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お金の稼ぎ方に対する4つの分類とは?【サラリーマンの支援室#5】

四ノ宮一希 | サラリーマンの支援室です、note投稿#5です。


お金の稼ぎ方に対する4つの分類とは?

これまでの概要紹介のとおり、今後の投稿は”サラリーマンの資産を増やす”というテーマを中心にサラリーマンを支援できたら良いなと考えています。

まずはサラリーマンの立ち位置や特徴を再認識するためにも、サラリーマンに限らずお金を稼ぐにはどんな方法があるのか、その分類の考え方から紹介したいと思います。
私もこの考え方を知ってから、自分の仕事やキャリアに対する枠にとらわれた考え方やバイアスのかかった価値観などから抜け出し、より柔軟に長期的に考えられるようになりました。

キャッシュフロークワドラントとは?

それは一昔前からベストセラーになっている「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズで有名なロバート・キヨサキ氏の提唱した『キャッシュフロークワドラント』という考え方です。キャッシュフローとはお金の流れ、クワドラントには4分割という意味があります。それらを合わせた言葉であるキャッシュフロークワドラントとは、お金の稼ぎ方によって人々を4つの分類に分けた考え方のことです。下図を参照ください。


キャッシュフロークワドラント


4つの分類は、

E:労働者(Employee)

S:自営業者(Self Employee)

B:ビジネスオーナー(Business Owner)

I:投資家(Investor)

に分けられます。超簡単に各分類を説明すると

E:労働者(Employee)

サラリーマンをはじめ、公務員、パートアルバイトなど基本的に自分の働く時間をベースにお金を稼ぐ人々が当てはまります。この分類の考え方で興味深いのは、会社の社長や役員でもオーナーでなく所謂サラリーマン社長の場合は労働者に分けられる点です。また専門性の高い医者や弁護士なども勤務している場合はこちらに分類されます。

日本では最も多く約8〜9割の人々がこちらに属していると言われています。

S:自営業者(Self Employee)

個人事業主、個人事務所や店舗事業、開業医などが当てはまります。個人でのYoutuberやプログラマーなどもこちらに分類されます。

B:ビジネスオーナー(Business Owner)

ある程度の大きな会社の所有者(株主)、起業家、お店のオーナー、家主、印税収入の権利を持つ人などが挙げられます。自営業者との違いは、自営業者は自分自身が働くことでお金を稼いでいるのに対し、ビジネスオーナーは自分自身が働かなくても他の社員が働いたり、仕組みを構築することでお金を稼ぐことができるという点です。

I:投資家(Investor)

株や債券、コモディティ、不動産などに投資を行ってお金を得ている人々が当てはまります。投資家もビジネスオーナーと同じように自分自身で働く必要がなく、お金がお金を稼いでくれる状態になることが特徴となります。ただし原資となるお金や資産は大きくないと投資家だけで生活することは難しくなります。

4つの分類を2つに分ける大きな違いとは?

また4つの分類を大きな2つに分けるとするなら、キャッシュフロークワドラントの図の左右の違いとなります。この違いは「自分が仕事をしていない間もお金を生み出してくれる資産」を持っているかどうかです。

左側の労働者(E)や自営業者(S)はどちらも自分自身で働いて稼ぐ人々でした。1日に働ける時間には制限があるため、稼ぐことのできる金額の上限にも達しやすいです。

右側のビジネスオーナー(B)や投資家(I)は資産(会社や株、債券など)を持っています。仕組みや他の人やお金に稼いでもらうので、稼ぐことのできる金額の上限は資産が大きくなれば更に上がります。人やお金に動いてもらうことでお金を稼いでいるため、労働者(E)や自営業者(S)と比べて自由な時間も手に入りやすいとされています。

更に世界の富の割合は、ある2022年の調査によると、世界の上位10%の富裕層が持つ富は全世界の富の約76.3%にもなります。そしてその上位10%の富裕層は約60%がビジネスオーナー(B)や投資家(I)ということです。

以上が『キャッシュフロークワドラント』の超概要です。次回からこのキャッシュフロークワドラント図のサラリーマンの立場を視点の中心において、資産を増やすために私がどう考え方や価値観を変えたか整理したいと思います。

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