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エックスサーバー間でのサイト引っ越し
🟦はじめに
2つの異なるエックスサーバーのアカウント間でのサーバーとドメインの移設なるお話しが届き、注意しなければならない事項があるため、その作業工程を残しておこうと思います。
対象のサイトは、WordPress を使用し、ドメインは .co.jp です。
🟦ドメインの譲渡
エックスサーバーのアカウント間でドメインを動かす場合、「ドメインの譲渡」の手続きが必要になり、エックスサーバーのサポートまで連絡して、その手続きを行います。
🟦注意
ドメインの譲渡の処理が終わると移設先のドメインの管理画面で対象のドメインが表示されます。但し、ドメインの持ち主が変わっただけで、そのドメインの接続先は、移設元のサーバーです。
ここで注意があります。移設元のサーバーのサーバーパネルにある「ドメイン設定」で対象ドメインの「削除」は、まだ、やってはいけません。この「削除」をクリックすると移設元のサーバー上にあるサイトのファイル全て削除されます。
🟦移設元サイトのファイルを取得
FTP接続しファイル一式をダウンロードし、phpMyAdmin を起動して該当するデータベースを全てダウンロードする作業を行うわけですが、WordPress の引っ越しのプラグインを利用するのがお手軽と思われます。但し、上記の通り、移設元のサーバーから削除されてしまうことから、念のため、ファイル一式とデータベースのダウンロードを併用することを推奨します。
🟦移設先のデフォルトのフォルダを使う
エックスサーバーのレンタルサーバーを契約すると「xs」からはじまるフォルダがサーバー上にデフォルト(削除不可)で作成されています。ここにサーバーパネルの「WordPress簡単インストール」で WordPress をインストールします。
インストール後、移設元のサイトからデータを移設先のデフォルトのフォルダ下にある WordPress へ移設作業します。前述「注意」のところで記載した理由により、移設元のサイトが閲覧できなくなることから、本デフォルトフォルダに一旦移設し、移設前後の比較ができるようにします。
なお、移設のプラグインを利用している場合、本デフォルトフォルダのサイトのデータで改めてエクスポートし、本来の移設先に使用することを推奨します。
🟦ドメインの設定作業
この段階で移設元のサーバーのサーバーパネルにある「ドメイン設定」で対象ドメインの「削除」を行い、移設先のサーバーのサーバーパネルにある「ドメイン設定」で対象ドメインの「追加」の作業を行います。
「削除」はすぐに反映されますが、「追加」の反映はクリック後1時間ほど待つことになります。
🟦本来のフォルダへ移設
上記のドメイン設定で追加が反映されれば、サーバー上にそのドメインのフォルダが作成されるので、そのフォルダ下で WordPress をインストールし、各データをインポート、表示チェック、動作チェックで完了です。
投稿やアーカイブでリンク切れが起きている場合は、パーマリンクを変更せずにそのまま「更新」を1回クリックすれば、ほとんどの場合なおります。
デフォルトのフォルダにインストールした WordPress のサイトは、削除するなりアクセス制限して残すなり、臨機応変に対応してください。
🟦最後に
他社が制作されたホームページであっても移設や修正などのご要望があればお気軽にお問い合わせください。