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40代のおっさんもハマる絵本 | 「いらないねこ」(著者:ヒグチユウコ)

ヒグチユウコさんの絵本を一度読むとその世界観と絵の可愛さの虜になってしまいます。そろそろ読んでない他の作品をと思って選んだのが「いらないねこ」。さっそく届いたその夜、4歳の娘に読み聞かせしたのですが、いつも読んでいる本よりも少し長めだったせいか、娘はいつのまにか寝てしまいました。そして、自分はそんな娘を放っておいて、最後まで読んでしまった次第です。

捨てられた子猫を「おとうさん」になって
愛情いっぱいに育てるニャンコと
あたたかく見守る優しい猫たちの感動の物語。

大人気絵本『せかいいちのねこ』に続く、
ぬいぐるみのニャンコの新作絵本がついに登場。
月刊MOE連載時から大反響を呼んだ感動作が待望の単行本化!

2017年9月刊。

amazon公式より抜粋

ぬいぐるみのニャンコが子猫を育てるわけですが、なかなか一筋縄にはいかず、いろいろな周りを頼りながら育てていく…そして、別れの日がやってくる。

というストーリー自体は他にもありそうなのですが、ヒグチユウコさんの絵はその物語をより深く情緒あふれる世界へと変えてしまいます。わかりやすい可愛さというわけではなく、すこし不格好な感じがするのですが、何とも言えない不思議な表情は観る者の心にずしりと響き、彩り豊かな服は可愛さをより一層引き立ててます。猫が好きな人はもちろんのこと、猫があまり好きじゃない人もきっとハマるはず‥40代のおっさんがハマっているのですから。

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