事業再構築補助金のご支援
事業再構築補助金の第一回申請が4月15日に始まり4月30日でエンドとなりました。自分自身はまだやったことのない補助金の申請ですが、これは中途半端にできるものではないなと、要領等を見て、感じています。要領等が開示されたあと、提携をさせていただいている先生からやらないかとお声をかけていただきましたが、正直申し上げて他の仕事との兼ね合いもあり、4月納期ではお断りしました。その理由はお客様以上にお客様の事業をわかっていないと、事業計画のストーリーが構築できないですし、この補助金が本人申請しか認めていないことが示すように、申請されるご本人の事業計画を遂行する覚悟を求められる補助金だからです。言い換えれば士業におんぶにだっこで作成された事業計画ではだめで、お客様の頭の中にあるものがあって、それが言葉足らずであったとし、何かしら表現されたものがないとお手伝いができないと考えたからです。私が過去に在籍した会社では、中長期の事業計画というのは最低でも半年から長ければ1年をかけて議論をし、練り上げて作成していました。計画の中心は理念的なもので、計数的なものは毎年の見直しが前提となります。事業再構築ということはそんなレベルの話ではないかと思います。コロナの問題で、時間的な余裕があまりない経営状態にあるお客様もおいでになるのかもしれませんが、それであればなおのことお客様の思いを多少ともなり、紙に落としてご相談を頂けたらと思っています。事業計画を一から作るということは大変で、時間も要するということお客様にもご理解を頂きたいのです。事業計画は、事業を実際にやられているお客様の頭の中にすでに答えがあるのではないかと思います。それを引き出すことが、お手伝いをする側の役割だと思っています。