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乳と卵


人々よ。

大阪でホステスをする姉とその娘が、三日間だけ東京に住む妹のもとへ上京する。

姉は豊胸手術することに取り憑かれている。

娘は喋ることを拒み、筆談で会話を行う。

子を産み、変わる自身の体。

美を求めるそれとは違う、それ。

100ページに満たない一冊だが、読了後の疲労感は否めない。

読みづらい。内容は良しとして。

いや、良くないか。

個人的には合わなかったというべきか。

一文も恐ろしく長い。

こんなにも句点で繋ぐ文章は中々お目にかからない。

芥川賞受賞作のようです。

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