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開業して3年を振り返って

 この4月で開業して丸3年を迎えることとなりました。一度、ご縁をいただいたお客様から継続して仕事がいただけること、過去に関わりのあった方々からのお声掛けいただけること、この2つが大変有難いと感じていることは、3年目も全く変わりませんでした。
 
 3年目は、確定申告の期間までは、会計記帳のご支援をしているお客様の対応が主な仕事になりました。それがひと段落した後、事業復活支援金の事前申請の仕事がかなり立て込んだ感がありました。残念ながら継続していただける仕事へ結びついたお客様には巡り合いませんでしたが、ちょっとした相談の電話をお受けたりもしていて、何かがあれば、ご連絡をいただけるぐらいのインパクトを残せたお客様もいたかなと思っています。後半は神奈川県行政書士会の支部の区役所等での相談員としての仕事が本格化しました。たまたま、ある相談会で自分のスキルにマッチしたお客様からの相談があり、順調にいけば4月以降継続的なお仕事に結びつくかなと思っています。

 継続取引をいただいているお客様からは、色々なオーダーをいただき行政書士としての経験は重ねることができたかなと思っています。まず、設立のお手伝いをした医療法人様からは、認可行政庁への決算期後の事業報告、代表者変更の届出といったお仕事をいただきました。そしてそこの理事の方からは、別法人設立の定款作成のお仕事もいただきました。理事をしているNPO法人では、各種補助金受領のための申請書や報告書の作成、各種内部規定の変更、定款変更認証の業務などの仕事に携わることができました。提携している社労士事務所さんからは、相続人調査のお仕事をいただきました。
 また、以下は行政書士の仕事とは言えませんが、医療法人では出納に係る業務をお受けすることで、毎月一定額をいただけることになったこと、NPO法人では年末調整や社会保険、地方税といっ人事関連の仕事や、法人内でのトラブルに対する対応などもあり、所謂総務周りの仕事全般を対応できたのもスキル向上という意味ではよかったかなと思っています。

 継続的に仕事をいただくことは実入りという意味では大変良い事なのですが、逆に考えなければいけない点も見えてきました。ある勉強会でご一緒する先生から、自分の事務所の後継者問題を解決していきたいといったお話を聞く機会がありました。このテーマについては漠然とは考えていたのですが、改めて自分の今の仕事を俯瞰してみると、特にNPO法人に関しては、かなり、小職が不在となった場合のリスクが高いなと思い、どのように解決していくか、代表とも少し話をして、今後何らかの対応を取っていこうと考えています。

 県や市の公募委員の仕事(神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会、川崎市地域包括支援センター協議会)は、2年目でそれなりに理解が制度への進み、色々申し上げられることも増えてきたのが実感です。特に県の委員の仕事は、色々なNPO法人の活動振りを申請書を通じて拝見することで、理事をしているNPO法人の仕事にも大変参考になることが多く、得難い経験を得ることができました。任期が2年でこの3月の会議で実質的には任期切れとなることは正直残念でなりません。
 
 4年目は、前述の通り県の仕事が終わるので、また新しいことにチャレンジするかなと思っています。
 まずは冒頭に書いた、新しいお客様とのお仕事です。このお客様はマンション管理組合で、すでにマンションの築年数は50年を超えていて、ここ数年で立替に向けた管理組合としての意思決定のプロセスを踏む必要があり、マンション管理組合にとっては避けては通れない大きな問題を抱えています。比較的組合員数が少ないので意思決定の意見集約は難しくないと思う反面、立替となると容積率の余裕がなく、追加資金の拠出も視野に入れると意見集約がしにくいと思われます。差し当たっての仕事はマンション管理組合規約の内容見直しになりますので、マンション管理士の仕事でもあり、行政書士の仕事ともいえます。マンション管理会社に在籍していた過去の経験が生かせればと思っています。
 さらに、うまくいけば10月以降、週に2日程度の時間を使うことになる仕事に携わることになればと考えています。こちらは仕事が決まったら改めて書いてみたいと思っています。

 慣れによる仕事上のミスも少しあったので、気を引き締めて4年目がスタートできればなと思っています。


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