モンスターペアレンツを生んだのは・・・と感じた日本引率fromオーストラリア
オーストラリアで学校の先生です。
2週間ほど、中3から高2の生徒を日本に引率していました。
出発前に保護者、生徒、引率教員、学校の責任者でWhat’s upグループを作成。What’s upとはLINEのようなものです。
学校からは、目的地ごとや姉妹校での活動ごとに適宜、アップしてね!
というオーダーだったのですが、元日本の学校の先生、めんどくさく、要求の多い日本の保護者と10年以上付き合った経験から、逐一報告をしていました。
こうすることで、相手から「何をしているのか」と聞かれるわずらわしさが軽減されます。その上、タイムリーに報告をすれば1日の終わりに、あれもこれもと振り返ることもありません。
もちろん、大切な子どもを預かっている責任感や保護者に安心してほしい気持ちもあります!
姉妹校での活動1日目、十分に写真とコメントで保護者に報告終了。
2日目の朝、ある保護者から個別にメッセージが・・・
え?
モンペ降臨!?オーストラリアで?
で、ふと思ったんです。
もしかして、こちらが丁寧で便利にすればするほど、それ以上を求めることは普通のことなのかも。で、それを助長しているのは、学校側なのでは!?
引率の先生は2人の子持ちで、こんなメッセージきたんだけど。と、相談すると
「おかしい。自分も親だからわかるけど、子どもが海外で安全でどんな活動しているかわかればいいし、先生には感謝しかない。」
と言われました。
実際にこの1人を除いた保護者はこっちの意見で、日々のアップデートに感謝のメッセージをいただきました。
日本なら、こんなメッセージが来たら、ここまで強気には出れないと思うのですが、引率の先生にも確認をして、こんなふうに返事をしました。
教育におけるサービスって本当に難しいと感じた出来事でした。
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