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なんでそんなに自信を持てるんですか?
よく聞かれる。そんなに自信満々に見えるのか?
4月生まれだからか(クラスで成長が早いことから来る勘違い)とか、親に肯定されてきたからか、とか、バブル世代だから(未来は常に明るい)とか、色々考えてはみるけれどどうもしっくりこない。
それに、別に自分に自信があるというわけじゃない。私だって怯むことはあるし悩むこともある。ただ、最終的には何とかなるんじゃないかと思っている、というか何とかするのだ。
今日、SNSで友人の投稿を読んでいてハッとした。その原因がわかった!
それは、若い頃にある程度責任のある仕事を任されていたからということじゃないかと。
私の周囲にいる人は大抵そうだ。20代の時に最前線に立たされ、窮地に立っても逃げずになんとか切り抜けてきた、そんな経験を皆持っている。
自分の頭で判断するしかない営業現場の前線で、社の代表として交渉させてもらえた。足が震えながらもなんとか立ち向かってきた。失敗もしたけれど、その失敗は自分で尻拭いして決着をつけてきた。それは小さな組織にいたからこそかも知れない。
・派遣スタッフが行方不明になり現場で怒鳴られながら謝った
・学生バイトが試験で全員出られない現場に私が金色のコスチューム着た
・有名タレントが急病で出られなくなった結婚式のMCがまわってきた
・謝罪現場でつい口が滑ったことに激怒されヤクザ並みにすごまれた
・九州一円キャンペーンの企画プレゼンから運営まで総指揮を執った
・某大企業の新入社員研修1ヶ月間のメイン講師を務めた
今思えば、あんな若造によく任せてもらえたなと思うけど、決してそれは狙って教育したわけじゃなくて、単に人手不足だったんだろうな・笑
若いうちの経験が多ければ多いほど、その後の自信につながると思う。責任を取りたくないと逃げてばかりいると、その時は楽チンでも、将来必ずしっぺ返しは来る。若いうちの失敗は許してもらえても、年取っての失敗は致命傷になりかねない。
自信ありげに生きている人は、自信があるんじゃなくて、修羅場を切り抜けてきた経験から今回も何とかなる、そう思っているだけなんだと思う。
50代以降を楽しく生きるには、若い頃にサッサと苦しい思いをしといた方がいい。体力も気力もあるうちに。
そして、管理職の私世代の人には言いたい。若い人たちにたくさんチャンスをあげるべきだと。失敗を怖がって任せないでいると彼らは育たない。彼らや会社の将来のためにも。
んー、子育ても同じかな?