倒幕やら勤王だとかは関係なく、一般市民はせっせと色恋なんかもしてたわけだ。
人々よ。
江戸時代は何も、武士と官僚ばかりではない。
市井の人々、つまり町人、パンピーだって日々を暮らしていたわけです。
何も生類憐れみの令や、ペリー来航で日米修好通商条約やら、五稜郭やら倒幕やら勤王だとかは関係なく、一般市民はせっせと色恋なんかもしてたわけだ。
江戸には恋が溢れている。
小説、音曲、芝居、浄瑠璃、浮世絵、黄表紙、洒落本...好色であることが誉高く、人が粋に通じ、人情に満ちたこの時代の恋は、どこか切なく、辛い覚悟を秘めている。
ほんのり温かい一冊でした。
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