独立開業6年目のリアルな収入管理術と成功の秘訣
こんにちは、沖縄県の社労士、行政書士、1級FP技能士の松本です。
士業として独立開業して6年目に突入しました。
おかげさまで顧問先は順調に増え、ひとりで抱えることができる数の上限にまで達しつつあります。
元地方公務員なので、給与は右肩上がりだった時代があります。
ボーナスも年間で4か月分はありました。
よほどのことでもない限り、給与がいきなり激減する、という感覚は当時はありませんでした。
しかし、独立開業して個人事業主となった場合、収入の増減が毎月ダイレクトに感じるので
「このまま売り上げが下がるのでは・・・」
と、恐怖を感じることもあります。
毎月の顧問料はほぼ横ばいで推移しますが、助成金やスポットの依頼を受けたときは、単月での売り上げが2割くらいあがることがあります。
そして私の場合は、顧問料は原則口座振替でお願いしているので、末締めの翌月8日に収納代行サービスにより顧問料が引き落としされます。
そしてそれが私の口座に入金されるのが一週間後なので、だいたい毎月15日前後が報酬入金日です。
15日が休日にあたった場合は、入金日が後ろにずれるので少し悲しくなります。
給与振込であれば、一般的には銀行の休日の前営業日が振込日ですよね。
個人事業の報酬が入金される講座は、私用の口座とは完全にわけています。
「事業用」の銀行口座を設けているのです。
事業に関する入金も出金も、この口座一本で管理しています。
毎月入金された顧問料の半分を私用の口座に振替しています。
事業用の口座一本で管理することで、青色申告の記帳は銀行口座の動きを会計ソフト入力していくことがメインとなります。
現金は極力使わず、消耗品、書籍代などの事業関連の支出は、事業用のクレジットカードでまとめています。
さらに毎日クレジットカードを使うのではなく、
・消耗品を購入する日は5日
・書籍を購入する日は25日
と決めています。
そうすることでクレジットカード明細の5日の出金は消耗品だな、25日の使用は書籍代だな、ということが判別しやすくなります。
ガソリン代は3000円と決めているので、すぐにわかります。
開業して5年もたつと、消耗品や備品を購入することが少なくなってきました。
最近では経費を使おう、節税しようと思うより、
税金を払ってキャッシュを残した方が良い
と言う考えを持つようになりました。
-経費を使う-税金を払う、だと現金は残りません。
+利益が残る-税金を払う、だと口座に現金が残るのです。
顧問先の数もひとりで抱えることができる上限に達しつつありますから、右肩上がりに伸びるわけではなく、横ばいあるいは減少する方向性の方が高いです。
補助員を雇用してさらなる拡大を目指す、という考え方もありますが、私としては「私」という商品の高みを極め、最高のパフォーマンスを顧客に直接提供したい、という思いがありますから、規模の拡大は求めずに今できる限りの範囲で今後も続けられたらな、と考えています。
ただし、小学5年生の末っ子が中学生以降に成長した場合は、ある程度子育ても手離れできてくることから、なんらか新規事業など起こしてみたいな、という思いもありつつです。
個人事業主として独立するからには、お金の管理はすべて自己責任です。
青色申告を行うためには、複式簿記の知識は欠かせません。
フリーランスとして独立を検討している方は、簿記3級を勉強しておくことをおすすめします。
会計ソフトで簡単に記帳できますが、簿記のしくみを理解していると数字の間違いに気づくことができます。
いつなんどき収入が激減するという可能性もありますから、現金が残る方向で管理していくようにしてくださいね。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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