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【経営論】給料を与えずに働かせるには、と考える

インセンティブや成果主義的給与体系を導入して失敗した事例をみている。
結局のところ、カネのための労働は質が低いのである。
では経営者は、何をすれば、自社の労働者から質の高い労働を引き出すことができるのか。

その参考になるのが、優秀な教育ママと優秀な塾講師である。
経営者は、働かせ方改革においてのみ、優秀教育ママ・塾講師を真似すべきである。

優秀教育ママ・塾講師の功績は、子供に、カネを支払わずに最高の仕事をさせたことである。
東大に入った子供は、親からも塾からもカネをもらわずに、高校時代に最高最良の仕事をしたのである。
東大に入った人の高校時代の頑張りを、経営者の自社の労働者が行えば、最高のパフォーマンスを発揮するだろう。

「うちの労働者はカスばかり」と思っている経営者は、今すぐに優秀教育ママ・塾講師のところに行き、次の5つを聞き出すとよい。

1)やる気の引き出し方
2)やる気を失ったときの励まし方
3)成果へのこだわりの持たせ方
4)大量仕事と難解仕事を「楽しい」と思わせる方法
5)どれだけプレッシャーとストレスをかけてもメンタルを故障させない方法

経営者はこの5つの方法を、そのまま、つまり自分でアレンジすることなく自社で真似るのである。
経営者には、優秀教育ママ・塾講師が持っていない、6)カネを支払う、という第6の方法を持っているので、優秀教育ママ・塾講師が子供を育てるよりもはるかに上手に労働者を効率よく働かせられるだろう。


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