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成行注文 vs 指値注文 vs OCO注文

ポジションを持つ前に、多くのトレーダーは
利確と損切りのプランを立てます。
ポジションを持つとすぐに損切り設定を行うことは、
トレーダーの大原則です。

ストップロスは、ポジションを立てるための
「証拠金」を守る「命綱」です。
しかし、中にはあえて損切り設定をしないトレーダーもいます。

成行注文

「ストリーミングトレード」を常時行うトレーダーは、流動的に動く価格を
買いや売りで捉え、数分後には別の潮目を見て反対売買に切り替えます。
あまりに素早いスキャルピングでは、成行注文で利確を行います。
損切り設定をいちいち行っていると、
利確のタイミングを逃してしまうからです。

指値注文

成行注文に対して、取引価格を指定するのが指値注文です。
その場で約定せず、為替レートが指定した価格に達すると
取引が成立します。
自分で予測を立てて取引価格を決定できるため、
損益見込みを立てやすい利点があります。

OCO注文

OCO注文(One Cancels the Other)は、エントリー直後に
利確の値段と損切りの値段の両方をプランできる、
指値注文をさらに進歩させた優れた注文方法です。

たとえば、100円50銭で米ドルを買い、101円で利確し、
99円50銭になれば損切りするというように、
2つの注文を同時に出すことができます。

このOCO注文では、一方の注文が約定すると、
他方の注文は自動的にキャンセルされるため、心配はありません。

損切りは心理的に難しいと感じる人も多く、
成行注文では損切りをためらってしまうトレーダーもいます。
そうした場合、機械的に処理してくれるOCO注文が便利です。

利用可能な注文機能

従来から株取引で利用される利確のための指値注文、
そして損切りのための逆指値注文も、
FX会社では標準的な注文機能として備えられています。
株取引に慣れたトレーダーは、これらの機能も利用できます。

まとめ

  • 成行注文: 流動的な価格変動を活かしたトレードに向いており、
    素早いスキャルピングに適しています。

  • 指値注文: 自分の予測に基づいて取引価格を指定できるため、
    損益見込みを立てやすいです。

  • OCO注文: 利確と損切りの両方を同時に設定でき、
    一方が約定すると他方がキャンセルされるため、
    心理的負担を軽減します。

それぞれの注文方法には特有の利点がありますが、
自分のトレードスタイルや心理的傾向に応じて、
最適な方法を選ぶことが重要です。


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