3.ADHD(注意欠陥多動障害)
この記事は、発達障害当事者として、発達障害の解説を行うために作成した講演資料です。内容は一当事者の考察であることをご了解下さい
ADHDはASDとは逆に、一度のすべての情報が入ってきて、収拾が難しくなる障害と考えられます。
定型発達の人の脳は、五感から入ってくる情報を必要なものとそうでないものに無意識にふりわけ、必要なものにだけ注意を向けています。
ADHDはこの機能が弱いため、多すぎる情報を落ち着いて処理できず、反射的に動いてしまっているようです。
「落ち着きがない」「遅刻や忘れ物が多い」「飽きっぽい」「片付けられない」などと言われることが多いですが、努力だけでは解決が困難で、無理をして疲れ果ててしまうこともあります。
なお、現在では「注意欠如・多動性障害」「注意欠如・多動症」とも呼ばれるようです。