チーズはどこへ消えた?
自分の周りの環境の変化に気付き、適応する。
ここ2年間、自分の周りの環境の変化の激しさに戸惑っている。転勤で引越し、のんびりと過ごしていた田舎から実家のある東京に戻され、激しいぐらいに環境の変化に巻き込まれている状況にある。
「このままではいけない!何か手を打たなくては!」そんな時に出会ったのがMihoko先生とコーチングである。Mihoko先生とのコーチングセッションにより様々な気づきを得ることが出来、その気づきをnoteにまとめる事で、自身の気づきを周りに広める活動を先生としている。
そんな状況の中、最近ある本を読んで自身の状況の変化は必然的に起きたのだと確信するようになった。その本とは、スペンサー・ジョンソン著:「チーズはどこへ消えた」だ。この本は、迷路の中でチーズを探すネズミと小人の話である。迷路の中で日々変化していくチーズに気づき、いかにどのように対応してチーズを手に入れるのかという話である。ここで言うチーズとはあくまで例えであり、僕たちが望む事、欲しい物や環境など様々に例える事が出来る。そして、そのチーズを求めてどのように行動するのかを考えさせられる作品である。
この作品を読んで、自身の周りの環境の変化は僕自身に変化を迫っていると確信する事が出来た。そして、その変化にどう対応していくのかを考え行動していく事の大切さに気がついた。
僕は今、自身のキャリア形成の一環として「日商簿記2級」の勉強をしている。その過程で会計の世界に触れる事が出来た。正直今面白いぐらいに夢中になっている。世の中にこんな世界があったのかと思うぐらいにだ。
しかし、これも自身に起きた変化に対応していく過程で知った世界であり、変化に抗っていたら決して気づく事が出来なかった。
自身の周りで起きているちょっとした変化に敏感になる。僕が今後意識して行きたい大きな気づきなのであった。
Takuya
Mihoko先生に質問です。
Q: 先生自身が体験した中で、最大の変化だと感じた瞬間はどんな時ですか?また、その変化にどの様に対応していきましたか?
A: この「チーズはどこへ消えた?」は2000年代にはやりました。私も手に取ったのが、企業が組織力(稼ぐ力)から個人の育成(育てる力)に移行し、徐々に定着してきた頃でした。
私自身については、これを読む皆さんには何の興味も無いと思いますが、個人の生き方を世の中へ発信でき、存在を知らしめることができるネットワークを使えることは幸せなことであると信じてお答えしようと思います。
私がこれまで体験した中で最大の変化と感じた瞬間は、両親の死に目です。重たい話で申し訳ありませんが、人生で、これが、最大の変化だと確信しています。
私は30歳半ばに両親を失いました。探し求めたのは自立カウンセリングでした。「ロジャースのクライアント中心療法」でした。自立カウンセリングではエンカウンターグループという7,8人の老若男女の場の中で、ファシリテータの介入の下、何しろ味わったことのない安心、安全な空気に身を投じていたことを思い出します。私は、「無」であったと思います。Takuyaさんのように「このままではいけない!何か手を打たなくては!」という意識はありませんでした。この当時、病理的な心の病をどこで治療するのか?・・・現在のように気軽に心療内科や心理カウンセリングを受診することを憚られる、なんとも不自由な世の中であったと思います。私はカウンセリングの勉強(民間の養成機関・通信教育)を始めました。これが心理の世界へ身を投じていったきっかけでした。そして私自身は「無」から意識が蘇生しました。心の痛みや喜びをきちんと感じるようになりました。ちょうどその頃、Co-Activeコーチングに出会いました。コーチングを使えるようになろう、コーチになろう、コーチングのスキルを身につけよう、コーチングを仕事にしようと思いコーチングの養成所のドアをたたいたわけではありませんでした。とにかく、コーチングにより自分の意識や無意識を話すことが気持ち良くてたまりませんでした。自分が知らない自分を探しに行くこと(自分の価値観を知ること、自分の未来を知ること)は不思議でおもしろく、そして喜びの極地でした。私は徐々にアドバンストなクライアントになっていきました。
環境どころか、自分の人生に抗うことはできない、、、そこでどのような対応をしていくかというと、自分の周りで起きていることに目をつぶらずに何が起きているのかを見つめるのです。変化を受け入れようとする状態です。すると、現状と自分のこれまでの認識の乖離を埋めようとする意思が働きます。分からないことを分かろうとする状態です。自分自身に働きかけ、自分自身で応答している状態です。内的傾聴の状態です。それが次の何かを迎い入れる準備になっていることがわかります。この状態は自身の潜在意識を顕在化させているということになります。答えを自ら見つけ出すことができます。答えは自分(クライアント)の中にあると言うことをコーチングが証明しているのです。
mihoko
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