野:うわ、すごいな。あの弁理士の試験ってどこが主催じゃないですけど、特許庁?
山口:そうですね。ただ特許庁というよりはその知財のあの部署というか。
高野:あぁ行政の知財の部署みたいな、国の。がやってられるんだ。
山口:はいそうですね。
高野:あの国の知財の関係の皆さん見ていらっしゃったら山口さんを通してあげてください。見てないだろうけど一応言っときます。こんなに商標について熱い思いを持っている人は私は知りません。
山口:いやもっとあの先生はたくさん本当にいらっしゃるので。ただあのそうですね、私をきっかけに知財に興味を持っていただく方がいれば嬉しいなとは思います。本当にもっとこう知財について研究されてる先生とか本当に素晴らしい先生たくさんいて、そういう方と お話しする機会があるたびになんて深い世界なんだって感激するので。
高野:へぇどんなところにこう深みを感じるんですか?
山口:そうですね、私まだ商標しかできてないですけれども、例えば特許使っていらっしゃる 先生だと、その技術を例えばえっとなんですかね自然環境を守る技術だったりとか、そういったものをあの扱っていらっしゃる先生はもちろん地球の環境に引いては役立つような技術を作る方々の権利を守る手伝いをしてるっていうことは、やっぱり環境を守ることの一助にはなってると思うんですよね。
高野:おぉあのすいません、めっちゃ素人質問していいですか?その権利を守ることがその環境を守っていくことに繋がるというのはこれどういう意味なんですかね?
山口:あそうですね。あの今話すのはちょっと例にはなるんですけれども、例えばその権利、えっと環境守る権利って言うとちょっと分かりづらいですね。例えばですけれどもま世の中の役に立つような権利っていうのを誰でも使っていいと、特許で誰も独占できないっていう風になったら、あの誰もいい開発をしなくなると思うんですね。特許の法目的っていうのがあるんですけれども、その技術のですねあの保護をするつまり独占をさせると、でその独占をさせるんですけれども一定期間経ったら特許っていうのは商標と違ってあのオープンになるというか、誰でも良くなるんですね。なので一定期間自分が開発するとその独占をできるっていうことは、あの自分えっと利益をもちろん得ることもできますし、他社にライセンスで貸し出すこともできるんですけれども、価値があるからこそみんなこう競ってですね、あの開発をしたりとかいうことができるんです。
高野:なんかまた素人チックなことを言うんですけど、なんかね独占しない方がなんか広がるようなイメージがあるんですけど、そんなことはない?
山口:独占しない、あそうですね、ま広がると言うとえっと例えば1社だけではなくって誰でもみんな使えるようになってしまうと、そのみんなは開発されたものをじゃあ真似すればいいじゃんていう風になりますよね。そうすると新しいものを開発する人のメリットって何なんですかっていう風になってくると思います。真似をされみんなが使えばもちろんいいというものもあるかもしれないですけれども、新しい技術を独占できない、じゃあ他者が開発したものをいただくような戦法にすればいい…。
高野:横取りするみたいな?ちょっと腹立ちますね。
山口:そうですね。でみんながもういろんな技術を真似していいと、誰も独占できないってなると、よりいい開発をするとかは誰が…。
高野:確かにそうですね。そんなバカバカしいことはやらないですよね。あぁなるほどね。
山口:そうするとあの産業の発達に影響するというか。
高野:あぁそういう考え方なんですね。
山口:そうです。特許の私まだ勉強中なのであれですけれど、目的は産業の発達に寄与するというところですので。保護と利用を持ってということなので。独占させない、利用を促進しないってなると産業が発達しない、誰も新しい発明をするメリットがなくなりますね、そういう意味では。
高野:あとえっとねあのIPS細胞の山中教授、この方をね私1回インタビューしたことがあって。インタビューの時はその話が出たか出なかったかもう覚えてないんですけど、あのIPS細胞で確か特許か何かを申請されてたのかな?
山口:そうですね、されていらっしゃると思います。
高野:なぜかって言と、あの大きな要する大資本を持ってるところがお金儲けのためにこの技術を乱用しないためっておっしゃってました。お金があったらやっぱそういうのを開発とかすごい簡単に、簡単じゃないけど、できるけどそれをこう例えば大きな企業が一手に握ってしまってお金払わないと使わせないようにしてたら、山中教授は困ってる人を助けるためにあれを研究して見つけ出されてるので、お金持ちしか助からないような医療技術にはしたくないっていう思いがあられたみたいです。それで特許取る申請したって話を聞いたことがあります。なるほどねと思って。
山口:そうですね。そういったあの考えもあると思いますね。
高野:なんか特許取るっていうと、なんか特許取ってあなたお金持ちになりたいの?みたいなそういうイメージがあるんですけど、そんなことじゃないってことですね。
山口:そうですね、まもちろん取る目的ってあのお金目的というか、それは取る人によるかなと思いますけれども。
高野:でも必ずしもそうじゃないということですよね。もっと広い意味があるってことですよね。
山口:そうですね。商標も同じように悪用されないようにって取る場合もあります。
高野:確かにね。
山口:はい、そうですね。特許もそうですし商標の場合もありますね。
高野:これ特許とか商標って誰が考えたんですか?これ。
山口:それは難しすぎる質問ですね。
高野:すいません。
山口:私がわからない。
高野:誰が考えたんだろ、そういうのってすごいシンプルに思いました。
山口:そうですね、もっとたどればあの私の勉強不足だと思うのでそこは。
高野:いやね、こういうの考えるのってすごいよなと思って。
山口:そうですね。
高野:そうなんですか、そうですか。で山口さんはこれからなんかやっていきたいこととかあるんですか?その商標だったりとか特許だったりとか、便利士っていう分野で。
山口:はい、そうですね。やっていきたいこととしては、自分が岩手出身なんですけれども、岩手にうちの事務所の私が所属している事務所の支所を作って、私の地元の方にも知財のま仕事で貢献したいっていうのがありますね。
高野:岩手のどちらですか?
山口:岩手の花巻というところがあるんですけど。
高野:なんだ、そうですか。いつ頃帰る予定とかあるんですか?
山口:そうですね、資格が取れたらあのすぐにでも支所を開きたい。ま帰るというよりは長くあの関東の方に出てきてますので完璧に帰るということではなく、この拠点でやっていけたらいいなと思ってます。
高野:なるほど、なるほど。あの私今島根県にいるのはご存知?
山口:あ、そうなんですか。島根にいらっしゃるんですか。
高野:そうそう。大阪からUターンしました。故郷島根に。
山口:あそうなんですね、いつ頃?
高野:去年。
山口:あそうなんですね。何か理由があったんですか?
高野:あの宝物がいっぱいあるってことに気がついたからです。
山口:ご自身の地元にということですか?
高野:地元に。
山口:そうですよね。地元の良さっていうのは出てもちろんずっといて分かるのが一番いい ですけれども、出たからこそ分かるところありますよね。
高野:はい。いや花巻も多分いいとこですねきっと。
山口:そうですね。何かこれがあるってもちろん素晴らしいものたくさんあるんですけれども、何もなかったとしてもまずやはり自分が生まれ育ったところは好きですし、特許事務所の数が少ないんですよね。登録弁理士の数も岩手県は5人以下だったと思います、ここの数年ずっと。
高野:それは少ない。でも島根も似たりよったりかな?いるんかなって感じですけどね。
山口:もしかしたらあの西の方は調べたことないですけれども、東あの東北と同じようにですね、あの首都圏でなければ数が少ない県もあるんじゃないかなと思います。
高野:なるほど。まその地元である花巻、でなんか山口さんのその自分のこうスキルだったりとか、経験とかま資格を使って故郷にどんな風に貢献したいなって思ってらっしゃったりするんですか?
山口:そうですね。やはり岩手に残ってですね新しい仕事を始める方っていうのもたくさんいらっしゃるわけで。そうすると岩手で生まれる仕事の、例えば海外進出をする時とかに、海外で例えば先に商標を取られていたりすると進出ができなかった、その名前が使えないからっていうこともありますし、さっき言った国内のこともそうですけれども、やはりサービス大きくしていく時には商標って大事になってきますので。東北発のブランドに対してそのブランド名だったりとか守るようなお手伝いができたらすごく嬉しいなと思ってます。
高野:あぁそうか、そうか。海外とかね海外で押さえられてる可能性もありますもんね。
山口:そうですね。例えば岩手県私の出身地だと南部鉄器っていうの…。
高野:あのお茶入れると美味しいやつ。
山口:そうですね。お茶沸かすと鉄分もちゃんと出てくる。
高野:あの山口さん適宜に突っ込んでいただいていいです、変なこと言うんで私。それだけじゃないわいみたいな。
山口:でも美味しいことはおいしいと思います、地元民も使ってるぐらいです。その有名な南部鉄器という名前、中国でですね商標第三者に取られてしまって。
高野:え、取られたの?
山口:そうなんです。南部鉄器は中国で第三者に取られてるので、うちではないですっていう声明を出しているホームページもあったりとかですね。岩手に限らずですけれどもま日本の古くからある工芸品だったりとか、あと農作物あのルビーロマンとかもそうですけども、石川県の有名なぶどうとかですね、もうルビーロマン韓国で商標先に取られちゃった。
高野:なんかルビーロマンってなさそうなのに。
山口:そうですよね。なさそうだからこそ日本で人気が出たから取られる、偶然じゃないんですこれ。
高野:そういうことなんだ。
山口:そうです。日本で有名になっているものを韓国で自分がオリジナルのように売れるということで、ルビーロマンも第三者が取っている。
高野:あそれもちょっと横取りパターンな匂いですね、それ。
山口:そうですね。ちょっと話が広がってしまったんですが、岩手県からやっぱり出てくる新しい仕事も古い仕事でもまだまだ知財の部分であのちゃんと守れてない企業さんとかサービスとか、良いっていうのがたくさんあると思うんですね。なのでそれがもっと世界に対して例えば岩手でできた工芸品とかを広げていくとかっていう時にも、やはり知財は必要になってくると思うので、そういったところを手伝いできたらすごくあの嬉しいなと思ってます。
高野:これあのすごく、その話を聞くとものすごく身に引きつけて考えられる、なんか他人事じゃない気がしてくるんですけど。まさかですよね、ルビーロマン取る?普通、みたいな。
山口:そうですね。普通は取らないと思いますけれども。韓国だから中国だからとか外国だからどの国だからって関係なく国内でもありますので、そういったあの商標トロールと言ってあの流行りが来そうな名前を先に商標出願してしまう人が。例えばPPAPとかもですね、流行った時に、覚えてますか?ピコ太郎さんっていうのがやったPPAPっていうこうなんですかダンスする、そうですあれも全然関係ない人がやってたりとか。あとチャットGPTもやりましたけれども、検索してみるとチャットGPTに近い名前だったりチャットGPTを出願してる人が何人、全然関係ない人が出してるものがあのさっきのJ-PlatPatで見れたり。そうなんですあの地財戦略戦国時代だと思ってますね。
高野:おぉすごい言葉。
山口:そうですね。いろんなこう知識をネットでも調べられるようになったので先に取っちゃおうとか横取りしちゃおうみたいな人ができてしまうようになっているので。
高野:良い子みんな真似しちゃいけませんよってやつですよね。
山口:そうですね。なのでそういったところを自分の地元にあの守るような貢献ができたらいいなと思います。
高野:花巻の皆さん楽しみにしててください。まもなく戻ります。あいいねが来たよ、いいね が。間もなく山口かなさんが便利士資格を取って戻りますので、その時はもう何でも相談してください。多分答えてくれます。おぉ楽しみですね。
山口:そうですね。まもちろんもっと私が勉強してあの合格した時にはもちろんすごい知識はついてると思うので、それをもっとあの磨いてですね、地元に貢献していきたいなっていうのが夢です。
高野:素晴らしい。それにしてもこう山口さんってね私も何年来のお付き合いになりますかね。結構なあれですよね、お付き合いになりますよね。
山口:初めてコンタクトを取ったのどのぐらいですかね。2019年とかですかね。
高野:多分、うんコロナ前でしたっけ?
山口:そうです、そうだと思います。コロナ前だとは思います。
高野:あぁじゃあもう多分5年とか?
山口:はい、そうですね。
高野:すごい思うのがめちゃくちゃ貢献精神があるじゃないですか。
山口:いや、そうでもないと自分では思ってるんですけど。いつも自分の…。
高野:もう本当ね、なんか貢献の人だなと思うんですよ。
山口:ありがとうございます。
高野:昔からそうだったんですか?
山口:あいえ。全く私30代後半でそれこそBNIに入りましたけれども、30代前半なんかは法人営業をやっていたわけですね。デザイン事務所でももちろんやってましたし、いかに契約を取るか。
高野:もうあれですね、もうハンターですね、ハンター。
山口:そうです。もし貢献する人がギバーだとしたら私はすごくハンター。
高野:テイカーだったわけですね、なるほど。
山口:いかにお客様からイエスを引き出すか、ノーって言われた後にいかにひっくり返すかみたいな。あの他の方へ何かを紹介するだなんて。
高野:もう全部自分で1人締めよ、みたいな感じ?
山口:そうです。異業種の方と関わることももちろんなかったですし昔はですね、そういう時はやはり自分の会社で自分の成績を上げる、同じ営業部署にいる人は皆ライバルっていう意味ですから。
高野:何が変えたんですか?山口さんを。
山口:やっぱりそういう意味ではあのBNIというその交流会で人に貢献するということの素晴らしさを知ったんだと思いますね。
高野:へぇ。でもねま1人占めした方がいいじゃないですか。あの…。180度変わられるって何があったんですかって感じですね。
山口:あのそれこそガリガリと営業していた時は自分が苦しかったですね。やはり客様から契約を取れた時はもちろん嬉しいですけれども、ずっとこれをやっていくのは自分の心が苦しいなと。やはりあの優秀な営業の方っておそらくちゃんとお客様にも喜んでもらって自分の成績だけだと本当の真の意味での優秀な営業マンではないと思うんですね。つまりそういう意味で私もうゴリゴリやってたとはいえ、ただあのできてない営業マンだったから苦しかったっていうのはあると思うんです。やっぱり人の役に立って何が必要か聞いて、それであのありがとうって言ってもらえて、さらに仕事が帰ってくるっていうその仕組みに触れた時にビビッと来てですね。これを一生やっていくんだったら私は1つも苦じゃないと。毎日やっても困らないなっていう風に強く思いましたね、それは。
高野:そうだったんだ、なるほどね。なのでもうとにかくこう人に喜んでもらうっていうところを追求しておられる。
山口:そうですね。もちろんビジネスのところも大事だと思いますが。
高野:なるほどです。いやでもね、あの花巻でどんなご活躍をされるのか注目ですね。
山口:そうですね。あの早く資格を取ってあの岩手にも貢献したいですし、あのなんですか両親もまた喜ぶと思うんですよね、岩手にいる。
高野:岩手のどんなところがいいなって思います?
山口:そうですね、やはりま自然がすごくあの四季がはっきり分かりやすいですね。あのま関東でももちろん四季を感じられますけれども、秋になったら山が真っ赤に染まって、冬になったら真っ白にっていうこの分かりやすい四季を感じられるっていうところに私はすごく幸せを感じますね。ていう中で生きていくのがすごく私は幸せだと感じるので、それをやっぱり感じられるところが自分の地元岩手だと思ってますね。
高野:なるほど、いいですね。私も島根に戻ってきて、あの自然がすごく綺麗なんですよ。で自然って別に日本全国どこにでもあるので何が違うのって言われると、あんまり上手に説明できないんですけど、なんて言ったらあのね関東の自然とは明らかに違うんです、色合いとかが。であの何でしょうね、すごくいいんですよね。
山口:分かります、言語化難しいですけど。
高野:難しいんですよ。
山口:自分の地元の自然がいいですよね、そういう意味では。
高野:あのそうそうあのね岩手の自然も綺麗だと思いますよ。けどなんか、なんだろうな地元の自然がすごく綺麗だなと思って、ぼーって眺めてますけどね、たまに。
山口:分かります、羨ましいです。私もしばらく帰ってないので、あの受験があるとあの里帰りもちょっとおろそかになっているので。
高野:あそうか勉強大変なんですか?
山口:そうですね。あのどの資格もそうだと思いますが、自分との戦いですね。私あの高卒で大学受験もしていないので受験というものにそもそも、勉強するっていうことに…。なのでそういう意味ではあの勉強する好きな分野だとしてもやっぱり勉強するということ自体が大変だなと思う時はありますね、はい。
高野:あの弁理士さんになるのにどんな勉強するんですか?
山口:あそうですね。でも本当にあの法律をいかに理解して、それを応用して答えを出せるかっていうところですので、試験の内容はほとんど条文の内容を問うものなので、商標の法から特許法まで。
高野:どんな問題が出るんですか?
山口:どんな問題、そうですね。何か直接見ていただいた方が分かりやすいとは思うんですけれども。特許庁のサイトで公開はされてます。
高野:えぇ、それ見て私分かるのかな。大体あの条文見るとゲロ吐きそうになるんで、ライターのくせに。
山口:もちろんですね、手元に問題集もあるので読み上げる、あのただ音声で読み上げても多分はぁ?ってなると思うんですよね。だから見ていただいた方が問題の、分かりやすいと思うんですけれども。
高野:論文的な感じなんですか?
山口:いえ論文は2次試験です。あの3次試験までいって、1次試験はマーク式。
高野:あマーク式なんだ。
山口:そうです、マーク式であの商標だけではなくって、それこそ特許もそうですし不正競争防止もそうですし、7つのあの法のジャンルから出るっていう感じですね。
高野:震えますね。
山口:そうですね。範囲が広いなあと思いますね。
高野:やばいもう、あの今問題集ちょっと見てますけど、もうもう全然わからん。
山口:検索できました?
高野:頭が拒否りますみたいな。
山口:そうですね。私も今あの勉強を始めてしばらく経って、問題何書いてるかとかそういうところ、ただ初見の時は確かに意味が分からなかったですね、言ってる単語の意味がもう分からなかったです、最初。
高野:なんか弁護士さんの次に難しいみたいな話を聞いたことありますよ。
山口:そうですね、そうだと思います。あの士業の試験って合格率確かネットで調べても出てくるんですけれども、合格率は低い、低さで言うと確かに弁護士さんの試験と同じぐらい難しいかもしれないですね、司法試験と同じぐらい。
高野:いやこうなかなかね、そのねこれ取るぞっていう気持ちがないとなかなか取れないです ね、これ。
山口:そうですね。私もこの仕事をしていなければあのこの資格にチャレンジしよう、士業の資格にチャレンジしようなんて一ミリも思わないと思うんですけれども。
高野:いやちょっと応援します。
山口:ありがとうございます。
高野:素晴らしいと思います。じゃあ岩手に戻られた折にはまたご連絡ください。おめでとうございますって。
山口:はい、ありがとう…そうですね、是非。あの合格したらあのパレードするってみんなに言ってるので。
高野:あ、いいわ、パレード。素敵、パレード。私日本酒プレゼントします。
山口:ありがとうございます。
高野:岩手もね、美味しい日本酒いっぱいありますからね。
山口:いやそうですね、岩手もありますね、たくさん。
高野:ある。
山口:私、禁酒期間でもあるので全然お酒をそういう意味では飲んでないので。
高野:禁酒?
山口:はいそうなんです。なのであの…。
高野:まさか受かるまで飲まない的なやつ?
山口:ま一滴もということではないんですが飲み会には行かないですし、飲み会に行ってもお茶を飲みますね、基本的に。
高野:めちゃくちゃ根性座ってますね。
山口:いやでもそうですね。私ぐらいのレベルとあの勉強の下手さなのとをそのぐらいやって何年かやって受かるかどうかだと思うので、できることはやりたいなと。できないこともあるんですけども、できることはやる。
高野:あの国の行政機関の皆さん、見ていらっしゃったら山口さんを通してあげてください。
山口:ありがとうございます。
高野:お願いします。そっかいやあの今日面白かったです。
山口:はい、ありがとうございました、私も楽しかったです。
高野:いや商標ってねなかなか自分ごととしてなんか別に取らなくてもええやろぐらいな感じで思うけど、でもやっぱりそうですねこう自分が大事に作ってきたものを横取りされるのは腹立つし。あとはすごい今日面白かったのはそのああいうこう特許とかがなければ誰も良い開発をしようとしないっていう言葉が私は一番響きました。
山口:あ良かったです。もっと私あのちゃんとした法目的の説明があるんですけれども、勉強しててもあの言葉で話そうとするとうまく出てこないんですね、すいません。
高野:あでもね、すごいわかるっていうか、あやっぱそういうなんだろうな産業にとって意味があるんだなっていうのを今日知ることができて、ひとつ頭が良くなりました。ありがとうございます。
山口:ありがとうございます。
高野:ありがとうございます、はい。というわけでまそろそろもうあの1時間あっという間なんですよ、いつも。
山口:そうですね、もう1時間ですね、ありがとうございます1時間もお話し聞いていただいて。
高野:いや面白かったです。またあのこれ YouTubeでアップするのと、あとFacebook上でずっと残るんでタイムライン上に。また見ていただければなという風に思います、皆さん。
山口:今日はありがとうございました。
高野:はい、ありがとうございました。ではまた山口さん、頑張ってください。
山口:はい、頑張ります。ありがとうございました。
高野:はい。ではでは、あのご覧の皆さんもありがとうございました。ではまたお会いしましょう、さようなら。
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