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「私らしい言葉で話す 自分の軸に自信を持つために」(著:SHOWKO)を読んでみた。

こんにちは
イデアレコードの左川です。

良く訪れる中野のブックファーストでは、小説やビジネス本、漫画、専門書などを一通り眺めています。その中で特にデザインに惹かれてそのまま買ってしまったのが「私らしい言葉で話す 自分の軸に自信を持つために」(著:SHOWKO)」でした。

言葉で考え、言葉で分かち合う私たち。
言葉を磨くことは、感性を磨くこと。
――『感性のある人が習慣にしていること』のアーティストによる、言葉と向き合う61のレッスン

しっかりした自分の軸。それは、自分なりの視点、ものさしのこと。自分の軸とはものごとの判断基準、審美眼、価値観とも言いかえられます。軸がしっかりしている人は、自分らしい「感性のある人」です。

他者と自分の違いを認めつつも、揺るがない自分の軸を持つ。他者に流されない。不安にさいなまれない。背筋の伸びた、芯のある人になる。感性を磨く。そのために、今からすぐにできることがあります。それは、

自分の言葉に意識を向けること。

私たちは、言葉を使って物ごとを考え、言葉を使って情報伝達しています。自分を知り、周りを見て、世界に対して心を開く。そのすべてに言葉が欠かせません。言葉を丁寧に使うということは、自分を丁寧に扱うことであり、周りを丁寧に捉えることであり、世界と丁寧に向き合うことなのです。つまり、言葉を丁寧に磨き「私らしい言葉」を持てるようになれば、毎日を楽しみ、前向きに豊かに生きることができるようになります。

「私らしい言葉」を身につけ、思考し、コミュニケーションを取り、しあわせになる。そのための方法をシェアします。

社交的でなくても大丈夫。言葉を身につけ、豊かに生きる。

amazonの紹介文より引用

一見よくある自己啓発・スキル本かと思ってしまうのですが、いざ読んでみると文章の美しさに惹きこまれます。著者が京都で330年続く茶陶の窯元に生まれて陶芸を学んだということもあって、語られるエピソードや比喩も独特で且つ興味深いものとなっています。著者自身も「私らしい言葉」というキーワードを掲げていることもあって、微妙なニュアンスや表現はまさにSHOWKOさんらしい言葉として相応しいかと思います。今度は映画とか小説、漫画などに対する批評を読んでみたい。

ちなみに美しい装幀を手掛けたのは「TYPE FACE」さんでしたが、調べてみるとけっこう印象に残っている本を数多く手がけていますね。


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