億単位の金がパー
人々よ。
一時流行った仮想通貨。
億単位の金がパーに。
なぜなら、財物に該当しないから、取締も難儀する。
著者自身、警視庁入庁、警備部警備第一課、公安、警備局警備企画課、CIROを経るという経歴を持つ。
その為、組織内の動き方、各所の相方など実に臨場感溢れる。が、リアル過ぎると言うか、物語として読み物としては、もう少々フィクションというか構成が欲しいところ。『ハニートラップ』では、多分に発揮されていたが。
ディテールに関しては、素晴らしい。
濱氏の作品はまだ二冊しか目を通していないので、噛みしめたい。
構成が起承転結という安定感というか、漫画ちっくなので、ここにキャラが立つと化けるな。
次作へ期待。