茶店を巡る冒険と浅草・千束ワンダーランド その2. 千束商店街の「古き良き」
古い商店街でときどき見かける、こういうケース。好きなんですよね。
見かけると、そうそう!これこれ!と毎度思う。
これこそお店屋さんだなあ。
道具たちも、一緒に年を取ってきたということを語らずとも分からせてくれる。
ずっとお客さんに愛されてきたからこそ、お見せは続き、このケースも一緒に年を取ってきたんだなと。フレームをステンレスで拵えておいてよかったね〜
ペンキ塗りだったら塗装の下が錆びて、ボロボロになっていたかもしれない。
4、50年前にこのケースを買った店主の人は見る目があったし、長く商売を続ける気でいたんだろう。
何でもかんでも買い替えて常に新しく。
古いものは投げ捨てて、新しいものをとっかえひっかえ。
新しいものは良い、古いものはダメ、とにかく早く早く、そんな感じで急かされて生きているせいか、古いものが大事に使われていると、なんかどこかほっとするのです。
仕事で使う道具もときには「古き良き」でいきたいね。