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『それってどうなの?驚愕の人材業界営業スタイル!』 人材業界に変革を起こす「世直し活動」 Vol.2
皆様こんにちは!
キャリアコンサルタントの長田です。
本日も採用に携わり10年超の中で、自分自身が実感している昨今の人材業界の異常とも思える「業界の体質」や「悪しき風習」についてきちんとお話しして、それを理解して人材業界の被害に遭う方を少しでも減らさねばならない。「世直し活動」の一環としてこの記事を書かせていただいております。
全ての人材紹介会社や転職エージェント担当がこの通りではないと信じていますので誤解のないようにお願いいたします。
皆様の企業採用において少しでもお役に立てる内容でしたら幸いです。
今回も顧問先企業で採用マネジャーの立場として人材紹介会社からの営業を受けた時に感じた「???」っていうお話をお伝えさせていただきます。
複数の顧問先企業様で採用マネジャーの立場でいる私は日々多くの人材紹介会社や求人広告会社から営業を受ける立場でもあります。
そんな私の元にとある求人広告会社さんから一本の営業電話がかかってきました。
『求人広告を見てお電話させていただいたのですが…』
志願兵としてのエントリーかと思いきや、
『当社のプラットフォームにも掲載いただけないでしょうか?』という営業電話でした。しかも非公開求人を見ての営業電話です。
どういうことかというと、この営業マン(もしくは求人広告会社が組織的に)が
ガセの求職者として登録しておいてエントリーして、知り得た情報を元に営業電話をかけている。一見、積極的な営業で素晴らしくも思えますが私金融業界出身の身からすると絶対にあり得ないことです。
これを金融業界で同じ営業手法に例えるならば、
① 用事もないのに銀行内をうろついて、融資のローカウンターから出てきた方に
『当社でも事業性融資を扱っているんですけどお話聞いていただけますか?』
②用事もないのに証券会社に情報収集目的で訪問し、取引を終えたお客さんに
声掛けして『当社でも投資信託があるので一度お時間ください』
③用事もないのに来店型保険ショップに相談に行ってお店を出た人に『もっといい保険があるのでご提案させてください』
っていう営業をするのと全く同じことです。
金融機関出身の方ならどれくらい異常なことかすぐにお分かりいただけると思います。そして、顧客の立場でこのようなシチュエーションで声かかされたらどれくらい違和感があるかわかるはずです。
また、求人掲載会社も掲載内容をこのように二次利用しない事を厳しく規制していません。その背景には、求人掲載会社自体も同じオペレーションで求人を獲得しているからです。(同社社員証言)
業界ではこれが当たり前の流れのようですね。
なので、人材業界の社会的地位っていつまでたっても上がらないのでしょうね。
そんな業界を変えていきたい。これからも私の「世直し活動」は続きます。
There is no problem you cannot recruit your way out of.
〜リクルートで解決できない問題はない〜