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機動戦士ガンダム『ククルス・ドアンの島』鑑賞記
こんにちは。今野富康です。
えー。観てきました。機動戦士ガンダム『ククルス・ドアンの島』!
待ちに待った映画公開でとてもワクワクしてました。
無理矢理時間をこじ開けて、朝イチの上映回で鑑賞。
私は岐阜の映画館で観たんですが、朝イチでも結構埋まっていましたね。私と同年代くらいの人が半分、若い方もいらっしゃいましたね。
待っていたのは私だけじゃなかったな。ガンダムファンはみんな待ってたんだなと、変な仲間意識を感じつつ鑑賞記に入りたいと思います、笑
オリジンのモビルスーツ、カッコよ。
今回は旧作の『機動戦士ガンダム』第15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクして映画に仕立てた作品です。
なので、オリジナルのストーリーとは違います。もっとも全然気にならないどころか、すごくいい感じになっているのでワクワク感5割増くらいでしたが。
モビルスーツは全てオリジンの仕様になっているのでディティールが精密に描かれていてめっちゃカッコいいです。ガンダムもオリジン仕様なので、肩の部分にマシンガンが仕込まれています。あと、襟元?にカメラもちゃんとついている。
ククルス・ドアンのザクについてもオリジン仕様ですが、こちらは旧作のガンダムを思わせる妙に顔の長いザクで、味があるな。とw
ストーリーに登場するサザンクロス隊の高機動型ザクはめっちゃカッコよくて、そうか地上だとこんな動きをするのね!という納得感がありましたね。砂漠仕様のザクなのかなあ。
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個人的に大好きなガンキャノンやジムも登場しますが、両方とも大破してました。悲しい。
ガンペリーの使い方や、コアブースターの使い方などなど、「なるほど、そうきたか!」的なところもちょいちょいあり、アニメしか見ていない私にとっては楽しい発見でした。
古谷徹さん、古川登志夫さん、池田秀一さんの存在感
本作はアムロ・レイが中心なので、当然ながら古谷徹さんがメインで進行します。子どもの頃に見た頃から変わらず、オリジナルの声優さんでアニメが見られるありがたみをすごく感じました。
その辺は、カイ・シデン役の古川登志夫さん、シャア・アズナブル役の池田秀一さんも同様ですね。シャアは前半でちょっとだけ登場します。夢の中ですがw
今回は登場しませんでしたが、ギレン・ザビ役の銀河万丈さんなど往年の声優陣が残っているうちに他のストーリーも映画化してほしいなあ。と思いますね。
オリジナルのマクベ役立った塩沢兼人さん、ブライトの鈴置洋孝さん、ミライの白石冬美さん、セイラの井上瑤さん、スレッガー(映画版)の井上真樹夫さん、ナレーションの永井一郎さんなどなど、オリジナルの声優陣が鬼籍に入られています。
そんな、ルナ2のワッケイン指令流に表現するなら「寒い時代」の中で、テレビアニメ版ガンダムを見て育った世代としては、オリジナル声優の方がいるだけで胸熱です。
でも、閃光のハサウェイもオリジンの赤い彗星シリーズも、全体的にガンダムは声優陣の奮闘のおかげでいつも楽しく見られてます。プロにとっては当たり前かもですが、超ベテラン人と調子をバッチリ合わせて違和感なく作品を作ってる時点ですげーなと、思っております。
ストーリーは王道
ネタバレは良くないので、詳細は書きません。
この映画の個人的にいいなと感じたところですが、ストーリーが王道です。2時間の映画の中で綺麗に完結するし、ざっくりいうとハッピーエンドで終わるので鑑賞後には清々しい気持ちになると思います。
おそらく、お子さんが見ても楽しめる作りだと思う。
途中、ククルス・ドアンがかつて所属していた部隊が出てくるシーンでは切ない部分もあるのですが、島の子どもたちやホワイトベースのクルーがアニメ版と同じく生き残っている(そうしないと、後で困りますからね)ので、そこ安心してみられます。
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個人的にいいね!と思ったのは、悩むブライトですね。そりゃ、普通に考えれば泰然自若としていられるはずがないですよ。確か設定上19歳ですからね。そう歳も変わらない一般人をクルーにして戦うわけですから、葛藤があって当然だと思う。
そういう細かい人間の機微を描いているところも、この映画のいいところだなと感じました。
エンディングはアニメーションではなく、静止画を表示していくのですが、森口博子さんの美しい歌声と安彦良和さんの温かい絵で思わず泣きそうになりました。
戦争がなかったら、島の子どもたちはもっと幸せだったんだろうなあ。とか、つい想像してしまいますよね。
設定上、戦争があったから生まれた擬似家族なわけですから、そう考えること自体がちょっと矛盾してはいるのですが。
ああー、他のエピソードも映画化してくれないかなーーー。